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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



2005年大晦日。今年、最も印象に残ったスポーツシーンを書き留めておきたい。

2005年10月2日(日)、神奈川県戸塚カントリー倶楽部・西コース。
日本女子オープンゴルフ選手権競技の最終日。
ひとりアンダーパーで首位を独走する宮里藍とそれを追う福島晃子の最終組。
スコアの差を感じさせないメジャーならではの緊張感。
ベテランの福島の粘り。
宮里の優勝した瞬間のガッツポーズ。
若干20歳らしさを垣間見せた涙の優勝インタビュー。
そして、テレビで見ていても鳥肌がたった、まるでグランドスラム級の大会かと思うほどの大ギャラリー。

当日の観客数は2万人を越えたという。その中に自分がいなかったことが今でも悔やまれるのである。

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大宮アルディージャ対浦和レッズ(国立競技場)

トヨタカップ、天皇杯と寒さというか冷たさばかりが身にしみるサッカー観戦が続く。まるで冷蔵庫になかで試合観戦しているようだ。試合内容がおさむいわけではない。むしろ面白い試合ばかりなのに、今年の超冷冬をうらむ。

12月29日に国立でおこなわれた天皇杯準決勝、大宮対浦和。15時の試合開始の頃はともかく、後半になって日が落ちたとたんに寒さがきつくなった。89分に大宮が同点に追いついたときには、あと30分耐えられるのかという思いだったが、どうにか試合内容に助けられた。

試合展開は予想どおり。多彩に攻める浦和に対して堅い守りからカウンター狙いの大宮。大宮の桜井が前半早々にケガで交代退場してしまったのが残念だった。桜井の退場で、大宮の攻撃は完全にワンパターンになったからだ。桜井のドリブル力があれば、大宮の攻撃にもう少し期待が持てのに。

一方の浦和。アレックスと周りのコンビの悪さが目立ったが、いつものことでもある。先日、日本代表に初選出された長谷部や鈴木啓太、途中出場の永井らが攻守に積極的にプレーしていたのが印象に残った。89分に同点に追いつかれたのはいただけなかったが、延長戦での突き放しは見事だった。

元旦の天皇決勝戦は清水対浦和となった。最近、あまり耳にしなくなった気がするが、正月の高校サッカーではよく言われていたサッカー王国、埼玉対静岡の対決でもある。清水対浦和の決勝戦が、王国同士らしい好試合になることを望む。

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元朝日新聞記者の中条一雄さんが、過去に自分が書いた記事をまとめた本を自費出版された。自費出版といっても販売はなし。200冊製本し、関係者、知人に配るそうだ。しかし、関係者だけの内々に埋もれてしまうのはもったいないような内容ばかり。インターネットで何でも簡単に調べることができるような時代でも、こういう出版物に触れると、印刷されたもの、活字になったものの重要さを感じざるをえない。

1冊目(写真)は、「中条一雄の仕事2」で、戦前のオリンピックの話が、今となってはとても貴重なインタビューとともに書かれている。実は、まだ手に入れたばかりなので、この正月休みにじっくりと読みたいと思っているところだ。

この後も、日本人だけでなく世界の名選手の取材など、34年間にわたる新聞記者時代の仕事が数冊にまとまる予定。そちらも楽しみにしたい。

※興味がある方はコメント欄までご連絡をください。

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今日(12/26)、数寄屋橋の交差点を通りかかったら、阪急ビルにワールドカップ・ドイツ大会へのカウントダウンの電光掲示板があった。オフィシャルスポンサー、東芝の広告だが、いつからあったのだろうか。その電光掲示板は、開幕まであと164日を示していた。FIFAのサイトでは、チケットの申し込み予約も再び始まっている。というわけで、ドイツ行きの具体的なスケジュールを考えてみた。

すでに、ここで書いたように、ぼくはメキシコのTST6のチケット(カテゴリー3)を買ってある。そして、会社の夏休みがとれるのは7月から9月。まぁ、有給休暇でもいいのだが、まとめての休みはとりにくい。なので、TST6のグループリーグ分と決勝トーナメント1回戦の分は、誰かに譲ろうと思う。グループリーグの最終戦、ポルトガル対メキシコや決勝トーナメント1回戦のC組の勝ち上がりとの対戦は、なんとも魅力的なのだが仕方がない。

