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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



ここ1ヶ月、仕事が非常に忙しく、ブログを更新する気にならなかった。ツイッターでさえほとんどやらなかった。ようやく、何か書こうかと思ったところに、Jリーグの大宮アルディージャの観客数の水増しが発覚した。

この報道を見たとき、ぼくは相当ショックだった。なぜなら、観客数の実数の発表は、日本のスポーツ興行において、Jリーグが初めてやったことであり、それこそがJリーグの理念の象徴であり、Jリーグの存在証明だと思っていたからだ。

Jリーグの大東新チェアマンも相当怒っているようだが、当然である。はたして、どんな裁定がくだされるのか。ぼくの個人的かつ感情的な意見としては、Jリーグからの追放ぐらいの厳しさがあってもいいと思っている。

Jリーグ創設から17年間かけてつみあげてきたJリーグへの理想や信頼を、いっきに崩してしまったのだから。

先日、日本サッカー協会で「ユメセン」を推進している手島室長の話を聞く機会があった。その話のなかで、彼がもっとも恐れているのは、すでに400人を超えた「ユメ先生」のなかから、犯罪者や不祥事を起こす者がでることだと言っていた。可能性はゼロではない。「ユメ先生」ではないが、昨日も無免許で取調べを受けたJリーガーがいた。

つまり、たった一人でも子どもたちの信頼を裏切るような「ユメ先生」が出てしまったら、「ユメ先生」すべての信頼を失うことになる。手島氏は、そんなときには、即、この企画を中止すると断言していた。それだけの覚悟をもってやっている。

こんな話を聞いた後だけに、大宮アルディージャには厳しくあるべきだと思うのだ。

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