スバラ式生活


まゆみ(酒匠・料理家・日本酒ライター)

レシピブログ → 居酒屋歳時記に変更 呑んだくれブログです。

尾花

2006-08-03 | 外食


夏といえば鰻!鰻といえばここ、南千住にある尾花!

鰻を蒸してから焼くとかそのまま焼くとかいう論争は長くなるのでしませんが、東京に数ある美味しい鰻屋の中でも、ここはピカイチだと思っております。

えぇ、そりゃぁ、宮川の鰻も旨いし赤坂の重箱だって絶品。でも、ここの鰻屋はとーっても好きなのです。



凄く混んでいるので、待つのは覚悟で。蚊取り線香が至るところに置いてあります。ブタ、可愛い。
この大広間で食べるのが何と言っても鰻の美味しいところ。ビールやお酒を呑みながら待ちます。鰻は時間がかかるからね。



まずはう巻きで。



白焼き。



そして鰻重。
2500円、3000円、3500円とありますが、これは一番安い2500円。それでも十分な大きさで素晴らしく美味しい。



鰻を食べている!って感じがします。蒲焼きではなく、鰻という意味。エネルギーがあります。
丁寧にふっくらと蒸された鰻を炭でじっくり焼きます。炭の香りはしますが、全然炭臭くないの。鰻に力があるからでしょうか。

タレは、さっぱりとした甘さで、くどくなくスッキリ。
これまでにビールも呑んでるしつまみも食べていますが、一番小さいものでもお腹が膨れます。

どれも美味しいのですが、お新香だけはイマイチなのよね。文句言うほどのことでもありませんが。肝吸いは画像撮り忘れ。


下町らしい、サバサバした接客も好感度大。決して荒っぽくなく、丁寧だけど気取ってない。とっても居心地の良いところなのです。
夕方4時前に行って並ぶか、1回転する5時過ぎに行くと入れるかもしれません。



ちなみにこの日は平日ですが、6時半にはもう鰻売り切れで、シャッター閉められてました。

東京でベスト3に入ると断言しても良い鰻屋。最高、大好きです、ここ。