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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<スポーツ雑感+ 2024/8/26>
AIG全英女子オープンゴルフの最終日の優勝争いは、現在の女子プロのトップ中のトップ4選手による我慢比べとなった。世界ランク1位のネリー・コルダ、前年優勝者のリリア・ヴ、パリ五輪優勝のリディア・コ、そして過去、この大会を2度制している申ジエ。これだけの選手をしても、スコアを伸ばすことを許さないセント・アンドリュース・オールドコース。おなじみの強い海風や天気の急変もあり、スーパーショットに驚かされるシーンはあまりなかったが、着実にカップに迫るトッププロの執念と技術が随所に表れていた。中でも、優勝したリディア・コは、強風の影響を避けるために徹底的に低いボールで攻め、確実にパーを拾い続けながら、チャンスをものにし、最後18番のバーディーで首位に立つというしぶとさだった。リディア・コのプレーぶりに、プロゴルファーがよく口にする「耐えるゴルフ」の真骨頂をみた。


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