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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2024/6/30>
EURO2024のR16が始まり、いきなり前回優勝のイタリアがスイスに敗れた。その後の試合では、地元ドイツがデンマークとの激戦を制した。前半35分過ぎに、激しい雷雨により約20分間の中断。試合が動いたのは、後半序盤。デンマークの先制ゴールはオフサイドで取り消され、その直後、ドイツがPKで先制した。ムシアラの追加点で勝利を決定づけたが、ドイツの中では、DFリュディガーの奮闘が印象に残った試合だった。



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<パリ・オリンピック雑感 2024/6/29>
パリ・パラリンピック開幕まで2か月となった6月28日、パリの凱旋門にパラリンピックのシンボル「アギトス」が掲げられた。オリンピック・シンボルの「五輪」は、オリンピック開幕50日前の6月7日、エッフェル塔にすでに取り付けられている。パリを代表するランドマークに2つのシンボルをつける発想が素晴らしい。そして、2つのシンボルを同時期に掲げるのはパリが初めてだ。さすが、クーベルタンの母国。
そのパリに、パリ・オリンピック観戦・観察のために、8月上旬、1週間ほど訪れるつもりだ。1998年の長野冬季オリンピックに仕事で関わって以来、2000年のシドニーをはじめとして海外の大会に何度か行っているが、完全自腹のオリンピック観戦旅行は初めて。短期間だが、個人手配で行っているサッカーW杯観戦旅行のような珍道中となることは間違いないだろう。
これから、準備の状況なども含めて、パリ・オリンピック雑感として書き記していきたい。


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<スポーツ雑感+ 2024/6/29>
WOWOWオンデマンドで、全米女子プロゴルフツアー唯一のペアマッチ大会・ダウ選手権を楽しんでいる。1つのボールを交互に打つ「フォアサム」と、各ホールで2人のうち良い方のスコアを採用する「フォアボール」を予選、決勝と2日ずつおこなう。予選2日目の「フォアボール」では、勝みなみとコンビを組んでいる渋野日向子が18番でホールインワンを決めると、キャディを含めて4人で輪になって喜ぶ、ペアマッチならではのシーンがあった。畑岡奈紗&コ・ジンヨンはともに切れ味のよいショットを披露し、初日に4オーバーと出遅れた笹生優花&セリーヌ・ブティエは、後半9ホールで8バーディーを奪う12アンダーを記録。3組とも、2日目を終えて8アンダー22位タイで予選を通過。そして、その上の10アンダー9位タイには、ソン・ユジン&西郷真央も。先週の全米女子プロゴルフ選手権に続いて日本勢が活躍していることに加えて、ツアー競技ではあるものの、なによりも選手たちがとても楽しそうなのがいい。日本のツアーでも取り入れてみたらどうだろうか。


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<スポーツ雑感 2024/6/21>
かつて、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の構成共和国だったスロベニアとセルビアの試合も大接戦となった。先制はスロベニア。DFカルニッチニックのドリブルから展開し、そのままゴール前に詰めて、最後は自分で決めた。ストイコビッチ監督はベンチにどっかりと座り込んでしまったが、あきらめないセルビアの選手たち。後半の追加時間は「5分台」だったが、セルビアの同点ゴールが決まったのは、画面表示で4分59秒だった。


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<スポーツ雑感 2024/6/20>
EURO2024第2節。アルバニアがクロアチアと引き分け、初勝ち点を獲った。初戦のイタリア戦では先制するも逆転負け。この試合も、前半に先制したが、後半半ばに立て続けにゴールを許し、逆転された。しかし、その後の粘りが素晴らしかった。何度もカウンターを仕掛け、追加時間に同点ゴールを決めた。今大会の中では、スロベニアに次ぐ小国(人口約280万人)のアルバニア。熱狂的なサポーターとともにR16に進めるか。


