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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<パリ・オリンピック雑感 2024/8/4-2>
女子サッカー、準々決勝、なでしこジャパン対USAは、日本チームのまったく途切れることない集中力、緊張感が観客席までひしひしと伝わってくる試合だった。劣勢が予想された日本が堅守でUSAの攻撃をしのぎながら、カウンターで反撃した。日本のゲームプランどおりの展開だったのではないか。しかし、決定的チャンスの一歩手前ぐらいまで詰めることはあっても、結局ゴールを決めることができず、延長前半終了間際に決勝点となるゴールを奪われ、準々決勝での敗戦となった。「ゴールを決めなければ、勝てない」という、あたりまえのことを強く再認識させられた試合だった。試合後のピッチには、日本とUSAの2つの輪ができた。日本の輪の中では、どんな言葉がかわされたのだろうか。なでしこジャパンの次の目標は、2027年にブラジルで開催されるFIFA女子W杯だ。




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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/4>
タイトルの日付がずれていたので、今日から修正。昨日は、午前中に、ポルト・ドレ宮殿のなかの博物館での特別展示「OLYMPISME UNE HISTORIE DU MUNDE(オリンピズム 世界の歴史)」を観に行った。オリンピック開催期間中のオリンピック文化プログラムに位置づけられるものだ。1896年アテネ大会から、各大会の模様を大会ポスター、当時の写真などで、わかりやすく紹介している。感心したのは、大会の「光」の部分だけでなく、「陰」もしっかりと取り上げていること。第1次、2次世界大戦で大会が開催できなかった期間では、戦争の悲惨さを語る写真が展示されていた。意外だったのは、日本が初参加した1912年のストックホルムから、特に初めのころの大会での日本の選手団の写真が多くあったこと。初期の大会での日本の存在感の大きさ、重要性を再認識させられた。また、1980年モスクワと1984年ロサンゼルスの両大会が、「ボイコット」というくくりで、セットで紹介されていたのも面白かった。少し急ぎ足で観たつもりだったが、いつのまにか1時間20分ほどたっていた。次の予定があり、貴重な映像を十分に見ることができなかったのが悔やまれる。日曜日の午前中、ぼくの他にも、大勢の方が観覧していたが、日本人を見かけることはなかった。






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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/2-5>
男子サッカー準々決勝、日本対スペインを、TEAM JAPAN HOUSEのパブリックビューイングで観た。JAPAN HOUSEは、オリンピックのときに、日本オリンピック委員会(JOC)が開催都市に設ける現地事務局であり、関係者の交流拠点である。今回は、エッフェル塔近くにある国際交流基金パリ日本文化会館を借りている。その中にある「オリンピックライブ映像」コーナーで、前半20分過ぎからライブ観戦した。一応、事前に予約した者が入場できる施設なので、旧知のJOC職員に連絡をして申し込んでおいた。
ライブ映像は、普段は、IOCが提供する国際映像を放映しているそうだが、この日は、NHKが日本で放送している番組を、インターネットのTEAMSを使って流していた。国際映像だと実況、解説がつかないので、試してみたとのことだった。なので、日本語の実況・解説付きなのはよかったのだが、映像はちょっと荒く、「カクカク感」があった。
試合は0対3の負け。前半の最後に細谷の同点ゴールが決まったようだったが、ほんのわずかのオフサイドで得点が取り消された。相手はスペインだ。カタールW杯では、三苫の1㎜でスペインに勝ったが、今度は細谷の1㎜(?)がスペインを救ったことになった。他にも、日本のシュートがポストやクロスバーをたたくシーンもあり、この日の日本にはツキがなかった。ただ、それ以上に、スペインが巧く、速く、そして強かったことは、誰の目にも明らかだった。
さて、この日、まったく予期しないサプライズがあった(予期しないからサプライズなのだが)。実は、元の会社にいたときに、2012年ロンドン大会のときのJAPAN HOUSEの運営に携わっていた。そのときに、ロンドンで一緒に詰めていた元同僚が、再び、今回のJAPAN HOUSEの運営スタッフの一員になっていたのだ。2人ともすでに当時の会社を辞め、10年以上連絡をとっていなかったのだが、まったく偶然に出くわした。オリンピックがくれた再会を、しばし喜んだのである。




