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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2022/6/26>
非アスリートの立場から描く「東京2020オリンピック SIDE:B」は、SIDE:A以上に、IOCのための記録映画だった。河瀬監督がこだわる顔のアップの連続とともに、負の部分も含めた多様な事象を残してはいた。ただ、コロナ禍に加えて、自らが引き金となった不祥事さえも、見事に乗り越えたと言わんばかりに、森、バッハを奉ったようなつくりには気分が悪くなった。「シン・東京2020オリンピック」を観たいものだ。


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<スポーツ雑感 2022/6/15-2>
コスタリカ対ニュージーランド戦は、4月にFIFAが始めた、無料のコンテンツ配信プラットフォーム「FIFA+」で観た。他になかったからだ。「FIFA+」を利用して試合を観たのは初めてだったが、特に問題はなかった。過去の大会映像なども充実しているようなので、時間があるときに観てみたい。さすがにカタールW杯本大会のライブ配信はしないようだが、将来的にはどうなるか。放送権の枠組みなども変わっていくだろう。


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<スポーツ雑感 2022/6/15>
カタールW杯大陸間プレーオフで、コスタリカがニュージーランドを破って本大会出場を決めた。グループステージでの日本の相手は、ドイツ、コスタリカ、スペインとなった。長身FWがいない日本にとっては、体格が優れているニュージーランドよりもコスタリカの方が戦いやすいと考えたが、チュニジアに惨敗したことを考えると、厳しい戦いになることは間違いない。ベスト16進出のカギとなるコスタリカ戦から現地で観るとするか。


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<スポーツ雑感 2022/6/6-3>
日本対ブラジル戦@雨の国立競技場で観られたゴールはネイマールのPKだけだった。ブラジルに5点を取られながらも1点を決めた韓国とブラジルを1点に抑えた日本。日本と韓国のこの違いは興味深い。それにしても、ネイマールをフル出場させつつ、交代枠も十分に使っていたことから、ブラジルにとって真剣度の高い練習試合だったと言えよう。日本も、この貴重なブラジル相手の試合で、もっと有効な選手起用ができたのではないか。




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<スポーツ雑感 2022/6/6-2>
カタールW杯欧州予選プレーオフ、ウェールズ対ウクライナ戦の試合前に、素敵なシーンがあった。会場のカーディフは雨が降っていた。エスコートキッズと一緒に整列していたウクライナの選手たちは、両国の国歌が流れるときに、ユニフォームの上に着ていたジャージを脱いで、雨に濡れないように子供たちに着せていた。そして、自分たちはウクライナ国旗をまとう。何気ないシーンだが、W杯史に残る試合の一部として覚えておきたい。



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<スポーツ雑感 2022/6/6>
カタールW杯欧州予選プレーオフで、ウェールズがウクライナを破り、1958年スウェーデン大会以来の本大会出場を決めた。ウェールズには、ホームとはいえ、かなり難しい試合だった。実際、ウクライナの方が決定機は多く、ウェールズ守備陣がゴール前で身を挺する場面が何度もあった。それを乗り越えての勝利に、選手も、地元サポーターも、ウクライナに遠慮せずに、喜びを爆発させていたのは、いい光景だった。これがサッカー。


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<スポーツ雑感+ 2022/6/5>
ヨコハマ・フットボール映画祭2022で「アディダス VS プーマ -運命を分けた兄弟-」を観た。靴づくりにこだわったアドルフ(弟)と商売に長けていたルドルフ(兄)の愛憎物語。兄弟でスポーツシューズ会社を設立し、業績を伸ばしながら、第2次世界大戦を経て、対立し、アディダス社とプーマ社に分かれ行く。おおまかな流れは知っていたが、戦争や女性問題をからめた映画を観て、あらためて思ったことを書き留めておきたい。
1954年スイスW杯の雨中の決勝戦で、アディダスの雨用スタッドを付けたスパイクを履いた西ドイツがハンガリーを破って優勝した。この大会前、西ドイツ・サッカー協会は、ルドルフが起こしたプーマにシューズの提供を申し入れていた。しかし、ルドルフが断ったために、アディダスが提供することになった。そして、決勝の日、アディダスのシューズの特長を活かす雨が降った。もし、プーマのシューズだったら、西ドイツは勝てたのか……。もし、プーマの西ドイツが優勝していたら……。スイスW杯前のルドルフの判断が、今の世界のスポーツ産業地図を決めたと言えるだろう。
そして、その後、躍進するアディダスは、アドルフの息子ホルストの代に、電通とISL社を設立し、FIFAやIOCなどと深い繋がりを築き、今のスポーツ・マーケティングの先駆けをつくった。職人気質のアドルフの息子とは思えない「商才」ではないか。この映画を観たからこその気づきである。



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<スポーツ雑感 2022/6/4>
昨日(6/3)から公開の「東京2020オリンピック SIDE:A」を観た。アスリート側の視点で描いたSIDE:A。大会のテーマ「Diversity & Inclusion(多様性と包摂)」に焦点を当て、河瀬監督が心掛ける可能な限りのクローズアップ・インタビューを多用した約2時間は、率直に言って、退屈だった。これが、東京大会の「真実」だったのか?公開初日なのに、豊洲の映画館の客は、ぼくを含めて4人だった。



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<スポーツ雑感 2022/6/3>
今日から始まった「日本スポーツプレス協会(AJPS)報道展2022」を訪れた。昨夏の東京五輪を中心に、約90点の写真が大小のパネルで飾られていた。いつものように、そこにあったのは、1点に集中する選手の緊張感だった。そして、そこになかったのが、選手を鼓舞し、選手に心動かされる観客の顔だった。「無観客」に慣れっこになってしまったが、スポーツイベントには選手と観客が必要なんだと気づかされた報道展だった。



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<スポーツ雑感 2022/6/1>
カタールW杯観戦チケットの3次抽選販売の結果は、予想通り全滅。すでに確保している試合の合間を埋められず。ただ、どの会場にもすぐ行けるので、対戦カードを選ばなければ、これまでよりは容易にダフ屋から買えるのではないか。むしろ、旅(=移動)と、旅にはつきもののアクシデントを楽しむことができないのに、長く滞在する意味があるのだろうか。この段階で、ホテル、航空券の予約をするつもりだったが、少し待とうと思う。


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