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<スポーツ雑感 2024/6/17>
今朝は4時に起きて、EURO2024セルビア対イングランドをABEMAで、全米オープンゴルフ最終日をDAZN(後半はBS松竹東急)で同時に視聴。サッカーをベースに、ゴルフの優勝争いを追った。時間の流れが全く違う競技のためか、意外とストレスなく観続けることができた。ただ、応援していたストイコビッチ監督率いるセルビアと久々のメジャー獲得となるマキロイが、ともに健闘むなしく敗れてしまったのが残念だった。


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<スポーツ雑感 2024/6/15-2>
全米オープンゴルフの第2ラウンドを、松山英樹が4アンダーでまわり8位に浮上した。松山以外の日本勢5人は予選落ち。先の全米女子オープンで、優勝の笹生を含めベスト10に日本勢が5人いたのと比べると、残念でならない。たしかに、ウェイストエリアと呼ばれる砂地と低木林に囲まれ、グリーンがお椀型の「パインハースト2」は、日本にはないコースで、対応が難しいのはわかるが…。世界の松山に続く選手は、どこにいるのか。


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EURO2024ドイツ大会の開幕戦で、地元ドイツがスコットランドに快勝した。この大会で現役引退するクロースを代表に呼びもどしてから好調なドイツが、ビルツ、ムシアラの若手のゴールで勢いに乗り、ベテランが脇をしめて、上々の滑り出しを見せた。開催国の勝利で、大会はさらに華やかに、盛り上がることだろう。前半のうちに沈黙してしまったスコットランド・サポーターの姿が映し出されていたが、次戦で盛り返してほしい。


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<スポーツ雑感 2024/6/12>
サッカー天皇杯2回戦で、関東大学リーグ2位の筑波大学が、PK戦の末、J1首位の町田に勝利した。たしかに町田には、前半からケガによってゲームプランが大きく崩れてしまった不運があった。しかし、それを差し引いても、Jクラブに内定している選手らの堂々とした試合運び、戦いぶりは、素晴らしかった。後半追加時間に決めたU23代表の内野の同点ゴールも見事だった。「ジャイキリ」という表現はふさわしくない内容だった。


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<スポーツ雑感 2024/6/8-2>
ようやく開幕1週間前にWOWOWによるEURO2024ドイツ大会の放送・配信が決まった。テレビ放送に加えインターネット配信が急拡大し、特に大手IT企業が配信事業に参入したことで、スポーツの放送権料はますます高騰している。そんな中、1996年イングランド大会から放送しているWOWOWとしては、「EUROはWOWOW」という自負があったのだろう。ファンにはありがたい。たっぷりと大会の放送を楽しみたい。


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<スポーツ雑感+ 2024/6/8>
先日、フランスで開催された「IBSA 男子ブラインドサッカーワールドグランプリ2024」で、世界ランク3位の日本代表は、3位決定戦でブラジルに敗れて4位になった。ただ、その成績よりも内容を評価したい。グループリーグ3試合、準決勝、3位決定戦とすべての試合でゴールを決めた。また、日本の後藤が、コロンビアの選手とともに大会得点王になった。
開催地枠で出場が決まっていた東京パラリンピックに向けては、当時の高田監督のもと、まずは守備力の強化が進められた。そして、攻撃面では、セットプレーやパスワークでのコンビネーションに磨きをかけた。しかし、本番のグループリーグでは、フランスに4対0で大勝したものの、ブラジル、中国に無得点で敗れ、結局5位に終わった。
ブラインドサッカーで攻撃力を高めることは難しい。それだけに、今回のワールドグランプリで、アルゼンチン、ブラジルなど強豪相手に得点を奪った攻撃面での進化は素晴らしい。現在の監督は、東京パラリンピックのときに高田監督のもとガイド兼コーチを務めた中川さんだ。東京大会のレガシーを活かしつつ、中川ジャパンとして実力を高めている。
自力で出場を決めた今夏のパリ・パラリンピックで、東京大会の5位からジャンプアップするブラインドサッカー日本代表を観たい。


