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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2015/7/27>
白紙に戻った新国立競技場問題。しかし、2020年東京五輪の主会場として再検討されるのは決定事項のようだ。主会場についてのIOCの要望は「8万人の競技場を造って、レガシーとして、大会後も有効活用せよ」だ。しかし、どの国、都市にとっても、これほどの難題はないだろう。こう考えると、ベテランスポーツジャーナリストの牛木素吉郎氏がいうように、仮設のスタジアムで2020年東京五輪に対応するのも妙案ではないか。


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<スポーツ雑感 2015/7/26>
清宮幸太郎が3番を打つ、早稲田実業が夏の甲子園出場を決めた。これで、甲子園の常連になり、早大進学後、2020年東京五輪では、追加種目となるだろう野球の日本代表の主軸として活躍し、その後プロ野球(日本)、MLB(米国)へ、という未来が見えてきた。その間、2019年ラグビーW杯のときだけ、父親である克幸氏の顔をたてて、ラグビー日本代表として大活躍!とまでは、さすがに無理か。でも、そんな夢も見たくなる。


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<スポーツ雑感 2015/7/24>
2020年東京五輪の開幕まで5年となった24日、五輪とパラ大会のエンブレムが発表された。正直、がっかりした。もっと、不満も言えないような、おじさんには理解不能なぶっ飛んだデザインを期待していたのに…。20年以上も前のJリーグのマークを思わせるのだから、新しさは感じない。子どもや若者たちは、理屈っぽい、このエンブレムのついたグッズを身に付けたくなるだろうか。2年後に発表予定のマスコットに期待しよう。


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<スポーツ雑感 2015/7/24>
2020年東京五輪の開幕まで5年となった24日、五輪とパラ大会のエンブレムが発表された。正直、がっかりした。もっと、不満も言えないような、おじさんには理解不能なぶっ飛んだデザインを期待していたのに…。20年以上も前のJリーグのマークを思わせるのだから、新しさは感じない。子どもや若者たちは、理屈っぽい、このエンブレムのついたグッズを身に付けたくなるだろうか。2年後に発表予定のマスコットに期待しよう。


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<スポーツ雑感 2015/7/15>
新国立競技場問題。森喜朗氏が「五輪に間に合わせないと世界の笑いものとなる」と言ったそうだが、あんなものを造ったら、五輪以降、50年、100年、日本は世界の笑いものになる。また、建設が間に合わずにプレ大会(2019年)が実施できないと「国際公約違反」となるようだが、IOCとの契約はどうなのか。負債を考えたら、ペナルティを精算した方が安いかも。それに、きっと、そんなペナルティなんてないような気がする。


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<スポーツ雑感 2015/7/13>
日本サッカー史研究会で貴重なものを見せてもらった。1936年ベルリン五輪の組織委員会が参加選手に配った革張りのサイン帳である。約80年前のものだ。持ち主は、この日のゲスト・スピーカーで、サッカー日本代表だった鈴木保男さんの長男、高島正保さん。中にはサッカー代表だけでなく水泳の前畑秀子や陸上の西田修平のサインもある。もちろん外国選手のものも。五輪に参加したことを子や孫に伝える何とも粋なお土産である。



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<スポーツ雑感 ワイド版「新国立競技場を考える(1)」 2015/7/11>

あらためて、新国立競技場について考えたい。

現行案の見直しがされない理由として「2019年ラグビーW杯に間に合わないから」がある。ラグビーW杯組織委員会の話では、日本大会の開幕試合(2019年9月)と決勝戦(10月)は、東京の新国立競技場で行われる計画になっている。この開幕試合、決勝戦の会場の変更はできないのだろうか? 結論としては、変更はできる。

準備は進んでいるのだろうが、日本大会までまだ4年もある。主催の「ワールド・ラグビー」との約束違反というかもしれないが、恐れることはない。2020年東京五輪だって、あんなに計画が変わっているではないか。

会場変更以上の例もある。2003年のラグビーW杯は、当初、豪州とニュージーランドとの共催だったが、大会の1年半前になって、ニュージーランドが開催権を返上し、関係者をあわてさせた。しかし、単独で開催した豪州大会は無事成功し、ニュージーランドも2011年に単独で大会を招致、成功させている。ニュージーランドというラグビー大国と日本の違いはあるかもしれないが、試合会場の変更ぐらいは認められるだろう。

また、すでに日本大会の12の開催都市が決まっているが、その中の、横浜市は、当初、開催都市として申請していなかった。しかし、締め切り後に組織委員会の要請を受けて申請し、開催都市に選ばれた。新国立競技場が間に合わなかったときの保険として、収容人数約7万2000人の横浜国際総合競技場を考えているとしか思えない。8万人の約束を守りたいなら、横浜国際総合競技場の陸上トラックの上に8000席を仮設すればすむ。

