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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



キリンカップサッカー2009
日本代表 4対0 ベルギー代表
2009/5/31 東京・国立競技場


相手が弱すぎて、自信をつけるにはほどにはいたらないだろうが、日本代表が気持ちよく、ウズベキスタン戦に臨めることは確かだ。これで、2010年南アフリカW杯出場も決定というわけだ。

それにしても、ベルギー代表はひどかった。かつて1980年代に赤い悪魔と恐れられていたチームの片鱗も感じられなかった。1992年にアルゼンチンとウェールズを招へいし国際Aマッチとなって以来、キリンカップに来日した代表のなかでもワースト3に入るのではないか。

欧州のシーズンが終わったばかりで、トップ選手は休息をほしがるだろうし、W杯の欧州予選もある。その一方で、若手を試すのには、クリーンな試合をする日本のようなチームはうってつけかもしれない。大会の日程も、以前よりもタイトになっている。中2日で、1週間かけていた大会も、今や来日チームは中1日の強行軍で2試合をして、帰国する。結果、B代表(あるいはC代表)のようなチームが来日することになるのだろう。

キリンカップも今年で30周年を迎えた。これまでも、大会のかたちは、その時代にあわせていろいろと変わってきた。長く続いてきた代表3チームによる総当たり戦方式も、そろそろ限界のように思う。

スポンサーを満足させるだけでなく、サッカーファンを満足させてくれる新たなキリンカップサッカーの誕生を期待したい。



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