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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感 2015/9/28>
埼玉・所沢のリハビリセンターに、ウィルチェアー(車いす)ラグビーの練習を観に行った。車いす同士のぶつかり合いが許されている唯一のパラリンピック競技。ぶつかり合いの激しさはラグビーを思わせるが、得点までの流れはバスケットボール、アメリカンフットボールに近い。10月下旬に世界ランク4位の日本が、リオ・パラ大会出場をかけたアジア・オセアニア大会がある。車いす同士がぶつかる衝撃音に驚かされるはずだ。ぜひ!





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<スポーツ雑感 2015/9/27>
先の話しだが、2022年サッカー・カタールW杯の日程が決まった。22年11月21日に開幕し、12月18日に決勝戦をおこなう。28日間は、ブラジル大会よりも2日短い。しかし、「秋田県よりもやや小さい(外務省HP)」カタールなので、選手への移動の負担は少ない。準決勝を同日開催し、途中の休息日を1日縮めることになるのでは。周辺諸国に宿をとることになるだろう観客がどう動けばいいのかは、まだ想像がつかない。



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<スポーツ雑感 2015/9/26>
2020年東京五輪での追加候補種目が28日に発表される。IOCによる正式決定は来年の夏だが、ここで残らないと可能性はない。野球・ソフトは当確だろうが、他は予想もつかない。ところで、組織委のツイッターでは「みなさんが見てみたいと思うのは、どの競技、どの種目でしょうか?9月28日(月)の発表をお楽しみに。」とあった。「お楽しみに」って、何か違うような気がしてならない。そう感じるのは、ぼくだけだろうか?



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<スポーツ雑感 2015/9/24>
ラグビーW杯。日本はスコットランドに敗れたが、ランク上位との2連戦で1勝1敗は、8強へのプランどおりだろう。リフレッシュして、残りのサモア、米国にきっちり勝てばいい。あとは、日本に敗れた南アが目覚めて、上位が三すくみにならないように願おう。それにしても日本テレビの中継はストレスがたまる。中途半端な試合後のインタビューにはがっかりした。過去の失敗を教訓に、地上波独占放送局らしい中継をしてもらいたい。



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※2015年1月に「TVステーションWEBサイト」に掲載したものを再録しました。

[4]2020年のヒーロー・ヒロインは?

■ 高校生アスリートを追う
 毎年、年末年始には、高校生のスポーツ大会を追いかけている。
 年末には、全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会「ウインターカップ」、年末から年始にかけては全国高校サッカー選手権大会、年が明けてからは、全日本バレーボール高等学校選手権「春の高校バレー」(通称、春高バレー)などだ。ラグビーや高校女子サッカーの全国大会もあるが、関西で開催しているため残念ながら見に行けない。
 今回は、趣向をかえて、この年末年始の大会で活躍した、注目すべき高校生アスリートたちを紹介したい。彼、彼女らは、今、15~18歳だから、5年半後の2020年東京オリンピック・パラリンピックのときには20~23歳になる。日本代表の中心選手として十分に活躍できる、活躍してもらわなければならない年頃だ。
 そして、そんな高校生アスリートたちを追いかけることで、日本スポーツ界の未来が垣間見えてきた。

