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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2023/2/27>
日本サッカー協会がANAと2026年までの「JFAメジャーパートナー」契約を締結した。航空会社としては、1999年からJALがスポンサーをしていて、最近は「日本代表サポーティングカンパニー」と呼んでいた。名前から想像するに、支援活動や共同事業の幅が広がり、それに伴い協賛金も高くなったのだろう。業績の差が表れたようだ。さらに、2026年W杯開催国の一つ、メキシコへの直行便の有無も影響しているのかも。


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<スポーツ雑感+ 2023/2/23>
来年のパリ五輪の観戦チケットを購入した。第1次販売は、抽選に申し込んで、当たったら、販売期間中に指定された48時間のうちに、3セッション分を早い者勝ちで購入できるという、初めてのやり方だ。そして、幸運にも当たったので、サッカー、ハンドボールのチケットを買ってみたのだ。実際に、行くかどうかはわからないが、デジタルの長所を生かしたリセールの仕組みもあるようなので、そのときには転売すればいい。リセールのポータルサイトは、カタールW杯よりも使いやすくなるだろうか。また、デジタルチケットとともに、スーベニア・チケット(=大会後に発行される紙チケット)の販売もあった。カタールW杯では、大会後に申し込んだが、パリ五輪ではあらかじめ申し込むようになっていた。こういった、ワールドカップやオリンピックなどメガイベントでの観客対応の変化、進化を追いかけるのもおもしろい。なお、パリ五輪の観戦チケットの一般抽選販売は、今年の5月からの予定だ。


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<スポーツ雑感 2023/2/19 >
NHK総合で「全日本ブレイキン選手権」を観た。40年前の映画「フラッシュダンス」に出てきたブレイクダンスが進化し、対戦形式の「ブレインキン」としてパリ五輪の正式種目になった、と勝手に解釈しながら、男子3連覇のShigekixの素晴らしい切れ味を堪能した。2位のSHADEは、初心者のぼくには、少し地味に見えた。来年8月、パリ・コンコルド広場の特設会場で、世界の若者が躍動する「ブレイキン」が楽しみだ。



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<スポーツ雑感 2023/2/18>
久しぶりに「スポーツ・グラフィック ナンバー」を買って、読んだ。Jリーグ30周年記念の「小野伸二」特集号。表紙の「それでも日本サッカー史上最高の天才は小野伸二だ」に全く異論はない。ウォーミングアップのときから試合が終わるまで、そのすべてのボールタッチを見逃したくない。そんな唯一無二の選手であり続けている。特集号だけに、小野の天才性が様々な視点で語られているが、中でも風間八宏氏の技術論が興味深かった。




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<スポーツ雑感 2023/2/15-2>
UEFAチャンピオンズリーグのR16が始まった。パリSG対Bミュンヘンという優勝候補同士の第1戦は、昨季までパリに所属していたコマンの決勝点で、アウェーのバイエルンが勝った。後半から3バックにしたパリの守備陣の裏をついた、後半からポジションを変えたコマンのゴール。パリは、けがで出場が危ぶまれたエムバペを投入し、猛攻をしかけたが、実らなかった。しかし、その攻撃力は強烈。3月の第2戦が楽しみになった。


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<スポーツ雑感+ 2023/2/15>
文科省が「大規模な国際又は国内競技大会の組織委員会等のガバナンス体制等の在り方に関する指針(案)」を公表した。昨年、発覚した東京2020大会の贈収賄やテストイベント業務の談合等のような事案の再発防止のために組織委員会の運営の原則・規範を定めようとするものだ。「同在り方検討プロジェクトチーム(PT)」が作成している。ちなみに、PTは、5名からなる作業チーム(弁護士3名、公認会計士2名)、スポーツ庁、JSC、JPC、JOC、JSPO各幹部1名の9名で構成されている。
指針(案)の主な内容は、1)理事会、2)利益相反管理、3)マーケティング事業、4)調達、5)情報開示、の各在り方と、6)その他、になっている。各内容は、簡単に言えば、「性悪説」を前提にした教育、チェック、公開性を強化することであり、原則としてはまっとうだ。ただ、同じようなことは、これまでにも繰り返し言われてきたことではないか。
組織委員会という官民の寄せ集めチームで大会の準備・運営をするという前提で、その組織のガバナンスを強化しようとしているため、それにかかる人と手間が増え、時間もかかるようになる。その結果、透明性、公平性、公正性を担保できたとしても、結局、大会にかかる費用はかえって膨らむことになりはしないかと心配になる。
すでに開催に向けて準備が始まっている2026年愛知・名古屋アジアパラ大会などにも対応するために、「組織委員会のガバナンス」に焦点があてられているのだろう。しかし、「組織委員会という組織をつくること自体が必要かどうか」まで戻って考えるべき、よい機会ではないか。さらに言えば、これもさんざん言われ続けていることだが、オリンピックに代表される肥大化と商業化が進みすぎた大規模競技大会の在り方から見直すことが必要なのだと思う。



