<東京五輪雑感 2021/6/15>
組織委から「オリンピック観戦チケット発送に関するお知らせ」メールが届いた。「観客上限の方針が未定のため、6月中旬以降の予定だった紙チケットの発送を見合わせているので、しばらくお待ちください」というような内容だった。ただ、文面からは送る気満々な感じが漂っている。そこから推測できることは……。
6月20日に「緊急事態宣言」が「まん延防止措置」に移行し、イベントの観客上限が収容人数の50%になる。先日、発表があったように販売済観戦チケットは全体の約42%なので、競技や会場によってばらつきはあるものの、ほぼ全会場で観客上限50%に収まる。なので、観戦チケットを再配分する必要はなくなる。で、実は、すでにこの状況を前提に、観戦チケットへの席番の印字は済んでいる。あとは、発送するだけ……。
組織委に問い合わせたら、観戦チケットの払い戻しも、当初、予定していた公式転売サイト(リセールサイト)の開設も未定らしい。「安心・安全」な状況で観戦できるのだから、当然なんだろう。
そもそも、6月中に観客上限を決めて、それに応じたかたちで、その3週間後に五輪大会を開催することなんて、できるわけがない。なんてことはない。全部決まっているのだ。とんだ茶番に付き合わされているわけだ。東京五輪開幕まで、あと38日。
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