ビバ!サッカー研究会のシンポジウムに、セルジオ越後さんが参加してくれた。しゃべる、しゃべる。そして、わかりやすく、核心をつく、フレーズがポンポンと飛び出す。「サッカー評論家」というよりも、「サッカー・コピーライター」のほうがふさわしいと思った。シンポジウムで聞いたセルジオ語録を、いくつか紹介しよう。
●ブラジルでは、上手になった人だけが(きちんと管理された)練習をできる。それに対して、日本では、練習をして、上手になろうとする。
●個人技は、教えるものではなくて、伝えるもの。
●ブラジルにはサッカーの方言があるが、日本には標準語しかない。
<日本は教えすぎということ>
●日本は世界一補欠の多い国。
<高校サッカーに出場するチームが大勢の補欠を抱えていることに対して>
●ブラジルでは、年中、世界選手権がおこなわれている。
●まざらなくちゃ、競争は生れない。
<ブラジルは世界中からの移民が集まってできた国であり、厳しい競争があることから>
●サッカーと政治と宗教の話しに結論はない。
●スタジアム行くのは、なりたい子どもと、なれなかった大人。
●(ブラジルでは)素質がない子にうそはつかない。
●ポピュラーとは、誰でも、どこでも、いつでもできること。
<ブラジル人にとって、学校はエリートの場>
●アマチュアに国境はない。
<JFAが(アマチュアの)登録チームにまで外国人枠を設けていることに対して>
●登録=財源?
<もちろんJFAの姿勢に対して>
そして、最後に、セルジオ越後さんが言った。
●時間が足りない。もっとこういうのをやろう!
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