実際にドイツにのりこむのは、6月30日の準々決勝から。前日夜のエールフランス便で行くことになるだろう。ぼくのチケットで見ることができるのは、6月30日のベルリンか、翌日のゲルゼンキルヘン。はずれのほうは、現地でダフ屋から調達する。地元ドイツの試合でなければ、問題なく手に入るだろう。

2日目からの宿は、映画「ベルンの奇蹟」の舞台だったエッセンにする予定。ゲルゼンキルヘンやドルトムントからも近くて、便利なはずだ。

準々決勝と準決勝の間の2日間のなかで、現地に行っているはずの友人たちとパーティでもやりたい。2002年日韓大会では、光州の準々決勝の後に、韓国の人たちと大騒ぎをして楽しかった思い出がある。ドイツでも地元の人たちと、ビールを飲みながらバカ騒ぎをしたいと思う。ドイツが勝ち残っていればきっと盛り上がることだろう。

ドルトムントとミュンヘンの準決勝。これも、ぼくのチケットで確実に見れる試合は、メキシコの勝ち上がり方次第で決まる。だめな方は、やはりダフ屋で買う。準決勝だけにさすがに安くはないと思うが、運を天にまかせるしかない。いずれにしても、絶対に準々決勝2試合、準決勝2試合は見るつもりだ。

ドルトムントでの準決勝。理想としては、オランダ対ブラジルだ。そう、同じ舞台で、1974年西ドイツ大会の2次リーグの再戦だ。再びオランダが勝つのか、ブラジルが雪辱を果たすのか。

そして、最後はミュンヘンへ移動。超モダンなアリアンツ・アレナで、もう一つの準決勝を見る。できれば、地元ドイツ代表の試合を見たい。せっかくドイツまで行くのに、地元の盛り上がりを体感しない手はないからだ。

準決勝を見終えたら帰国。ベルリンでの決勝は、家でのんびりとテレビ観戦を楽しむことにしよう。

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女子シングル・フリー (代々木第1体育館)


濃密な時間が、あっという間に過ぎていった。トリノ五輪の最終代表選考会となる全日本フィギュアスケート選手権大会。女子シングル・フリーは、日本のトップ6が次々と完璧な演技を披露し、そのたびに超満員となった観客はスタンディングオベーションをすることになった。

最終グループ(6人)の最初の滑走者は荒川静香。彼女が始まりだった。ベテランらしい落ち着いたミスのない演技は、その後の熾烈な戦いを予感させる。続いて、トリノ五輪の出場権はないものの、いまや世界の頂点さえ手中にある浅田真央。プレッシャーのない浅田は公約どおり、トリプルアクセル(3回転半)を2度成功させ、ひときわ高いジャンプと笑顔で会場を魅了した。この日はじめてのスタンディングオベーションが起こった。しかし、クライマックスは、この後だった。

浅田の高得点に沸く場内が落ち着くのを待って、恩田美栄(おんだよしえ)が登場。キュートな浅田とは対照的な、パワフルでスピードのある恩田の演技。ノーミスで終わった瞬間のガッツポーズは、フィギュアスケートには似つかわしくなかったかもしれない。しかし、トリノを目指す戦いの場には、あって当然の姿だった。恩田の姿をみて、五輪の日本代表争いを目の当たりにしているということを、観客は再認識したはずだ。そして、本命、村主章枝(すぐりふみえ)。荒川の麗しさ、浅田の正確さ、恩田のスピード、そのすべてを備えた完璧なスケーターがいた。文句なしに会場も、そして審査員も虜にしていた。

5番目に滑った中野友加里も素晴らしい演技だったが、何かが足りなかった。恩田や村主の後だけに、余計にそう感じたのかもしれない。そして、最後の安藤美姫。練習の時から強張っていた表情が、最後のスピンを終え、フィニッシュした瞬間に、柔らかな笑顔になっていたのが印象的だった。安藤の笑顔を見て、観客もそれまでの緊張から解放された。

久しぶりに生でフィギュアスケートを見て、今さらながらに日本女子のレベルの高さに驚かされた。それぞれの4分間の演技が素晴らしかったと同時に、6人の演技がまるでひとつのステージかのように見入ってしまったことが、その証だろうと思う。

フィギュアスケートのトリノ五輪日本女子代表は、村主、荒川、安藤の3人に決まった。個人的には、恩田を応援していたので、少し残念ではあるが、順当な結果と言えるだろう。3選手には、トリノで悔いのない演技をしてもらいたい。