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<スポーツ雑感 2023/2/14>
キリンチャレンジカップ2023(3/24@国立競技場)の観戦チケットの一般販売は、一部を除いて、「ダイナミックプライシング」になるので、需要に応じた「最適価格」で買うことになる。この価格変動制は、サッカー日本代表戦では初めてだ。一時、代表戦でも空席が目立った頃に採用していれば効果があったかもしれない。しかし、この試合は、おそらく販売開始から数時間でほぼ完売になる。どれほど価格変動があるのだろうか。


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<スポーツ雑感 2023/2/13>
3月24日のキリンチャレンジカップ2023@国立競技場のチケットを、日本サッカー後援会枠で確保。相手はウルグアイだが、今朝の発券では「対戦国未定」。ところで、この日はFIFAの国際試合日で、欧州ではEURO2024の予選が始まる。ただ、開催国ドイツは予選がないので、W杯のリベンジ機会としてドイツ招聘を期待していたのだが…。ドイツは25日に地元でペルーと親善試合。欧州有力国との対戦は当分無理そうだ。



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<スポーツ雑感 2023/2/12>
クラブW杯の決勝戦。カタールW杯でサウジアラビアがアルゼンチンに勝ったこともあり、アルヒラル(サウジ)に注目していたが、力の差は大きかった。レアルの精度の高い個人技が、心地よい抑揚を創り出す。抑揚の変化による相手守備網の一瞬のスキをついてのレアルのゴール。たいして崩されていないアルヒラルの守備陣は困惑するばかり。サッカー観戦というよりも、レアルの芸術的なサッカーを「鑑賞」しているような気分だった。



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<スポーツ雑感 2023/2/5>
日本のスポーツ・フォトグラファーの草分けである岸本健さんが、昨年12月に亡くなられていた。岸本さんと言えば、1964年東京五輪の開会式の青空に描かれた五つの輪が思い浮かぶ。サッカーでも、日本メディアが本格的に取材を始めた1970年メキシコW杯から撮り続けていたが、やはり五輪の印象が強い。五輪運動への貢献度は計り知れない。JOCには、ぜひオリンピックミュージアムで功績を称える写真展を開催して欲しい。


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<スポーツ雑感+ 2023/2/2>
昨日、東京五輪・パラ大会に関するAOKI前会長らの贈賄罪に関する公判を、初公判(昨年12月)に続いて傍聴した。初公判では傍聴のために抽選がおこなわれたが、今回は75席に対して30人程度の傍聴希望のため無抽選で東京地裁104号法廷に入ることができた。初公判時に、被告側が控訴事実を全面的に認めたので、関心が薄まったのだろう。この日は、論告・求刑と弁論がおこなわれた。
論告では、AOKI側が、東京大会のスポンサー契約等で有利になるように高橋被告(元電通顧問、元東京大会理事)に依頼し、便宜を図ってもらった見返りを渡したことに対し、東京大会を「私利私欲」のために利用し、公共性・公益性の高い大会の権威を失墜させた、非常に悪質な行為とした。
一方の弁護側は、AOKI側は、「私利私欲」を得ようとした高橋被告からスポンサー契約等の話を持ちかけられ、それを契機として「(個人としての利益を得る意図はなく)会社のために」東京大会を最大限に利用しようとしたものであり、ことの発端は高橋被告にあるものとし、情状酌量を求めた。
論告・求刑と弁論を聞いていて、民間のスポンサー企業が東京大会を、ビジネスチャンスとして最大限に利用しようとするのは当然で、それを「私利私欲のため」と強調する検察側の主張に、特に違和感を覚えた。この違和感の背景には、「私利」が、「被告人個人の利益」なのか、「一会社の利益」を指しているのかあいまいなこともある。
高い理想を掲げる、世界最大級のイベント「五輪大会」がもつ公共性・公益性と、民間企業が主となるスポーツビジネス(スポーツマーケティング)のバランスはどうあるべきなのか。あらためて考えるいい機会かもしれない。
判決は4月21日(金)10時から、同法廷でおこなわれる。



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