前回プルーストの死後編集者等の手の入った六巻以降が読みやすいと書いた。
その理由だが、フランス語の過去形の文法は知らないが、どうも他人が編集した後半は時系列の序列が常識にかなっている。
それにたいして、第一巻冒頭は現在、あるいは現在までの経験の要約と子供時代に追憶が入り混じって記述されているのでまごつく。少なくとも日本の訳ではこの二者が同一平面(?)で記述されているので妙な抵抗感があるのだろう。
ある書評でこの経緯を知って「なるほど」と得心がいった。
前回プルーストの死後編集者等の手の入った六巻以降が読みやすいと書いた。
その理由だが、フランス語の過去形の文法は知らないが、どうも他人が編集した後半は時系列の序列が常識にかなっている。
それにたいして、第一巻冒頭は現在、あるいは現在までの経験の要約と子供時代に追憶が入り混じって記述されているのでまごつく。少なくとも日本の訳ではこの二者が同一平面(?)で記述されているので妙な抵抗感があるのだろう。
ある書評でこの経緯を知って「なるほど」と得心がいった。