sports-freak.blog
観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感+ 2024/8/26>
AIG全英女子オープンゴルフの最終日の優勝争いは、現在の女子プロのトップ中のトップ4選手による我慢比べとなった。世界ランク1位のネリー・コルダ、前年優勝者のリリア・ヴ、パリ五輪優勝のリディア・コ、そして過去、この大会を2度制している申ジエ。これだけの選手をしても、スコアを伸ばすことを許さないセント・アンドリュース・オールドコース。おなじみの強い海風や天気の急変もあり、スーパーショットに驚かされるシーンはあまりなかったが、着実にカップに迫るトッププロの執念と技術が随所に表れていた。中でも、優勝したリディア・コは、強風の影響を避けるために徹底的に低いボールで攻め、確実にパーを拾い続けながら、チャンスをものにし、最後18番のバーディーで首位に立つというしぶとさだった。リディア・コのプレーぶりに、プロゴルファーがよく口にする「耐えるゴルフ」の真骨頂をみた。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<スポーツ雑感 2024/8/25-2>
一昨日、キヤノンギャラリー銀座の「パリオリンピック雑誌報道写真展」に寄ってみた。五輪大会では、取材人数が制限されるため、日本雑誌協会は加盟社が派遣するフォトグラファーで代表撮影チーム(今回は8名)を結成し、そのデータを共有し、雑誌やWEBサイトに使う。その中の37点を展示していた。そこには、一瞬を切り取る写真でしか伝えられないものがあった。ただ、これからは、その写真自体をどう伝えていけばよいのか。






コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<スポーツ雑感 2024/8/25>
AIG全英女子オープンゴルフの3日目に、申ジエが首位に躍り出た。2日目まで首位のN・コルダがいきなり2連続ボギーで波乱の予感。その前でプレーをする申ジエが序盤にロングパットを決めスコアを伸ばす。さらに、難関ホールの17番で圧巻のセカンドショットから、この日2人目となるバーディー。世界の申ジエの久々の優勝を、そして、後輩の韓国選手と日本ツアーでしのぎを削る日本選手が一緒になって祝福する光景をみたい。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<スポーツ雑感 2024/8/22-2>
ハンドボールの試合では、前後半の各30分間、アウトオブバウンズや反則のときでも、審判の指示なしには時計は止まらず、プレーは流れ続ける。メリハリがあるような、ないような。攻撃ではパス交換しながら一瞬のスキをついてシュートを放つ。観ていて一瞬も気を抜けない。30分間の集中観戦はかなり疲れる。バスケットボールのように4クォーター制(各15分)にしたらどうか。パリSG対日本代表を観て、こんなことを考えた。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<スポーツ雑感+ 2024/8/22>
今週末は、女子ゴルフ三昧となりそうだ。今日から、スコットランドで「AIG全英女子オープンゴルフ」が、国内では北海道で「ニトリレディスゴルフトーナメント」が始まる。
「全英」には、結局19人の日本勢が出場する。全米ツアー組からは、今季のメジャー覇者、笹生、古江ら7人。先週のスコティッシュオープンで棄権した全英覇者、渋野の復調に一安心。国内ツアーからは4勝の竹田、3勝の川崎ら、2勝以上している6選手全員が出場。そして、まだ優勝はないものの、全米女子プロで2位、パリ五輪で4位の山下もいる。みな、海外でも堂々と戦える選手ばかりだ。顔ぶれ、実績をみて、いつの間に、日本の女子プロはこんなに強くなったのかと思う。聖地セント・アンドリュースでの「全英」が、今季、日本勢が制する3つ目のメジャー大会となるか。
国内の有力選手が「全英」に出場するため、「ニトリレディス」の「空洞化」は否めない。しかし、出場する選手にとっては大きなチャンスが広がる。ツアー未勝利の選手にとっては、優勝のタイトル、賞金以上に、優勝という経験を得る絶好の機会だ。また、今季の優勝はすべて20代(優勝時点)の選手。このあたりでベテランの巻き返しも期待したい。そして、13歳のアマチュアながら、トッププロ以上にスポンサーをつけている須藤弥勒が満を持してツアーに初出場する。幼少のころからその天才ぶりは知れ渡っているが、レギュラーツアーでどこまで通用するのか。まずは、予選を通過できるのか。大注目である。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<スポーツ雑感 2024/8/17>
8月22日から始まるAIG全英女子オープンゴルフには、18人の日本人選手が出場する予定だ。その中には、アマチュア時代に一緒にまわったことのある(プチ自慢)佐久間朱莉の名前もある。そして、その18人の中で、国内ツアーの優勝がないのは佐久間だけ。コンスタントに好成績を残し、ランキング上位を維持し、今回の出場権を得た。「プロ初優勝が海外メジャー」なんていう、ビッグ・サプライズを起こしてくれないだろうか。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/17>
パリ大会の勝ち組の一つとして、国際オリンピック委員会(IOC)の最高位スポンサーである「ワールドワイドパートナー」のサムスンがあげられるだろう。サムスンは、1998年の長野冬季オリンピックからのIOCパートナーで、「ワイヤレスコミュニケーション機器、タブレットおよびその周辺機器、携帯電話」を権利カテゴリーとする。
サムスンは、今回のパリ・オリンピック&パラリンピック大会で、オリンピックとパラリンピックの選手、ファミリー(役員など)を対象に、同社の新製品スマホ「Galaxy Z Flip6 オリンピック・エディション」約17000台を提供する。パラリンピックはこれからだが、オリンピックでの、その効果は絶大だった。選手村で製品を受け取った選手たちが、早速、そのことを動画に撮ってSNSで発信した。同製品の他にも医療品などが選手村で配られるのだが、そのキットを紹介する動画がたくさん流れていた。サムスンにすれば、製品を渡しただけで、世界中のオリンピアンがタダで、新製品の宣伝をしてくれていることになる。過去に、日本代表選手団に対して、NTTドコモがスマホを、パナソニックが小型ビデオカメラを提供したことはあった。しかし、選手たちが、そのことを発信することはなかった。その思考も、手段もなかった。時代が変わったのだ。
そして、それ以上に、インパクトがあったのが表彰式だ。メダル授与、優勝者の国歌吹奏の後の表彰台上でのフォトセッションのときに、係員がメダリストにスマホを渡し、自撮りを促していた。金、銀、銅メダリストたちが仲良く写真を撮る。もちろんその画像はすぐにSNSで拡散される。その交流を深め、広めるツールとしてメダリストの手にあるのは、選手村でも配っていたスマホ「Galaxy Z Flip6 オリンピック・エディション」だ。
オリンピックの表彰式でメダリストに自社製品を持たせ、使わせるなんて、史上最高のスポンサー・アクティベーション(スポンサーの権利を活用してコミュニケーション、プロモーション、キャンペーン、イベントなどを実施すること)ではないか。