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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/2-4>
男子サッカー準々決勝、モロッコ対USAは、モロッコが、会場を埋めた、そして会場に入れなかった大勢のサポーターの期待に応えて4対0で快勝した。スタジアムはほぼ満員。ぼくの席はモロッコサポーター側のゴール裏上段。入場ゲートが一緒だったので、入る前から周りはモロッコサポーばかりだった。中には、チケットをもたずに強行突破しようとして、屈強な警備員に押しもどされたのもいた。
試合は序盤からモロッコのペース。そして、モロッコのゴールが決まると、あちこちで発煙筒がたかれた。ふだんから慣れているせいか、警備員もほったらかして、火が消えるのを待っていた。危険ではあるが、雰囲気は最高だ。よいことではないが、海外サッカー観戦の醍醐味でもある。
ゴールが決まると、場内の大型スクリーンに「GOAL GOAL GOAL」の文字が映し出され、その後に「BUT」と出る。「BUT」はフランス語でゴールのことだ。それを初めて見たとき、「あれ、今のゴールは取り消されるのか?」と思ってしまった。GOALとBUTを一つの文のようにとらえてしまい、勝手に「GOAL、しかし・・・」と解釈してしまったのだ。
モロッコが3点をリードしていた後半30分過ぎから、帰る観客が増えた。ぼくも、めったにしないのだが、次の日本対スペイン戦のパブリックビューイングを観るために残り10分で席を立った。しかし、スタジアムの周りを囲むフェンスの扉は閉められたままで、先に出ていた観客も立ち往生していた。こんな光景も初めてだ。しばらくすると、警備員の親玉の指令のもと、開門された。ロスタイムを気にしながら、メトロの駅へと急いだ。





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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/2-3>
パリ・五輪のサッカー会場「パルク・デ・プランス」のフード&ドリンク店では、ビールは売っていなかった。ノン・アルコールビールは、あったが、「コロナ・セロ」ではなかった。メニューにあった「No-alcoholic lager-50cl」を飲んだが、まったくビールの味はせず、レモンスカッシュのようだった。周りの誰も飲んでいないのがよくわかった。これなら、まだコカ・コーラの方がビール代わりになるだろう。安いしね。それにしても、なんでこんな重要なことを、サッカーファン・サポーターはなぜSNSに書き込んでなかったのだろうか。ぼくが見ていないだけか。ただし、大会の公式サイトをよく読めば、ノン・アルコール・ドリンクを買えることは書いてあるのだが、アルコール・ドリンクを売っていないとは書いてない。ちなみに、ドリンクは、カップを返す(デポジットする)と、2ユーロが返金される。
 そして、あくまでも、この会場の話だが、フードの販売もひどかった。小腹がすいていたので、清水の舞台から飛び降りるつもりで、8ユーロ=約1300円のチーズバーガーを買おうとしたら、「まだ届いていないので、20分後から。代わりにポテトは?」という。そして、30分後ぐらいに行ったら、ちょうど4,50個のバーガーがトレイにのって届いて、店員がその到着を喜んでいるところだった。マクドナルドがスポンサーだったときには、「会場ではハンバーガーしか食べられないのか」という不満があったが、マクドナルドが撤退したら、会場ではハンバーガーさえ食べられなくなった。マクドナルドのころが懐かしくなった。





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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/2-2>
「スタッド・ピエール・ド・クーベルタン」の周辺をうろついてから、本命の「パルク・デ・プランス」へ。ウィキペディアによれば、現在の形になったのは1972年で、収容人数は約4万8千人。荘厳というと大げさだが、ゴツイ感じの外観が、ぼくは好きだ。隣にあるのは、2011年に現在の姿になったラグビー専用競技場「スタッド・ジャン・ブーアン」だ。時代の違いを感じる外観の対比が楽しい。さらに言えば、パリ五輪で陸上競技会場となっている、1998年のフランスW杯のために建てられた「スタッド・ドゥ・フランス」の外観、特に屋根部分は、パルク・デ・プランスの重々しい外観の対比を意識して、「薄く軽いイメージにした」というのを何かの記事で読んだ。こんな裏話も面白い。
 スタジアムに入ると、まったく想像していなかった光景が表れた。通路の壁中にペイントがほどこされていて、いたるところに落書きもある。選手の似顔絵などもあるが、全体の印象は、ちょっと危険な匂いだ。これが、ここを本拠地とするパリ・サンジェルマンのサポーター気質を表しているのだろうか。次は、パリ・サンジェルマンのホームゲームを観に来たい。





