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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



バンクーバー冬季大会開会式
2010/2/13 NHK総合

昨日の備忘録に、ひとつ書き忘れていた。
BCプレイスのなかの特設聖火台。やはり柱を1本立て損なったようだ。4人の最終聖火ランナーに対して3箇所しか点火する場所がないのではおかしいと思っていたのだが。
ただ、画面で見ていた限りでは、会場の外の本当の聖火台に火をつける役のグレツキーのところがなかったようだ。グレツキーは外に火をつけに行くということで、理屈はたったのではないか。
2000年のシドニーオリンピックのときも、聖火台の動きが悪くて気をもんだが、今度は、まったく動かなかったことが、逆によかったかもしれない。
イベントにかかわる者としては、途中で止まっていたらと思うとぞっとする。


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バンクーバー冬季五輪開幕!
2010/2/13 NHK総合

日本時間の今日2月13日(土)の昼に、カナダ・バンクーバーでおこなわれた第21回冬季オリンピックの開会式を生中継で見た。ここでは、備忘録として雑感を書き留めておく。

・オープニング映像から実際の会場内へ登場したスノーボーダー。想定内だったので、あまりアテンションにはならなかった。次のソチでは、3D映像とリアルの融合が実現することだろう。

・カナダ国旗掲揚。国旗掲揚塔の上のほうに、いくつか穴があいていた。きっと、そこから風を吹き出して、旗をはためかすのだろう。カナダ国旗のはためきをみると、やや風量が弱かったようだ。

・カナダ国歌を歌った16歳のジャズシンガー。すごい美貌と風格におそれいった。

・スタンドには国旗の映像が並ぶ。観客に白色のポンチョを着せてスクリーン代わりにするというグッド・アイデア。

・先住民たちの紹介と彼らのダンスで選手団を迎える。カラフルな民族衣装はテレビ的にはいいが、VIP席でスーツ姿のロゲ会長の周囲にいるときには、ちょっとした違和感あり。

・オープニングから20分で選手団の入場。コンパクトな開会式になることを期待していたが…。

・NHKの中継は、青山、太田という2人のNHKアナウンサーによる進行。ゲストがいないのは経費削減のためか。

・選手団入場を見ていて、冬のオリンピックには美女が多いような気がした。寒い国に生まれ育ったことで、肌がきめ細かく美しくなっているのだろうか。

・イランからは初めて女性のスキーヤーがアルペンに出場するらしい。身体はもちろん、ゴーグルとヘルメットで顔をほとんど隠すのだから、宗教的なしばりもクリアしやすかったのかもしれない。

・各国のプラカードの先導は、男性と女性が入り混じっている。今までの印象では女性ばかりだったような気がするが、どうだっただろうか。

・場内には、スタンドの観客に向かって、場内整理のボランティアのほかに、手話で説明しているボランティアもいるようだ。すばらしいホスピタリティ!

・選手団入場の後は、約1時間のパフォーマンス。定番になっている開催国・開催都市の歴史ページェント。オリンピック開会式の歴史は、映像技術の進歩の歴史でもあることを再認識。少し長かった。45分ぐらいでちょうどよかったのではないか。

・オリンピック讃歌を歌ったオペラ歌手は迫力抜群。

・選手および大会役員による宣誓は、あまりにあっさり。せめて選手宣誓は、もっとためて、盛り上げたほうがよかったのでは。

・トーチリレーも意外とあっさり。場内の仮設の聖火台に火をつけた後、最終走者のグレツキーがスタンドから通路へと消えていくシーンは少しさびしかった。想像だが、グレツキーが持っていたトーチの火は、通路に入ったところで消されたのではないか。そうじゃないと、施設の火災報知機が鳴り出すからね。

・ジャパンコンソーシアムのユニ(国際映像とは別の日本専用のカメラ)が追いかけていた日本選手団の映像がときどき挿入されたが、その映像では、あくびやいねむり(?)ばかり。観客としての日本選手団なんて面白くもなんともないのだから、無理に追いかける必要なし。あくびをしていた選手にクレームが殺到し、国母選手の二の舞になりかねない。

・最初はコンパクト(2時間半ぐらい)に終わると思ったが、結局、たっぷり3時間。選手にとっても、観客にとっても、屋内でなによりだった。

・写真は、開会式とは関係ないが、2月20日に観戦予定のスケート・ショートトラックの観戦チケット。最前列なので、テレビに映るかも…。

以上。明日からの熱戦が楽しみだ。


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東アジアサッカー選手権2010
日本代表 0対0 中国代表
2010/2/6 味の素スタジアム

なんとか寒さには耐えたが、睡魔には負けてしまい、試合途中の数分間の記憶がない。それほどに退屈な試合だった。

日本代表は、GKから1-4-2-3-1の布陣。2人のボランチ、稲本、遠藤とトップ下中央の中村(憲)のトライアングルが攻守の要となる。しかし、そのトライアングルは攻撃においてまったく機能しなかった。そうなると、両翼の玉田、大久保も持ち味の突破力を活かせない。結局、前線の選手が放ったまともなシュートは1本もなかったのではなかったか。これでは、得点は期待できない。

そんな体たらくなのに、ベンチの動きは鈍い。後半17分に平山を交代投入した後、終盤の残り5分に佐藤と金崎を投入。交代して入る選手たちも5分間で期待に答えるのは難しいだろう。ならば途中システムの変更を試みているかといえば、それもしていない。不可解なベンチワークだ。

一方、フィールドの選手たちはどうか。行き詰った展開にベンチが何もしないのであれば、自分たちで考えて、動けばいい。しかし、今の従順な日本代表の選手たちは、ひたすら監督の指示通りに動こうとしていたようだ。これでは、局面は打開できない。

今大会、岡田ジャパンに課せられた課題は、ワールドカップ・南アフリカ大会の準備と自国開催の大会での優勝の2つである。もちろん簡単なことではないが、何かやりようはあるだろう。

そのひとつは、岡田監督が指向するサッカーから、選手たちをいったん解放することではないだろうか。20数人の選手たちが局面の打開策を自分で考えるようになることよりも、監督一人が頭を切り替えるほうが手っ取り早いと思う。


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話題の3D映画「アバター」を観た。

立体映像を効果的に見せるためのストーリーは、単純明快で、途中からは字幕を追うこともなくなった。2時間半を超える上映時間も気にならない。映画を観ているというよりも、いつのまにか映像のなかに入り込んでしまっているような感じだった。観た後の感じも、普段の映画とはちがった。回りの観客の様子もいつもとはちがうように見えた。

「アバター」を観て、映画に限らず、これからの主流になるだろう立体映像のすごさを実感した。バンクーバー五輪には間に合わなかったが、今夏の南アフリカW杯のときには、立体映像のパブリックビューイングが出現するといううわさも聞いている。

2002年W杯を日本に招致するときの目玉としてバーチャルスタジアムがあったが、まさに、それに近いものが現実のものになろうとしている。大型テレビに向かって見たいカメラアングルを選び、立体的でクリアな映像を見る。見逃したシーンはHDの録画映像からすぐに取り出せる。細かなデータもほしい時にリクエストすればいい。

FIFAはW杯の決勝戦をおこなうスタジアムに8万人以上収容の条件をつけているが、そんなものは無意味になるだろう。8万の観客が入れることよりも、800台、いや8000台の高性能なテレビカメラが設置できることのほうが重要になるだろう。

サッカー・スタジアムが、サッカー・スタジオになる。

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