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日本サッカー協会による、ドイツ・ワールドカップの取材証の割り当て先が決まったらしい。日本サッカー協会が、FIFAから割り当てられた取材証の数は、記者100人分、カメラマン40人分である。テレビ中継に関する、いわゆるライトホルダーやインタネットメディアはFIFAが直接管理するため、各国のサッカー協会は新聞・雑誌などのリトゥン・メディア(=written media)関係者分のみを扱う。
先日、友人のS氏から記者証が取れたとの電話をもらった。一生懸命日本代表を追いかけて記事を書いていたことが認められたということだろう。2002年大会のときには、一緒に韓国に行って、右往左往しながら試合を見ていたことを考えれば、たいした出世だ。ドイツでの活躍を期待したい。
一方、師と仰ぐU先生は記者証がもらえなかった。1970年メキシコ大会から9大会連続で取材を続けてきたU先生は、来年、観客としてドイツに向かうことになる。取材証がもらえなかった理由としては、国内だけでなく海外まで、丹念に日本代表を追いかけて記事を書いているライターを優先した結果だろうとおっしゃっていた。大学で講義をもち、また高齢であることを考えれば、日本代表の追っかけも不十分になろう。
しかし、現地取材10大会目となるはずだったドイツ大会。足掛け37年という長いスパンのなかで、ワールドカップという世界的なイベントを語れる唯一の記者に取材証が与えられなかったのは、日本のサッカー文化が、まだまだ成熟には遠いことを表しているのではないか。なんともさびしいかぎりである。
取材者たちにも、当然、世代交代はある。先人たちに代わって記者席に座る若いライターたちには、その責任を十分に感じながら、ワールドカップに取り組んで欲しいと思う。

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サンパウロFC対リバプールFC(横浜国際総合競技場)他

新しくなったトヨタカップを計4試合(アルイテハド対アルハイリ、サンパウロFC対アルイテハド、アルイテハド対デポルティボ・サプリサ、サンパウロFC対リバプールFC)観た。出場6チームのうち、カズが所属するシドニーFC以外の5チームを観ることができた。その感想をまとめておきたい。

全体的には好ゲームが多く、また各チームの個性も豊かで、とても楽しめた大会だった。ただ、普段の12月よりも冷え込みがとても厳しかったのが、残念だったというか、とてもつらかった。来年も日本で開催するはずだが、せめて1週間でも前倒しにしてもらえないだろうか。

厳しい寒さのなかでの試合だったが、各チームとも、さすがに各大陸のチャンピオンチームらしく、個人技、組織力とも高いレベルにあった。結局、決勝は下馬評どおり南米と欧州の対決になったが、アジア王者のアルイテハドが予想以上に健闘していたのが印象に残った。1回戦のアフリカ代表アルハイリ戦では、丁寧にパスをつなぐ相手に対して、得意のカウンターを仕掛け勝利をものにした。チーム戦術の浸透度がアルハイリを上回っていた。準決勝ではサンパウロFCと堂々と渡りあい、3位決定戦では、内容的にはサプリサを圧していた。アジア王者の活躍は、日本のチームへの期待と重なるが、Jリーグのチームにこれだけの戦いができるのだろうか。

決勝戦が、これまでのトヨタカップと同様に南米対欧州となったのは、予想どおり、期待どおりだった。ただし、準決勝を戦ってからの決勝戦だったことが、これまでの1発勝負とはちがっていた。昨年までの大会方式だと、自分と相手のコンディションや出方を見ながら試合に入るため、どうしても前半が押さえ気味の内容になることが多かったように思う。しかし、今年の決勝戦は、前半から激しい攻防が展開され、6万7000人の観客を魅了した。

決勝戦は、リバプールがボールを支配し、サンパウロが勝負を制した試合となった。リバプールのシュートが、クロスバーに嫌われ、サンパウロのGKセニのファインセーブによって阻まれるたびに、トヨタカップのジンクスは生きているのかと思わざるを得なかった。トヨタカップ2戦2勝のサンパウロに対して、2戦2敗しかも無得点のリバプール。新しくなったトヨタカップでも、その栄冠を手にすることができなかったリバプールに、再び雪辱の機会があるのか。

結果的に、今年の第1回大会はひとまず成功だったと思う。しかし、来年もうまくいくかというと、はなはだ疑問である。まず、観戦チケットの値段が高い。大陸別代表国の戦いであるコンフェデ杯よりも高く、欧州選手権に近い価格設定はちょっと高すぎるだろう。もう少し観客のことを考えて欲しい。さらに、オセアニア代表の問題。オーストラリアがアジア連盟に加盟した後に残るのは、はっきり言って超弱小チームだけである。それに加えて、ホスト国からのチーム出場問題。ホスト国のチームが出場するほうが大会は盛り上がるが、チーム力によっては、オーストラリアが抜けた後のオセアニア代表とともに、大会のレベルダウンを引き起こしかねない。また、ホスト国代表をどうやって選ぶのか。