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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/2>
無事、パリ・シャルル・ド・ゴール空港に着陸し、11時前に、ほぼ予定通りにホテルに到着。ありがたいことに、部屋の準備ができていて、すぐに入ることができた。シャワーを浴び、荷物を整理して、試合会場のパルク・デ・プランスへ。メトロ6号線で、乗り換えなしで約35分。会場最寄り駅に着いて、まず向かったのは、近くにある「スタッド・ピエール・ド・クーベルタン」だ。近代五輪の創始者の名がついた屋内競技場。5年前、パルク・デ・プランスの外観を観るために来て、周辺をぶらついていた時に、偶然見つけた。偉い人の名前がついている立派な建物だから、五輪関係で使われていると想像していたが、案の定、周りはしっかりガードされていた。しかし、人の気配はほとんどない。警備員に聞いても、誰が、何に使っているのかはわからなかった。




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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/1-2>
今回のパリ行きは、台湾のエバー航空を利用。したがって、台湾経由となり、台湾桃園国際空港での乗り継ぎで時間があったので、台北市内に出向いてみた。空港からMRTという電車(急行)に乗って、約40分(片道約750円)で、台北駅に到着。初めての台湾・台北である。そこから歩いて15分ほどの「寧夏路夜市」に行ってみた。2メートルもないほどの通路を挟んで屋台がびっしりと並び、調理の熱と、ごったがえす人の熱と、台湾の蒸し暑さが相まって、もの凄い熱気だった。牛肉湯麵とかに挑戦してみようと思ったが、この後、十数時間、飛行に乗ることを考えると汗だくにはなりたくない。着替えは、預けたキャリーケースの中だ。なので、雰囲気を感じるだけで、空港に戻ることにした。もうひとつ、台北市内を歩いていて驚いたのがバイクの数の多さだ。大きな交差点で信号が変わるたびに、バイクのレースが始まり、その列が延々と続く。ほとんどが125ccクラスのスポーティーなスクーターという感じのタイプ。思わず、動画を撮ってしまった。そんな台北市内の初体験をしてから空港に戻ると、パリ五輪台湾代表選手がパリに出発する記者会見がちょうど終わり、出発ゲートに入るところにでくわした。この選手は誰だろうか。