選手・役員へのスマホの提供も表彰台での自撮り促進も、SNS時代のオリンピックだからこその仕掛けであり、見事にはまった。サムスンの幹部は笑いが止まらないだろう。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<スポーツ雑感 2024/8/15>
WOWOWオンデマンドでUEFAスーパーカップ2024、レアル・マドリード対アタランタを観た。注目していたレアル新加入のエムバペが、早速、チーム2点目となる、あいさつがわりのゴールを決めた。両チーム無得点で迎えた後半は、徐々にレアルのペースとなった。その中心はベリンガム。そのベリンガムの躍動に呼応するようにビニシウス、ロドリゴ、そしてエムバペが相手ゴールに迫った。夢の4人を止めるチームはあるのか。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/15-2>
何人かから、「今回のパリ・オリンピック観戦にいくらぐらいかかったの?」と尋ねられたので、あまりやったことのない旅行費用の精算をまじめにしてみた。
その結果、現地フランスに6泊(パリ3泊、リヨン1泊、リール2泊)し、5競技(サッカー3試合、馬術、ハンドボール)を観戦した今回の旅行にかかった費用は、総額で約55万円となった。ざっくりとした内訳は、旅費・交通費が23万円、宿泊費16万円、食費5万円、観戦チケット代6万円、その他雑費3万円。
当初は、総額40万円ぐらいで計画を練っていたのだが、いくつか思惑が外れた。日本からパリへの航空券は、JALのマイル特典を活用する予定だったが、希望する便を確保できなかったので、台湾エバー航空のエコノミー席を購入。ホテル代は1泊1万円から1万5千円に抑えるつもりだった。しかし、ホテルが多いパリでも、1都市集中開催のオリンピックでは無理があった。そして、2024年に入ってから急激に円安になったのも痛手だった。かかった費用のうち、一番早い時期に払ったのは、最初のチケット販売で購入した観戦チケット代で2023年4月にカードの引き落としがされた。そのときは1ユーロが約147円だった。しかし、大会近くにTGVや長距離バスを予約購入したときは、1ユーロが約173円になった。大会期間中は、同160から165円になっていたが、こんなことは予想もしていなかった。
ただ、円安になったものの現地での食費や雑費は、思っていたほどかからなかった。食費は特に節約をしているつもりはないが、しょせん「おひとりさま」なので、豪華なディナーという気分でもなく、いつもどおり適当なカフェやレストランで、まわりの客と同じようなものにありついていた。また、これまでのWiFi端末レンタルをeSIMにしたことで通信費が安くなり、大会グッズも買わなかった(買いたいものがなかった)ので、これら雑費もあまりかからなかった。なお、なでしこジャパンの試合観戦用に買った日本代表レプリカシャツ(13200円)は、今後も着るので計上していない。
そして、一連の出費は、最初のチケット購入から大会までの約1年半の間に、バラバラと引き落としされているので、良いのか悪いのかはわからないが、負担感もあまり大きくなかった。コスパ的には上々の観戦旅行だった。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/15>
大会の次は、観戦旅行のまとめを。今回の一番の目的は、パルク・デ・プランスとスタッド・ドゥ・リヨンで実際にサッカーの試合を観ることだった。
数十年前に何度目かのパリで、環状線を走るクルマからパルク・デ・プランスを見たときに、その威厳ある外観にひきつけられ、一度は試合を観たいと思い続けていた。今回は2試合を、ゴール裏とバックスタンドの席から観戦した。熱狂的なサポーターが集まるゴール裏席への通路、壁には一面、「グラフィティ(落書き)」とか「ストリートアート」と呼ばれるもので埋め尽くされていた。本拠地とするパリ・サンジェルマンのサポーターにとっては「ホーム感」が高まることだろう。バックスタンドは、いたってふつうに小ぎれい。どちらも、適度な傾斜のスタンドの席に座ると、自然にピッチへの集中が高まる。古くなりつつある建物こその趣き、温かみのあるスタジアムだった。せひ、パリSGのホームゲームで訪れてみたい。
スタッド・ドゥ・リヨンは、EURO2016フランス大会のために建てられたスタジアムだ。そのEURO2016は観戦チケットを買っていたものの、おそらく仕事の都合で、リヨンに行くのを止めたのだった。なので、今回はそのときのリベンジ観戦ともいえる。リヨン市内からトラム(路面電車)でスタジアムのすぐそばに着くのは、ミラノのサン・シーロ・スタジアムを思い出させる。スタジアム自体は、率直に言って、欧州ではふつうのサッカー専用スタジアムだ。ただ、席へのアクセスも、席からの視線、視界も、声援の響き具合も、ふつうに素晴らしく、心地よかった。ここで、フランス国歌の大合唱を体感できたのは幸運だった。
もうひとつの目的は、日本国内の競技会ではなかなか難しい馬場馬術、ハンドボールの世界トップレベルのパフォーマンスを観ることだった。いろいろな競技を集中開催する総合大会だからできることだ。そして、すでに書いたように、馬場馬術もハンドボールも、期待にたがわずその魅力を十分に堪能できた。ただ、そうなると、欲深いスポーツ観戦好きとしては、馬術やハンドボールのそれぞれがもっているはずの雰囲気、空気感で満ちた大会に行ってみたくなる。早速調べてみたら、日本代表も出場するハンドボール男子の世界選手権が2025年1月から2月にかけて開催されるようだ。
今回は、当初の目的は達成できたし、思ってもみなかった友人たちとの再会や新しい出会いもあり、十分に満足できるオリンピック観戦旅行となった。ただ、いざパリ・オリンピックの現地に行ってみると、観るべき、体験すべきものは無限に広がっていた。「もう数日でも、長く滞在したかった」というのが、素直な感想である。






コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/12>
帰国後、案の定、あまりの蒸し暑さに体調を崩し、1日半ほど、ほとんど食事をとれず寝転がっているうちに、パリ・オリンピックが閉幕してしまった。ただ、時差ボケもあり眠れないので、女子ゴルフの山下美夢有の健闘、男女バスケットボール決勝でのフランスの大健闘、そして長く退屈だった閉会式は観ていた。それについては後にするとして、大会全体に対する感想を記しておきたい。
ぼく自身は、国内でも現地でも、競技観戦が主だったため、今大会の「開かれたオリンピック」の特徴であるオリンピアンと市民がふれあうイベントなどは、ほとんど見ていないし、体験していない。そのうえで、報道などを見て素晴らしかったと思うのは、有観客でできたことに加えて、その観客・市民がよりオリンピック・ムーブメントに参加できる、観客・市民が主役になれる場、演出を巧みにつくり上げていたことだ。各競技場でのスタジアムDJ、各所のファンゾーン、オリンピアンと触れ合える「チャンピオンズパーク」、そしてオリンピックコースをオリンピック期間中に走れる「みんなのマラソン」など。特に、「みんなのマラソン」は、男子マラソンが終わった後、その日の夜に同じコースを、10km、フルマラソンに約4万人の一般市民ランナーが走った。そして、その数時間後に、女子マラソンをおこなっている。この大胆な企画と運営能力には驚きとリスペクトしかない。
今大会のもう一つの主役はスマホだった。閉会式会場に入ってきた各国・地域の選手は、みなスマホを掲げていた。メダルセレモニーでは、スタッフが選手にスマホを渡し、自撮りを促していた。それを含めて、選手が撮った、選手しか撮れない画像や動画がSNSにあふれた。観客が撮った画像・映像はニュースよりも臨場感にあふれていた。いずれも、ひと昔前なら、著作権などで大騒ぎになっていたはずだ。また、観客にとっては、スマホは命綱でもあった。観戦チケットはスマホのなかにある。観戦の日まで、あと何日とリマインドが送られてくる。競技場への案内、様々な情報が続々とアプリに更新される。交通機関のチケットも同様だ。スマホが苦手なんて言っている場合ではない。
リアルとデジタルの両面で、これまでのオリンピックから大きな変化をみせたパリ大会だった。クーベルタンが創った「近代オリンピック」は、クーベルタンの後輩によって「シン近代オリンピック」へと、新たなフェーズに入ったといえるのではないか。パリの革命を、ロスがどう引き継ぐのか、興味深い。そして、トーマス・バッハIOC会長の後任(来年3月のIOC総会で決定予定)のリーダーシップにも注目したい。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/10>
帰国した日の深夜に、サッカー男子決勝、フランス対スペインをTV観戦した。大きな大会の決勝戦とは思えないゴールラッシュと劇的な展開にすっかりひきこまれた。序盤から攻勢をかけるフランスが先制。その後、前半15分過ぎからはスペインがペースを握り、10分間で3点を奪い逆転かつ2点リードとする。先制されても動じない、スペインのゆるぎない自信をみた。先のEURO2024の準決勝を思い出した。後半は、フランスが怒涛の攻撃をみせ、FKからのゴールで1点差に迫り、追加時間にPKで同点とした。90分で勝ち切るための選手交代をしていたスペインにとっては、まったくの想定外だっただろう。この流れにのって、大声援に後押しされる地元フランスが勝つかと思って延長戦を観ていたが…。延長の前、後半に1点ずつ追加したスペインが、5対3で勝利し、1992年バルセロナ大会以来の優勝となった。
 試合を観ながら、少し意味が違うかもしれないが、柔道の世界で使われることが多い「柔よく剛を制す」という言葉を思い浮かべた。フランスの速くて強いプレッシャーに、スペインは繊細なポジショニングとパスワークで対抗した。時間と空間のマネージメントがチーム内で共有されているのが素晴らしい。10代の選手も活躍してのEURO2024、パリ五輪での優勝は、スペイン時代の再来と言えるだろう。
一方、準々決勝のアルゼンチン戦、延長戦となった準決勝エジプト戦と厳しい戦いを勝ち抜いてきたフランスも素晴らしいチームだった。スペインの魅力が引き出されたのも、フランスの頑張りがあったからこそだ。スペインの最有力対抗馬として期待したい。
この試合の延長後半、ここまでの6試合に出続けたフランスのマテタが両足の疲労によって、ほぼ立っているだけの状態になってしまっていた。グループリーグから準決勝まで中2日で5試合を戦い、中3日で決勝戦というハードスケジュールのせいだろう。アスリートのためを思い、大会を魅力あるものにしたいのであれば、改善すべき点は多い。