終わったばかりではあるが、次回に向けて検討すべき点は多い。代表の対抗戦であるワールドカップとは違った世界クラブ選手権ならではの魅力を、さらに引き出すためにどんな方法があるのか、自分でも考えてみたいと思う。

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トヨタカップ ジャパン2005・開幕戦(国立競技場)

今年から装いを新たにしたトヨタカップ。チケットの値段が発表されたとき、その高さに驚いたが、まぁ、世界一を決める大会だからということで、あきらめて前売りチケットを買ったのだが…。

今日、会場内で売っていたプログラムの値段が、なんと2800円。そして、たぶん使うことはないだろう小さなトートバッグ(写真)がおまけについていた。こんなのいらないから、もっと安くしてくれればいいのに。ぼくの後に買っていた人も、値段を聞いて驚いていた。昨年までのトヨタカップとは違う、どこぞのプロダクションが、法外な値段でプログラムの権利を買ったことが原因にちがいない。

今大会、ホスト国からの出場は、選手としてシドニーFCのカズだけ。今日の開幕戦は、サウジアラビアのアルイテハドとエジプトのアリハイリ。ほとんど知られていないチーム同士の対戦に、28000人も集まってしまう不思議(自分もそのうちの一人だが)なサッカー愛国、日本。こんなファンがたくさんいるのだから、たぶん大会は成功に終わることだろう。

しかしながら、世界一のサッカーを見たいと思う、こんなファンがたくさんいるのだからこそ、もう少しファンのことを考えたチケットやプログラムの値段にして欲しいと思う。


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2006年W杯組合せ抽選(NHK総合放送)

前回のブログで予想というか、期待していたことが実現し、アルゼンチン、オランダ、セルビア・モンテネグロが同じグループなった。それにコート・ディボワール。この4チームが準決勝、決勝をやって、優勝を決めても問題ないくらいの、これまでになかったような「死のグループ」のできあがり。過去に、アルゼンチンやオランダに苦杯をなめてるストイコビッチの感想をぜひ聞いてみたい。

ところで、このセルビア・モンテネグロの抽選のとき、ちょっとおかしいな思ったことがあった。
セルビア・モンテネグロとブラジル、アルゼンチン、メキシコの4個のボールが入っていた中から、司会の女性が1個とりだすと、それがセルビア・モンテネグロ。そして、次にひいたのがアルゼンチンで、同じグループということになった。しかし、ドイツ語で説明していたのでわからなかったが、最初にブラジルやメキシコを引いてしまっていたら、どういうふうに進んだのだろうか。

さて、ぼくがTST6を買っているメキシコはD組でポルトガルと一緒になった。互いに似たようなサッカーをするチーム同士。おもしろい試合になりそうだ。

いよいよドイツにのり込む準備を本格的にはじめようか。

なお、出場32カ国の過去のW杯の成績をまとめてありますので、参考まで。


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第1ポット:ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、フランス、イタリア、イングランド、スペイン、メキシコ
第2ポット:エクアドル、パラグアイ、トーゴ、ガーナ、コートジボワール、アンゴラ、チュニジア、オーストラリア
第3ポット:オランダ、チェコ、ウクライナ、ポルトガル、スイス、ポーランド、クロアチア、スウェーデン
第4ポット:セルビア・モンテネグロ、米国、コスタリカ、トリニダード・トバゴ、サウジアラビア、韓国、日本、イラン


昨日、FIFAは12月9日にライプツィヒでおこなわれる2006年ワールドカップの組み合わせ抽選のシードを発表した。この時点で、「死のグループ」に入ることが決まった国がある。セルビア・モンテネグロと韓国だ。

セルビア・モンテネグロは、スペインやベルギーといった強豪を相手に、6勝4引分無敗、得点16失点1という成績で、見事にグループ1位で欧州予選を通過した。しかし、今回、ドイツに臨む欧州14カ国のなかでのFIFAランクがもっとも低い(47位)という理由で日本や韓国などアジア代表と同じポットにまわされた。この結果、セルビア・モンテネグロの組には、第1ポットから、ブラジル、アルゼンチン、メキシコのいずれか、第2ポットのアフリカ代表、第3ポットの欧州代表のいずれかが入ることになった。例えば、アルゼンチン、チュニジア、オランダ、セルビア・モンテネグロというグループができる可能性がある。どこの国が優勝してもおかしくはない、まさに「死のグループ」だ。個人的には、セルビア・モンテネグロと、アルゼンチンやオランダとの対戦を見てみたい。セルビア・モンテネグロが過去の大会のリベンジを果たせるか。