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<パリ・オリンピック雑感 2024/8/1>
なでしこジャパンがナイジェリアに快勝してくれたおかげで、パリのパルク・デ・プランス競技場でなでしこジャパンの試合を観ることができるようになった。これから、パリに向けて出発します。
観戦予定の競技は、すべて現地時間で、
2日:男子サッカー、モロッコ対米国@パルク・デ・プランス、
3日:女子サッカー、なでしこジャパン対米国@パルク・デ・プランス、
4日:馬場馬術個人決勝@ヴェルサイユ宮殿特設馬場、
5日:男子サッカー準決勝(フランスの勝ち上がり希望)@スタッド・ドゥ・リヨン、
7日:ハンドボール準々決勝@スタッド・ピエール・モーロワ(リール)。
 2日に行われる男子サッカーの日本対スペインは、どこかのパブリックビューイングになりそうだ。そして、競技観戦の他に、パリ市内の博物館等で開催されている、いわゆるオリンピック文化プログラムにも訪れてみたい。短い時間で、どれだけパリ五輪を体験・観察できるか。そして、ちょっとしつこいが、コロナビールのことも忘れないようにしたい。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/7/31>
先日、コロナビールを販売する「アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABInBev)」社が、IOCの最高位スポンサーであるワールドワイドパートナーになったために、パリ五輪の公式ビールがコロナビールになった、と書いた。日本では、パリ五輪のエンブレムがついた「コロナ・エクストラ」が売られている。しかし、パリ五輪の公式WEBサイトには、ABInBevの紹介がなかった。それはなぜだろう、とも。
今日、パリ五輪の公式WEBサイトを見たら、「ABInBev」という企業ロゴではなく、「コロナ・セロ(Corona Cero)」というブランドロゴが表示されていた。最近、追加したのだろう。ただし、公式サイト内のチケッティングのページには、「Corona Cero」の表示はない。これから追加するのだろうか。
そして、この「Corona Cero」は、いわゆるノン・アルコールビールのブランドだ。Ceroはスペイン語で0(ゼロ)を意味する。やはり、フランス国内でのアルコール飲料の広告表示等の規制に関わることのようだ。また、サッカーの試合を観ていても、W杯などのようにビールのカップをもったサポーターが映ることがほとんどない。会場ではビールを売っていないのか。それとも制作サイドが映すのを控えているのだろうか。やはり現地で確かめるしかない。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/7/30>
女子バスケットボール日本の初戦は、オリンピック7連覇中の米国に76対102で敗れた。東京大会の決勝では、15点差の敗戦だったので、その差が開いた結果となった。今大会に向けて「走り勝つシューター軍団」を掲げた女子バスケ日本代表は、12人の選手のうち5人が身長160cm台で、最長身は高田の185cm。出場12チームのうち、190㎝以上の選手がいないのは日本だけだ。まさに「ちびっこ軍団」である。その日本は、試合開始直後から激しいオールコートプレス・ディフェンスを仕掛け、攻撃では、160cm台のガード陣がめまぐるしく動き回る。米国の選手は、少しだけ困惑した表情を見せたが、徐々に身長差を活かし、点差を拡げていった。日本は、フィールドゴール(2点シュート)を上回る確率で3ポイントを決め、会場を沸かせたが、女王に迫ることはできなかった。今大会の目標である「打倒、米国。金メダル獲得」に、ほんのわずかな可能性と高く大きな壁を感じた試合だった。グループフェイズを勝ち上がれば、再び米国と対戦することになるだろう。それまでに、「走り勝つシューター軍団」がどれだけ成長できるか。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/7/29-2>
総合馬術競技・団体で日本チームが銅メダルを獲得した。馬術競技としては1932年ロサンゼルス大会での障害飛越競技・西竹一の金メダル以来、92年ぶりのメダルだ。総合馬術は、馬場馬術、クロスカントリー、障害飛越の3種目を同じ人馬で、3日間で行い、その団体戦は3人馬の合計減点の少なさを競う。日本チームは、2日目のクロスカントリーを終えて暫定3位。しかし、3日目の朝に行われたホースインスペクション(馬体検査)の結果、1組をリザーブと交換することになりペナルティを受け、暫定5位に。英国、フランスとの優勝争いから、ベルギー、スイスとの3位争いをすることになった。
 その3日目の障害飛越競技をライブ配信で観た。見事だったのは、日本の3人馬がいずれもひとつの障害も落とすことなく完走し、3日目の減点を、制限時間オーバーによるわずか0.4点に抑えたこと。急遽、リザーブから出場することになった田中利幸が素晴らしい先陣を切り、2番目に走行した戸本一真(東京大会個人4位)は、クリアラウンドに加え走行タイムも最も早かったのではないか。障害競技にも力を入れている成果が、ここ一番で発揮された。ノーミスで終えれば銅メダルが確定するプレッシャーのかかった3番目に出場したエースの大岩義明は、東京大会の雪辱を晴らす好走を披露した。
この3月まで日本馬術連盟の仕事をしていた者として、あらためて関係者の努力に敬意を表すともに、悲願だったメダルの獲得を喜びたいと思う。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/7/29>
サッカー男子日本五輪代表がマリに勝利した以上に劇的な展開で、なでしこジャパンがブラジルに勝った。熊谷のキャプテンシーと途中交代で入った谷川のゴールへの執念が、1点を追う後半の追加時間での逆転を生んだ。同点となるPKを蹴ったのが熊谷キャプテン。前半に得たPKを田中が止められていたので、誰が蹴るのかと思っていたところ、熊谷がボールをもってスポットに立った。そして、冷静に決めた。熊谷のメンタルの強さにしびれた。逆転ゴールは谷川だった。前線でのプレスのこぼれ球をダイレクトで、やや前に出ていたGKを越えるミドルシュートを決めた。19歳の冷静さに驚いた。
この2つの得点シーンを観て、なでしこジャパンが優勝した2011年女子W杯ドイツ大会を思い出した。PK決着となった米国との決勝戦で、優勝を決めた最後のPKを決めたのが熊谷だった。それに先立つ準決勝スウェーデン戦で、勝利を決定づけた日本の3点目は、相手GKの頭上を越す川澄のミドルシュートだった。
試合運びにおいて不安な面が多いが、ブラジルに勝ったことでベスト8進出が見えてきた。次のナイジェリア戦も総力を結集して勝利をもぎとって欲しい。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/7/27-2>
開会式の翌日、大会2日目(でいいのか?)は、男子のバレーボール、バスケットボール、ハンドボールをTV観戦した。いずれも前回の東京大会は開催国として出場したが、自力での出場は久しぶりだ。チームによる球技は、競技時間のなかで必ず流れが変わるので、それをどうものにするかに注目し、楽しみたい。バレーボールは、ドイツに最終セットまでもつれる大接戦の末、セットポイント2対3の逆転負け。バスケットボールも相手はドイツ。昨年のW杯優勝国だ。八村が加わりNBAクラスの激しい攻防もあったが、結局20点差をつけられてしまった。惜しかったのはハンドボールだ。強豪クロアチアに対して、前半18対13と5点リード。しかし、終盤に追いつかれ、なんと残り1秒で得点を決められ30対29で敗れた。最後の最後にクロアチアに流れを奪われたかたちとなった。ただ、いずれも久しぶりの海外五輪の初戦ながら、なかなか良いパフォーマンスを出せていたのではないか。次戦が楽しみになってきた。


