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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感+ 2019/1/24>
“READY STEADY TOKYO” 「レディ、ステディ、トウキョウ」
今年から来年の春にかけておこなわれる2020年東京五輪・パラ大会のテストイベントの名称が発表された
大会組織委員会が主催(一部は競技団体との共催)する競技大会に使われる。2020年東京大会への機運醸成を図り、期待感と高揚感を高めていくためのもので、「準備はできた。気を引き締めて、成功に向かって進んでいこう」というメッセージが込められているのだそうだ。先日、投票が締め切られたボランティアの呼称もそうだったが、全然ピンとこない。若い人には刺さっているのだろうか。
まず、疑問に思ったのは、組織委員会が主催であるにもかかわらず、なぜ東京大会の名称やロゴマークを使わないのか。東京大会への関連性が感じられないのに、機運醸成や期待感・高揚感が高まるはずがない。こういった名称の必要の有無は別として、つけるのであれば、「東京2020テスト大会」のほうが、まだましだろう。五輪マーケティングのしばりで使えないのは容易に推測できるのだが……。ロゴマークにしても、大会エンブレムが使えないのなら、現在、TOKYO2020応援プログラムで認められている、大会エンブレムを想起させるマークを使ったらどうか。
さらに言えば、このような東京大会をまったく連想させない名称やロゴをつくってまで、盛り上げようとしている組織委員会主催のテストイベントの一部は、一般の観客を入れない「無観客試合」としておこなわれることになっている。

“READY STEADY TOKYO” 「レディ、ステディ、トウキョウ」
組織委員会が、自戒し、自らを鼓舞するためのインナー・スローガンとしか思えない。




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<スポーツ雑感+ 2019/1/22>
大学の卒業式以来、約35年ぶりの埼玉会館(さいたま市)。東京五輪・パラの埼玉県の都市ボランティアの説明会・基本研修会に参加した。実は、5400人の募集に対して9650人の応募があった埼玉県の都市ボラに応募し、採用されたのだ。
約1時間半のうち、県のオリ・パラ課の職員による説明会が約45分。その後の約1時間の基本研修会の中身は、吉本芸人とオリンピアン岡崎朋美さんとの座談会などで、「わざわざ開催する必要があるのか」という印象。
意外だったのは、募集時にはなかった活動費が、1日2000円(クオカード等を検討中)支給されること。都市ボラの活動は競技会場付近の駅での案内が中心だ。基本は屋外のため、猛暑を考慮し、1日の活動時間は約5時間で、そのうち2時間は休憩。拘束時間でみると時給400円、稼働時間では667円。高くはないけれど、活動内容からすれば、そこそこのアルバイトと言えよう。
説明では「食事と1000円が支給される(組織委員会が募集している)大会ボラに見劣りしないでしょう」とのこと。都市ボラと大会ボラの両方に応募している人も多いだろうから、大会ボラに流れてしまうことを警戒したのだろうか。募集時になかったのだから、今になって活動費を支給する必要はないと思う。集まったボラたちも、期待していなかったのではないか。
組織委員会と開催都市の連携の拙さが、こんなちぐはぐさを生んでしまったのだろう。大会まであと約1年半。ほかにもほころびが出てきそうな予感がする。大丈夫か?



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<スポーツ雑感 2019/1/19>
ラグビーW杯のチケットの売れ行きが順調だ。本日の一般先着販売でも、高額なプレミアムシートを除くと、ほとんど売り切れている。スポーツ好き、お祭り好きな日本人の特性だろうか。いよいよ、この4月には東京五輪の観戦チケットの申し込みが始まる。倍率はラグビーW杯どころではないだろう。招致問題で「五輪のイメージダウン」などと言われているが、そんなことは全く関係ない。厳しいチケット争奪戦が繰り広げられるはずだ。



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<スポーツ雑感 2019/1/14-2>
高校サッカー決勝戦、青森山田対流経大柏は、前半は互いに譲らない接近戦を、後半は青森山田の躍動感を楽しめた試合だった。今大会、準々決勝から青森山田を観たが、3試合とも先制されながら、後半に巻き返す展開だった。決勝戦では、後半に入ると、青森山田の中盤の選手の活動量が格段に増えた。ボールへのアプローチも早くなり、遅れて対応する流経大柏に反則が多くなった。個の強さは、大雪の中での鍛錬のたまものなのだろう。