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<スポーツ雑感 2024/6/6-2>
レアル・マドリードがキリアン・エムバペの入団を発表した。前線の布陣は、エムバペ、ビニシウス、ロドリゴ、ベリンガムら、速くて、巧くて、若いプレーヤーの組合せとなるのだろう。メッシが、パリSGに移籍したときに、ネイマール、エムバペ、メッシという超豪華トリオが実現したが、それを超える実力と魅力がある。ピッチ上の指揮官クロースの引退後、アンチェロッティ監督がどんなチームを創るのか。来季が楽しみでしかない。


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<スポーツ雑感+ 2024/6/6>
パリ五輪まで50日の本日、東京五輪・パラ組織委元理事、高橋治之被告の受託収賄の公判を傍聴した。いつもの東京地裁422号法廷で、一般傍聴券38枚は無抽選で傍聴希望者全員に配られた。明らかに関心が薄れている。
証人は、すでに贈賄罪で有罪(懲役1年、執行猶予3年)となっているAOKIホールディングスの上田雄久氏(現AOKIホールディングス・グループ事業戦略室室長)で、検察の尋問が13時30分から17時まで(途中15分の休憩あり)おこなわれた。検察の尋問も証人の答えも歯切れが悪く、実際の時間よりも長く感じた。証人の妻と息子も傍聴していたが、15時頃には退席していた。
検察の立証趣旨は、高橋被告が組織委理事の「職務権限」を行使して、いかにAOKIに便宜を図り、AOKIの要望を叶えていたか。
実際に、証言によれば、高橋被告の力添えで
  • AOKI幹部と森元組織委会長との会合
  • ティア3スポンサーとしての協賛金15億円が半額の7.5億円に
  • 遅れ気味だったスポンサー契約の早期締結
  • コンペになったものの日本代表選手団の公式服装を受注
  • ライセンシング契約でのレディス・カテゴリーの追加と早期契約
  • 大会が1年延期になったことで、組織委から求められた1億円の追加協賛費を1000万円に減額
などが実現したことになる。オリンピックという世界最大級のスポーツイベントの利権に関連して、これだけのことをやれるのは、高橋被告しかいないだろう。
そして、上田証人は、その背景として、高橋被告が、
  • 組織委理事であること
  • 電通の元専務であること
  • スポーツマーケティングに精通していたこと
の3つがあったと証言した。つまり、組織委理事の力が働いていたものの、その他の要素も大きかったということだ。むしろ、電通マンとしてスポーツマーケティングを開拓し、その界隈で築いてきた世界的強力な人脈は、組織委理事の職務権限よりもはるかに大きな影響力があるのではないか。裁判所は、どう考えるだろうか。
なお、この日の検察尋問の中には、コンサル業としての高橋被告の実績を矮小化するような姑息なところがあったことも書き留めておきたい。
検察側の尋問だけで終わってしまったため、上田証人に対する弁護側の尋問はあらためて日程を決めるとのこと。ただし、次回の公判は7月2日(火)13時30分から同法廷の予定。


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<スポーツ雑感 2024/6/3>
笹生優花が2度目の優勝に輝いた全米女子オープンゴルフ。最終日は、午前3時から生中継を観始めて約4時間半、まったく目が離せなかった。首位タイのM・リーが1番でバーディーをとったものの、その後は上位陣がのきなみスコアを崩していった。今季絶好調のN・コルダを予選落ちさせた難コースが序盤から牙をむいた。結局、通算アンダーパーは、笹生と2位の渋野だけ。最終組がホールアウトして、ようやく一息つくことができた。


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<スポーツ雑感 2024/6/2-3>
全米女子オープンゴルフで日本人選手が奮闘している。3日目を終え、首位に2打差の4位に渋野日向子、5位に笹生優花、6位タイに小祝さくら、8位タイに竹田麗央。さらに、上位25人(19位タイ)までに、山下、古江、岩井千怜、河本、鈴木、尾関が名を連ねる。3年前の2021年の大会では、笹生と畑岡の日本人同士による夢のようなプレーオフの末、笹生が優勝した。再び、日本のゴルフファンが歓喜する瞬間が生まれるのか。


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