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<パリ・オリンピック雑感 2024/7/27>
レディ・ガガで始まり、セリーヌ・ディオンの愛の讃歌まで約4時間。エッフェル塔、セーヌ川周辺を舞台にしたパリ五輪の開会式は、確かに華やかで、開かれた、これまでにないイベントだった。まだ陽が明るいなか参加選手が様々な船に乗ってセーヌ川に現れる。いくつかの国・地域が一緒の、まさに「呉越同舟」もあった。川沿いの建物のバルコニーが特等席となっていた。平和の象徴の「鳩」は、大きな羽のディスプレーとなった。これからは「イマジン」が開会式で必ず歌われることになったようだ。セーヌ川にかかる橋やいろいろな場所でパフォーマンスが繰り広げられる中、船上の選手団が紹介される。
すっかり日が暮れてからのエッフェル塔の光のセレモニーは豪華絢爛で、ぜひ現場で観てみたかった。塔から青白い光線が四方八方に発せられたのを観て、映画「シン・ゴジラ」の1シーンを連想した。そして、最後に聖火は気球に乗って空中に。雨に降られたものの、また直前にTGVの路線破壊があって心配していたが、無事に、平和に開会式が終わったことがなによりだった。
とはいえ、やはり4時間は長過ぎた。パリの街自体が博物館のようなものだし、前回のパリ五輪から100年でもあり、演出のネタは溢れすぎているので仕方がないのかもしれない。しかし、特に、最後の聖火点灯では、冒頭に映像で出ていたジダン(サッカー)がステージに再登場してから、最終者のリネール(柔道)とマリージョゼ・ペレス(陸上)の2人が火を灯すまで約30分間もかかった。NHKの中継では、24人いたとされる聖火ランナーの紹介もほとんどなく、最後もリネールにふれただけだった。せめて、最終の2人はきちんと紹介して欲しかった。それから、ナダル(テニス)、カール・ルイス(陸上)、セレーナ・ウイリアムズ(テニス)と一緒に船に乗っていたコマネチ(体操)もね。


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