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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2016/12/29>
天皇杯サッカー・準決勝、鹿島対横浜F・マリノスは、2対0で鹿島が勝った。このところの鹿島の勝負強さには目をみはるばかりだ。ところで、NHKの中継で解説をしていた山本昌邦氏が、鹿島のプレーに対して「世界基準」という言葉を使ってさかんに誉めていたが、山本氏の「世界基準」とは、どういうものなのだろうか。わかったようで、実はよくわからない。それは、技術よりも精神面を評価する場面で多用されていたからだろう。


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<スポーツ雑感 2016/12/23>
昨年と同じ顔合わせとなったサッカー皇后杯の準決勝2試合は、昨年同様、新潟とINAC神戸が決勝に進んだ。今年こそはと3冠の期待をかけたベレーザは、粘り強い守備を続けた新潟に、後半10分ごろ、一瞬のすきをつかれて0対1で敗れた。前半の何度かの決定機を逃したのが痛かった。ぼくらの仲間でつくった「ベレーザの35年」という記念誌の完売に向けた勢いをつけるために、ぜひ3冠をとって欲しかったのだが願いかなわず。



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<スポーツ雑感 2016/12/16-2>
12月11日に起工式が行われた新国立競技場の建設現場。背の高いクレーン重機の数が増えて、いよいよ本格的な工事が始まったように見える。その工事現場の先には、新国立競技場を管理するJSC(日本スポーツ振興センター)が入るはずだった新しいビルも着々と、その高さを伸ばしている。その隣には、日本体育協会、JOCなどが入るビルも建設される。3年後ここで見ることができるのは、新たなスポーツの聖地か、それとも…。





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<スポーツ雑感 2016/12/16>
クラブW杯準決勝、レアル・マドリード対クラブ・アメリカ戦の観衆は50,117人で、バックスタンド2階はガラガラだった。昨年のバルサ人気の記憶があったので、いつまでも埋まらないスタンドを見て驚いた。昨年は、準決勝バルサ対広州恒大戦が63,870人、決勝バルサ対リバープレート戦が66,853人だった。レアルとバルセロナの、この人気の差はどこにあるのか。確かに試合内容も昨年の方が格段におもしろかったが。



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<スポーツ雑感 2016/12/12>
東洋大学総合情報学科の加藤千恵子先生が主宰する研究会にお邪魔した。加藤先生の専門はスポーツ心理学だが、学生の発表の内容は様々でなかなかおもしろい。性急に成果を求めない、自由な研究ができることがうらやましい。その中に、体の動きをセンサーで感じ取り、音で表すというものがあった。動きの「可聴化」である。これをゴルフなどスポーツの上達にいかせないか、というわけだ。先は長そうだが、広く大きな可能性を感じた。


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<スポーツ雑感 2016/12/7-2>
2000年10月に、スポーツジャーナリストの牛木素吉郎氏が始めた「ビバ!サッカー講座」の参加者が、自分たちで書いて、編集し、出版したのが「ビバ!本」である。全部で5冊。率直に言って、文章は稚拙なものがほとんどだ。ただ、サッカーへの情熱と本にしたいという強い意思は、他の商業誌にはないものだと思う。最後の第5弾を出してから約10年。区切りをつける意味で、在庫処分をすることになった。無料で差し上げます。


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<スポーツ雑感 2016/12/7>
先送りされている東京オリンピックのバレーボール競技の会場問題では、結局、東京に屋内施設(アリーナ)を建設することになるだろう。林文子横浜市長が「(競技団体が希望していない)横浜アリーナを会場にするのは難しい」と発言した。地域をベースにトップリーグを活性化したい中央競技団体と地域行政との関係強化は、2020年以降のスポーツ振興のカギと言える。東京都よりも競技団体を重視する横浜市の判断は当然だと思う。


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<スポーツ雑感 2016/12/4>
ここ数年の「終盤で失速する浦和」を象徴するような結末になったチャンピオンシップ決勝第2戦。特に後半は「2点目を奪う」という明確な目標をもつ鹿島のペースにはまってしまった。最後の最後に、今季の浦和らしいサッカーが消えてしまったのが残念だった。クラブW杯で世界の強豪に立ち向かう浦和の姿を楽しみにしていたが、それもはかなく消えた。浦和は、来季もペトロビッチ監督のもとで真の王者を目指すことが決まっている。


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