■ バスケ、バレー、サッカーの注目選手
 年末のバスケットボール・ウインターカップの男子で、2連覇した明成高校(宮城)は、先発の5人が全員2年生という若いチームだった。決勝戦では、福岡大学附属大濠高校(福岡)に終始リードされながら、試合終了まで30秒余りの時点で逆転し、優勝をもぎとった。
 1年生のときからエースを張るのがセンタープレーヤーの八村塁(はちむら・るい、2年生)だ。父がベナン人、母が日本人のハーフである。身長198cmながら、しなやかな身のこなしに加えて、外角からのシュートもうまい。チャンスとなれば、豪快にダンクシュートを決める。NBA(米国プロバスケットボールリーグ)を希望しているようだが、これまでNBAに挑戦した日本人選手と比べれば、成功する可能性はもっとも高いのではないか。
 ウインターカップ45回のうち20回優勝している超名門、桜花学園には、やはりセンタープレーヤーとして馬瓜(まうり)ステファニー(2年生)がいた。両親がガーナ人で、両親と姉とともに日本国籍を取得している。姉エブリンも桜花高校3年生のときに全国制覇し、現在は女子日本リーグ(WJBL)のアイシンAWでがんばっている。
 年明けの春高バレー、女子の優勝は、決勝戦で大阪対決を制した金蘭会高校(大阪)だった。夏の高校総体、秋の国体でも優勝している。その金襴会のエースは、1年生の宮部藍梨(みやべ・あいり)。ナイジェリア人の父と日本人の母をもつ。182cmの長身と最高到達点306cmのジャンプ力は、おそらく父親譲りだろう。ひときわ高い打点からのスパイクが決まるたびに会場がどよめいていた。
 男子の東福岡高校(福岡)も、春高バレーは初優勝ながら、高校総体、国体との3冠を達成した。中心は、2年生の金子聖輝(かねこ・まさき)。女子の宮部にも言えることだが、夏の高校総体のときは、上級生にリードされていたが、半年たって、2人ともエースの風格さえ醸し出していた。若いだけあって、成長の速さは目を見張るばかりだ。
 高校サッカーで目についたのは、日大藤沢高校(神奈川)の田場ディエゴ(3年生)だった。惜しくも準決勝で敗れたが、ボールコントロール、キープ力、パスセンスが光っていた。両親ともペルー人で、日本生まれ。名前のディエゴは、サッカー好きの父親が、あのディエゴ・マラドーナ(元アルゼンチン代表)にちなんでつけたそうだ。

■ 日本スポーツ界のグローバル化
 一昔前は、そして一部では今でも、高校スポーツのチーム強化策としては、外国人留学生を加えることが主流だった。しかし、ここで紹介したように、最近では、外国人と日本人の混血や、両親が外国人ながらも、日本で生まれ育った高校生アスリートが目立つようになってきている。これは、特に1990年以降に顕著になったグローバル化によって、日本でも結婚や就労環境における国際交流が広まったためだ。
 1998年のサッカーW杯・フランス大会で、地元フランス代表が優勝したとき、フランス代表の多民族性が注目されたものである。サッカーのフランス代表は、伝統的に白人主体でチームを構成していたが、1994年の米国W杯出場を逃した後、チーム強化のためにアフリカやカリブからの移民やその子孫を代表選手に積極的に起用するようになった。エースのジネディーヌ・ジダンはアルジェリア系のフランス人だったし、守備の要だったマルセル・デサイーはガーナ出身だった。そして、見事、W杯で初優勝したのだ。
 これまでも、混血の選手が増えることで、日本人の弱点である身体的能力で引けを取らないアスリートが出てくるだろう、と言われていた。それが、今、現実になってきている。グローバル化が日本のスポーツの競技力を高めているのは間違いない。
 外国人の身体能力と日本人のメンタリティを併せ持ったニュータイプの日本人アスリートが、2020年東京オリンピック以後の主役になっていくことだろう。




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<スポーツ雑感 2015/9/20-2>
ラグビーW杯・プールB。勝った日本と負けた南アフリカには、チームの仕上がりの差があった。ミスの数にそれが表れていたと思う。初戦(プール戦)に合せてきた日本と約1カ月後の準決勝あたりを見据えた南ア。日本のハードワークのせいもあるが、南アの連携プレーやコンディションは万全とは言い難かった。しかし、これまでの日本は、そんな相手にも勝てずにいた。その壁を打ち破ったという意味でも、歴史的勝利と言えると思う。


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<スポーツ雑感 2015/9/20>
テレビだったが、日本ラグビーの歴史的勝利を観ることができた。こういう瞬間に出会えるから、スポーツ観戦はやめられない。それにしても、これほどゲームプラン通りの試合運びができるとは、監督冥利に尽きるのではないか。ぎりぎりの逆転だったが、日本の完勝と言えるだろう。これで、日本がいるプールBは、8強目指してますます激しさを増すはずだ。中3日という厳しい日程だが、次のスコットランド戦が、本当の勝負のときだ。



