スポーツと国の関係を考える機に

＜スポーツ雑感 2015/5/23＞
省庁間の調整役という中途半端な役割の「スポーツ庁」の創設が決まり、新国立競技場が間に合わないことが明らかになり、トトの対象をプロ野球に拡大する動きが進むなど、スポーツ分野でも国の迷走が見えた、この5月だった。35年前の明日、1980年5月24日は、米国と協調する日本政府の意向を受けて、ＪＯＣがモスクワ五輪のボイコットを決めた日だ。この機に、スポーツと国のあり方について再考・熟考したいと思っている。

新国立、サッカー協会の反応

＜スポーツ雑感 2015/5/22＞
スポーツ報知によると、日本サッカー協会は、文部科学省が白旗をあげた新国立競技場建設を、現行案で進めるように求めたそうだ。国際的な信用を失うからというのが理由のようだ。ぼくは、むしろ国際派の小倉純二名誉会長のような人が、計画変更を海外に対して説得すべきだと思っているが、そういうものではないらしい。サッカー・ワールドカップをもう一度、次は単独で開催するために、新国立競技場が必要と考えているのだろうか。

新国立競技場建設は中止に！

＜スポーツ雑感 2015/5/19＞
新国立競技場の建設は中止にしたらどうか。五輪後に5万人収容の競技場が完成しても、満員になるのはサッカー日本代表戦ぐらいだ。スポーツ施設ではなく、イベント・コンサート用の施設にしたほうがいいのではないか。五輪の開・閉会式も、競技場よりも、やりやすく観やすいだろう。陸上競技は味の素スタジアムで十分だし、ラグビーW杯の開幕戦、決勝戦の会場は、横浜か東大阪に変更すればいい。サッカーは当面、新施設は不要だ。

東京２０２０、追加のサッカー会場は？

＜スポーツ雑感 2015/5/16＞
2020年東京オリンピックのサッカーの会場が追加になるようだ。現状（立候補ファイル）では、新国立競技場、味の素スタジアム、札幌ドーム、宮城スタジアム、埼玉スタジアム２００２、横浜国際総合競技場の６会場。これに、カシマ・スタジアム、豊田スタジアム、大阪吹田市に建設中のＧ大阪の本拠地スタジアムから２つを追加する。すでに決まったも同然のように思えるが、大人の事情を乗り越えて、カシマが選ばれるのだろうか。

1964年東京五輪の貴重な話

＜スポーツ雑感 2015/5/14＞
昨晩は、日本オリンピックアカデミーの有志が集まって、過去の五輪を振り返る「JOAコロキウム」に初参加した。題材は「2010年バンクーバー冬季五輪・開会式」の映像だったが、おまけで見た、1964年東京五輪・陸上競技でスターターの補助役員をされた野崎さんの話に魅かれた（TOKYO MXテレビ）。その後の飲み会では、本人から、スターターと選手の信頼関係の大切さなど、続きの逸話を聞けた貴重な機会になった。