先日の有識者会議のなかで、森喜朗委員が、2019年に間に合わせるということは、ラグビーW杯だけではなくて、2020年東京五輪の1年前(準備)大会のためでもあると言っていた。しかし、これは、ぼくの考えでは正しくない。新国立競技場の競技エリアは、まず陸上トラックなしで、ラグビーのフィールド(天然芝)だけを造るはずだ。そして、ラグビーW杯後に、芝を張り替え、五輪用に陸上トラックを造る。なぜならば、ラグビーのフィールドを国際規格にあわせると、トライをするエリア(インゴール)が陸上トラックにかかってしまうからだ。旧国立競技場でラグビーをやるときに、人工芝のカーペットを敷いていた部分だ。やはり最初の期限は、ラグビーW杯なのだ。

このように考えると、新国立競技場の見直しの前提として、2019年ラグビーW杯の計画の一部見直しを早急にすべきとなる。

新国立競技場について、ラグビー界からは、ラグビー3巨頭(森喜朗、遠藤利明、河野一郎)以外の声がほとんど聞こえてこない。噂では、ラグビー関係者には、かん口令が敷かれているとも。このままでは「ラグビーのせいで、未来永劫、新国立競技場の大借金をかかえることになる」と言われかねない。遅すぎる感はあるが、今こそ、ラグビー界は、トップにしばられないまともな声を上げるべきだろう。




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<スポーツ雑感 2015/7/11>
新国立競技場の有識者会議で、小倉純二委員(JFA名誉会長)が「仮設席ではサッカーのW杯を呼べない」と言った。招致を狙う2023年の女子W杯、2040年頃なら呼べそうな男子W杯の会場にするつもりか。しかし、サッカーファンの誰一人として、あの新国立でサッカーを観たいとは思わないだろう。「次の日本でのW杯は、すべての試合をサッカー専用競技場で行います」と言うほうが、国内外の共感を得ることができると思う。


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<スポーツ雑感 2015/7/8>
サッカー欧州選手権EURO2016は、来年6月10日から7月10日までフランスの10会場で行われる。素敵なスタジアムもいくつか造られているようで楽しみだ。パリからリヨン、マルセイユへと南下し、またパリに戻ろうか。しかし、問題は観戦チケットの確保と値段。決勝戦のカテゴリー1の値段は895ユーロ(約12万円)で、W杯を越えるほどになっている。その観戦チケットの第1次申込の締め切りは、明後日7月10日。


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<スポーツ雑感 2015/7/6>
女子W杯決勝。米国の連続得点に、昨年のW杯のドイツ対ブラジル戦がよみがえった。3点差になった後は、米国がやや引き気味になったため、日本の持ち味を出すことができたが、米国のスピードと正確さは、ここまでの相手とはレベルが違っていた。米国の4点目、ロイドの約50mのロングシュートは、判断力とそれを実現するスキルの差を象徴していた。大健闘した「なでしこ」だからこそ、これを糧に、さらに高みを目指してほしい。


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<2015/7/5>
「オリンピックコンサート2015 in 川越」の中で、聖火の歴史を振り返る映像があった。最近の工夫を凝らした大掛かりな演出による聖火点灯は、1984年ロス五輪が「はしり」だったようだ。それまでは、最終聖火走者が聖火台の脇に立ち、トーチを掲げて聖火を移していた。ただし、この映像の中には、日本がボイコットした1980年モスクワ五輪がなかった。モスクワでは、聖火はどんな演出で聖火台に移されたのだろうか。


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<スポーツ雑感 2015/7/3>
マラソンの川内優輝選手が、日本陸連の「ナショナルチーム」を辞退した。陸連に対する不満もあるようだが、「科学のサポートよりも、野性的なやり方で」というコメントが印象に残った。と同時に、約30年前の映画「ロッキー4」を思い出した。科学的なトレーニングで造られたドラゴに対して、雪山を駆け上り、丸太を切り、雪ぞりを押して心身を鍛えるロッキー。ロッキーのように、川内選手の意思と創意工夫が実を結ぶことを願う。


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<スポーツ雑感 2015/7/2>
なでしこジャパンが女子W杯の決勝進出を決めた。すべて1点差の勝利で、苦戦をしているように見えるが、初戦のスイス戦の後半以外は、ほぼ完全にゲームを掌握している。なにしろ、ゲームのテンポの作り方が絶妙である。そして、宮間を中心にチーム全体が、そのテンポを共有できていることが素晴らしい。テンポにのせた正確なパス展開を武器とするなでしこジャパンにとって、イレギュラーが少ない人工芝も味方になっていると思う。


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