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/7-3>
ハンドボール、スペイン対エジプトを観て、スタッド・ピエール・モーロワを出た後、市内のカフェで昼食をとり、いったんホテルに。ハンドボール男子準々決勝の2試合目は、この日のメインイベント、東京大会で金メダルをとった地元フランス対ドイツ。ホテルのロビー(ダイニング)の大画面テレビで観戦した。この試合も凄いことになった。前半は、フランスがリードするも、その後、ドイツが追いつき、シーソーゲームとなり、後半残り6秒でフランスが1点リードした状況でタイムアウト。そして、フランスボールで再開すると、なんとドイツが、フランスのパスをインターセプトし、カウンターで残り0秒で同点とした。ホテルのテレビの前でも、いつの間にか集まっていた客たちが大声を上げたのだから、競技場はいったいどんな風だったのか。土壇場で追いつかれたフランスは、結局ドイツに34対35で敗れた。1試合目以上に、濃密な試合だったことは間違いない。先に紹介した日本人姉妹&ドイツ人の強者(つわもの)たちは、大丈夫だろうか。




コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/7-2>
ハンドボール男子準々決勝、スペイン対エジプトは、延長戦に突入する大接戦の末、残り20秒で7mペナルティを決めたスペインが逃げ切った。前半6分45秒まで、両GKの攻守に阻まれ、双方無得点。GKの存在感が際立つ。特に、エジプトの太っちょGKのアリは、人気選手のようで、選手紹介の時から拍手が多かった。敗戦後には、場内から「アリ!」コールが起こっていた。その守護神アリを擁するエジプトが先制するも、スペインとの一進一退が、最後まで続いた。得点経過もおもしろかったが、あらためてハンドボールが、攻守交替時の切り替えの速さがカギを握る、いわゆるトランジッション・ゲームだということを感じた。そもそもハンドボールをあまり観戦したことがないのだが、日本で観たことのあるものとは、一味も二味も違っていた。
そして、会場の雰囲気も。場内の照明の演出に加え、スタジアムDJの盛り上げと、それに応える観客のハイテンションさは、海外ならでは、室内競技ならでは、だった。プレー中にもかかわらず「クラップ!クラップ!」と拍手を、ときにはウェーブを促す。試合中のほとんどの間、拍手が鳴り響いていた。
初めて観た本場のハンドボールは、月並みな表現だが、最高に面白かった。オーバータイム(延長戦)を含む70分間が、あっという間に過ぎっていった。そして、心地よい疲労感が残った。もちろん、また、こんな試合を観てみたい。
この日の朝、ホテルで日本人の姉妹とドイツ人男性(以前、日本に住んでいた)の3人グループに遭遇。ハンドボールの熱烈なファンで、前日に女子の準々決勝2試合を、そして、この日は、男子の準々決勝4試合を観るという。やはり本場のハイレベルの試合を楽しみたいとのことだった。4試合観戦の初戦から延長戦に入る熱戦となった。3人の体力・気力がもつのか心配しながら、ぼくは十二分に満足してハンドボール会場を後にした。





 


コメント ( 0 ) | Trackback (  )




<パリ・オリンピック雑感 2024/8/7>
リヨンからパリを越えて、ベルギーにほど近いリールに、初めて来た。リール・ウロップという近代的な駅に到着し、古くからあるリール・フランドル駅を過ぎると、いかにも欧州の地方都市という街並みに。石畳をゴロゴロとキャリーケースを転がすこと、約15分でホテルに到着。会場での生観戦のない日なので、のんびりと街を散策し、夜は22時30分から、オペラ劇場のビデオ・マッピングを見た。リールを会場とするバスケットボールとハンドボールをモチーフとした約10分間を、地元の人々と一緒に楽しんだ。






コメント ( 0 ) | Trackback (  )



« 前ページ