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<スポーツ雑感 2015/9/19-2>
新国立競技場の出直しコンペに参加するのは2つのグループのようだ。ひとつは「隈研吾氏+大成建設+梓設計」で、もうひとつは「伊藤豊雄氏+竹中工務店+清水建設+大林組+日本設計」。各者1案と決められているから、提案された2つの案のどちらかを選ぶことになる。大丈夫だろうか。もちろん、2020年東京五輪・パラ組織委員会と東京都は、最悪の事態として、五輪までに新国立競技場が建たない場合も想定していると思うが。



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<スポーツ雑感 2015/9/19>
デットマール・クラマーさんについて、くわしく知ることになったのは、元朝日新聞運動部記者の中条一雄さんのおかげである。ビバ!サッカー研究会の公式サイトに、クラマーさんの話を連載(2006年12月から2008年1月まで、足掛け3年)するのをお手伝いした。中条さんが、クラマーさんの自宅で聞いてきた話は、すべてが興味深いものだった。ビバ研公式サイトに再掲載したので、この機会にぜひ読んでいただきたいと思う。


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<スポーツ雑感 2015/9/19>
ラグビーW杯開幕戦。雨のトゥイッケナムで、イングランドが最後の10分間に実力を見せつけ、ようやくフィジーに勝ち切った。運動量でイングランドに勝っていたフィジーにとっては、何度かのペナルティゴールの失敗が悔やまれる。開幕戦を観ただけだが、やはり、普段、日本国内で観ている試合よりレベルが数段高いのを感じる。日本の戦いぶりが楽しみでもあり、心配でもある。初戦の南アフリカ戦は、今日の深夜0時45分からだ。


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<スポーツ雑感 2015/9/18-2>
デットマール・クラマーさんが亡くなった。初めて会ったのは、2008年9月、中条一雄さんがクラマーさんの本を出版したのを機に、仲間とともに、チロルの麓に、クラマーさんを訪ねたときだった。夜、ホテルにチェックインすると早速駆けつけてくれ、そのまま2時間ぐらい話し続けたのには、感激を通り越してびっくりした。その後も、行く先々で、熱心にサッカーの話をしてくれたのが忘れられない。再会を楽しみにしていたのに。




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<スポーツ雑感 2015/9/18>
ラグビーW杯の開幕が迫る。日本時間の9月19日(土)早朝4時、イングランド対フィジー戦から熱戦が始まる。日本の初戦、対南アフリカ戦は、20日(日)0時45分にキックオフ。しかし、地上波独占放送の日本テレビの中継は、半日後の13時15分からだ。2戦目以降は生中継なのに、なぜ肝心な初戦だけ録画なのか。日本の敗色が濃厚だからか。生で観たければ「J SPORTS」があるが、出鼻をくじかれた感じが否めない。



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<スポーツ雑感 2015/9/16>
男子バスケットボール統一リーグの名称が「B.LEAGUE(ビー・リーグ)」に決まった。トップリーグっぽくはないが、順当なのだろう。これで、新たに日本リーグの愛称を公募するバドミントンでは、その頭文字を使った「ビー・リーグ」はなくなったわけだ。バドミントン協会は、名前でリーグを盛り上げようとしているが、今こそ、世界のトップクラスが揃う「実力」を、もっとアピールする方法を考えるべきではないか、と思う。



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<スポーツ雑感 2015/9/13>
JSC(日本スポーツ振興センター)の新理事長候補として、前Jリーグ・チェアマンの大東和美氏の名前があがっている。大東氏と聞いて「やはり、そうなるのか」と思う人も多いだろう。大東氏は、Jチェアマンの前は鹿島アントラーズの社長だったが、元々はラグビー選手で、早大時代に日本一に輝き、日本代表にもなっている。大東氏が就任すれば、河野JSC現理事長退任後も、森喜朗氏の息のかかるラグビー人脈が続くことになる。



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<スポーツ雑感 2015/9/11>
鈴木大地氏のスポーツ庁長官任命に対する、JOC(日本オリンピック委員会)竹田会長のコメントに「JOCも、加盟団体と共に、スポーツ庁の指導を仰ぎ、これまで以上に国際競技力の向上とオリンピックムーブメントの推進に尽力したい」とあった。「スポーツ庁の指導を仰ぎ」とは。社交辞令もあるのだろうが、今だからこそ、スポーツ庁とともに、日本スポーツ界をけん引するという気概を表して欲しかった。残念なコメントだった。


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