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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2016/2/28-2>
FIFA新会長になったインファンティノ氏の公約の一つに「W杯の出場国を40に拡大する」がある。この公約だけは破棄してほしい。W杯決勝大会のクオリティを高めるためには、むしろ出場国を減らしたほうがいいのではないか。決勝大会のグループリーグを世界各地で行い、16強によるノックアウトステージだけにするとか。予選の段階で地域連盟を越えた対戦を組むなど、地域予選を含めたW杯全体の価値を高める工夫を考えたい。


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<スポーツ雑感 2016/2/28>
FIFAの新会長にインファンティノ氏が決まった。決め手は、FIFAに加盟する協会や大陸連盟への資金分配を公約したことのようだ。不正を正すとは言え、アベランジェ、ブラッター路線の継承とも見える。元電通の浜口博行氏は「200近い国連加盟国の中で、クリーンな倫理観がある国は30前後」で「不正も収まるだろうが、いずれは同じことが繰り返される」と言う(読売新聞2月28日付)。残念ながら、まったく同感である。



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<スポーツ雑感 2016/2/27-2>
スーパーラグビー(SR)の開幕戦、サンウルブズ(日本)対ライオンズ(南アフリカ)を秩父宮ラグビー場で観た。サンウルブズは敗れたものの、満員の会場の雰囲気もよく、上々のスタートと言えるのではないか。ただ、普段の国内の試合では、反則があると場内アナウンスで教えてくれるが、それがなかったのが残念だった。混戦の中、何が起こったのかわからないことが多いのがラグビーだ。SRでも反則のアナウンスをお願いしたい。





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<スポーツ雑感 2016/2/27>
女子バスケット、シャンソン化粧品対デンソー戦の判定を巡り、シャンソンが主審に損害賠償などを求めて提訴した問題。シャンソンは提訴を取り下げたが、一件落着は遠そうだ。シャンソンが提訴まで踏み切ったのは、「誤審」ではなく、主審になんらかの「意図」を感じたからだろう。リーグの11チームのうち、4チームがトヨタ自動車のグループ企業(デンソーもその一つ)だということも影響しているのではないか、と邪推している。




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<スポーツ雑感 2016/2/26>
1月下旬から、週2回、某競技団体の事務局に勤めている。だからというわけではないが、1週間が過ぎるのがはやく、この雑感もついつい怠けがちとなっている。女子バスケットの審判提訴。女子マラソンのリオ五輪代表選考。申請ミスで国際大会を開けないバドミントン。「1業種1社」が無実化する2020年東京五輪・パラの協賛セールス。日本サッカー協会の幹部人事。FIFAの会長選。気になる話題は尽きない。明日から書こう。


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Jリーグ・ゼロックス・スーパーカップは、昨季のチャンピオンシップを見ているようだった。G大阪の新戦力が先発し、可能性を感じさせたが、攻守に安定感を増した広島を崩し切れなかった。そんななか、G大阪の井手口と、途中出場だったが広島の浅野の動きが目立った。リオ五輪出場を勝ち取ったカタールでの経験が自信につながっているのだろう。今季のJリーグが盛り上がるかどうかは、彼らリオ五輪代表組の活躍にかかっている。

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<スポーツ雑感 2016/2/19>
「電通とFIFA~サッカーに群がる男たち」(田崎健太著、光文社新書)を読んだ。「FIFA~腐敗の全内幕」に登場する唯一の日本人、元電通専務の高橋治之氏を徹底取材したとあったので「期待」したのだが…。意外にもあっさりとした読後感。1980年代から盛んになったスポーツマーケティングの世界を動かした人物の紹介と高橋氏の「功績」が、多少の陰とともに描かれているといった印象だ。やっぱり電通には抗えないのか。


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<スポーツ雑感 2016/2/17>
スポーツジャーナリスト・牛木素吉郎氏が、1966年春から2006年までサッカーマガジンに書き続けた記事を読んだ。そこには、メキシコ五輪銅メダルがあり、その後の低迷期をへて、プロ化し、W杯出場を果たし、W杯を開催するまでになった激動の日本サッカー40年の裏表がある。「歴史に留める」ために書いたという牛木氏の時評を追うと、日本サッカーは進化しながらも、繰り返し同じような課題に向かってきたこともわかる。


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<スポーツ雑感 2016/2/16>
昨晩の日本サッカー史研究会は「ベルリンの奇跡~日本サッカー煌きの一瞬」(東京新聞発行)の著者、竹之内響介さんをお招きして、話を聞いた。着想から発行までの十数年の間に、ベルリン五輪サッカー日本代表の最後の1人、加茂健さんが亡くなられた。もう80年前の試合を語れる者はいない。この本を出したことが、奇跡を起こしながらも、戦争で命を失くした選手たちへのいい供養になったのでないか、という言葉が印象的だった。



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<スポーツ雑感 2016/2/14>
仕事の参考にと、馬事公苑に「障害馬術競技」を観に行った。生で観るのは初めてだ。障害の最高が110cmと120cmだったので、障害のレベルは低い試合だった。それでも、すべてを落とさずに完走する組は少なく、馬を操ることの難しさを感じた。ぽかぽか陽気に誘われて、大勢の家族連れが遊びに来ていたが…。さて、2020年東京オリンピックに向けて、この馬術競技を盛り上げていきたいのだが、どんな方策があるだろうか?





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<スポーツ雑感 2016/2/9>
シンポジウム「B案の主旨 新国立競技場コンペティションを振り返る」を聴講した。建築家会館 大ホールには、当初の定員100名に対して200名が押し掛けた。隈研吾氏のA案で進んではいるが、まだまだ不満や疑問や怒りを抱える人は多い。B案を設計した伊東豊雄氏は、作業の中で「主催者が本当にいいものをつくろうとしているのか」と感じたという。この心証が正しければ(たぶん、正しい)、新国立の行く末は相当危ういと思う。


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<スポーツ雑感 2016/2/1>
読売新聞2月1日(月)の付朝刊の1面に、U-23サッカー男子日本代表のアジア選手権優勝を伝える写真が載っていて、スポーツ面では大きな記事となっていた。しかし、試合からすでに1日半が過ぎている。試合の生中継があり、結果はスポーツニュースで報じられ、サッカー番組では特集が組まれた後だ。もちろんネットではすっかり語りつくされている。今頃?という感は否めない。新聞作りの難しさが顕著になった大会でもあった。





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