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<スポーツ雑感 2019/1/14>
アジア杯は難しい大会だということは理解している。苦戦しながらも2連勝で、KOステージ進出を決めたのだから、まずまずのスタートと言える。これで、グループリーグ最終戦は、日本にとっても、相手のウズベキスタンにとっても消化試合となる。KOステージの対戦相手を考えながらの試合となるが、ロシアでの経験を活かして有効な調整試合にして欲しい。大迫、南野、堂安に乾を加えた攻撃陣を見ておきたいが、実現するだろうか。


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<スポーツ雑感 2019/1/13-2>
全日本バスケットボール選手権の男子決勝は、延長残り2秒で冨樫が3ポイントシュートを決めて千葉ジェッツが3連覇を果たした。前日の準決勝、A東京戦では20得点をあげた冨樫だったが、決勝では延長の5得点のみ。それでも最後の最後に決めるのだから、やはりもっている選手だ。互いに厳しい守備で低得点の展開になったところまでは栃木のペースだったが、天皇杯初優勝はならなかった。ケガで欠場の田臥がいたらどうだったか。


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<スポーツ雑感 2019/1/13>
皇后杯(女子)全日本バスケットボール選手権で、JX-ENEOSが6連覇を達成した。第1ピリオド6分すぎに、ベンチスタートのエースガード吉田を投入し、トヨタ自動車を逆転すると、あとは一方的な展開となった。吉田・渡嘉敷のホットライン、主軸となった宮澤に加えて、若手も順調に成長しているJXに隙はない。ただ、観戦者としては勝負の行方がわかっていてはおもしろくない。JXを脅かすチームが現れることを期待する。


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<スポーツ雑感 2019/1/12>
高校サッカー準決勝、青森山田対尚志は、PK方式の結果、青森山田が決勝進出を決めた。3対3の接戦を常にリードしていたのは尚志だった。追いかける青森山田が、特に後半、攻守にやや強引さを感じたのに対し、90分間、肩の力が抜けた尚志のプレーぶりは、見ていてとても心地良かった。なかでも、尚志・染野の3得点は、回りとの連携も含めてすばらしかった。終盤で同点にした青森山田のしぶとさもさすが。延長戦を見たかった。


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<スポーツ雑感 2019/1/11>
日清食品グループの陸上部が大幅に縮小され、東京五輪でマラソン出場をめざす2人だけとなる。スポーツ界には、国からの強化資金の減少やスポンサー企業による支援縮小などが予想される東京五輪・パラ後に対する不安が、確実にある。そして、その不安は、五輪後からではなく、五輪前から現実のものになるということに気づかされた。ビジネスチャンスとしての東京五輪はすでに終盤を迎え、「次」が求められているということだろう。


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<スポーツ雑感 2019/1/7>
昨年のロシアW杯観戦は、ブラジルW杯以来の海外観戦だった。ずいぶん間が空いたが、苦楽の多かったロシア旅行のおかげで、再び海外気分が高まっている。そして、欧州のサッカー日程を眺めていたら、3月に魅力的なカードを発見。EURO2020の予選、オランダ対ドイツ(アムステルダム)、フランス対アイスランド(パリ)、スイス対デンマーク(バーゼル)を3日連続で観られるのだ。あえて短期間で3カ国を巡ろうか、迷う。


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<スポーツ雑感 2019/1/6>
今年の春高バレーは、東京体育館が改修中のため、昨年建てられた武蔵野の森総合スポーツプラザで行われている。ここは2020年東京五輪のバドミントン会場でもある。その構造が残念だった。メインアリーナの観客席は、3階席と4階席の2層になっているが、長方形のアリーナの短辺には4階席しかない。そして、そこからは直下の部分が完全に死角になる。建設費や敷地の関係だろうと推測するが、もっと工夫はできなかったものか。



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<スポーツ雑感 2019/1/4>
箱根駅伝の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が、放送開始以来、過去最高だった。大本命の青山学院が往路でつまづいたために、往路・復路ともに優勝争いから目が離せなかったのは確かだ。しかし、人気ドラマの再放送などの裏番組がお粗末だったのも事実。箱根駅伝へのギブアップ宣言のように思えた。メガイベントを控え、ますます増えるだろうスポーツコンテンツを充実させるためにも、テレビ番組制作陣の健闘に期待したい。

新年おめでとうございます。
2014年1月に、スポーツに関して気になったことを200文字で書き始めて、まさかの6年目に突入することになりました。スポーツへの注目度が高まるなか、特に、「批評」「監視」という視点をもって、考え、書いていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。


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