一方の韓国。アジア代表として第4ポットに属しているが、前回大会ベスト4の実績を持つ国である。そこに、シードされた第1ポットの強豪、第2ポットの欧州代表が加わる。スペインやポルトガルと一緒になる可能性もある。いったい、どんな試合になるのだろうか。いつの大会でも怪しい噂がつきまとうW杯の抽選会だけに、きっとどちらかの対戦は実現するに違いない。

セルビア・モンテネグロと韓国。自らが存在するために「死のグループ」ができてしまう。だから、「死のグループ」から逃れることができない。日本以上に、セルビア・モンテネグロと韓国の動向に注目したくなるのである。

※2002年大会の抽選会のときには、組み合わせが決まった3時間後に、こんなものをアップしていました。今回はどうするか。ただいま検討中です。



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セレッソ大阪対FC東京(NHK総合)


後半3分、西澤が勝ち越しゴールを奪った時点で、嫌な予感がした。

この試合の前半3分、西澤のヘッドで、セレッソが先制したが、その後はFC東京が優勢に試合を進め、鈴木規郎にゴールを決め、同点となっていた。

後半の西澤の得点は、前半と同じ3分だった。まだ、40分以上も残り時間があるにもかかわらず、すでに西澤は優勝したかのような恍惚の表情を見せていた。

その後、なんとか規定の45分間はそのままリードしていたにもかかわらず、セレッソ大阪はロスタイムに同点とされ、万事休すとなった。

セレッソ大阪を襲った再びの悪夢。こうなったら、セレッソ大阪が覇権を握るためには、この方法しかない。Jリーグのシーズンを、春から冬ではなくて、秋から春へと変更するのだ。

桜が満開になるのは、冬ではなくて、春なのだから。

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セレッソ大阪対FC東京(NHK総合)
川崎フロンターレ対ガンバ大阪(NHK-BS)


ガンバ大阪が奇跡的に優勝した。フロンターレに勝ったとはいえ、セレッソがロスタイムに同点とされたがために転がり込んできた優勝でもある。まさに、奇跡だった。しかし、とにもかくにも、優勝おめでとう。

そのガンバ大阪の優勝には、2つの意味で遅すぎた感がある。

一つは、今シーズンのガンバの出来から言えば、もっと早く優勝を決めていてもおかしくなかったということ。大黒のケガの影響などが、終盤で勝てなくなった原因と言われているが、そういうときこそ監督の力の見せ所だったはずだ。ガンバほどの攻撃力をもち、また、中心ラインに遠藤や宮本など日本代表をそろえるチームでありながら、終盤の肝心なところで、ずるずると連敗し続けてしまったことに、Jリーグのチームの弱さが見えてくる。これは、ガンバの前に首位にいたアントラーズにも同じことが言える。稀に見る混戦になったことで、最後まで興味は尽きなかったが、その一方で、もっとたくましいチームが現れるのを期待したくなったのも事実だ。

二つ目は、Jリーグ開幕から13年目の優勝だということ。なぜ、今まで勝てなかったのだろうか。松下電器という大企業をバックにしていながら、つまりクラブ経営に関しては、他と比べて安定していて、それだけチームづくりに打ち込めるはずなのに。現に、ガンバのユースはこれまでも好成績を残してきた。なのにトップチームは勝てなかった。今季の優勝が、クラブのフロントにどんな影響をもたらすのか。そして、来期に向けては、監督人事という難しい課題が浮上するのではないか。西野監督もようやく優勝することができたが、ガンバを指揮して4年経過している。サッカーの監督としては代わり時でもある。アントラーズのトニーニョ・セーゾのように6年も続けるケースは珍しい。

優勝後のインタビューで、キャプテンの宮本が、「この優勝を機に、ガンバ大阪をすばらしいクラブにしていきたい」と言っていた。Jリーグの活性化、特に関西圏での盛り上がりのためにもガンバってほしい。優勝したからこそ、生れてくる新たな課題を乗り越え、すばらしいチーム、クラブをつくって欲しいと思う。


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