まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

進化する

2010-08-25 | 弓道
平泳ぎの北島康介選手の、
パンパシフィック水泳での活躍。
100メートルと、200メートル、ふたつの優勝。

優勝は難しい。しかし、二度、三度はもっと難しい。
難しいことを知っているからこそ、過去の栄光を語る人がいる。

過去の栄光にすがる人を、
明日のジョーにかけて
「れんびんのジョー」という。
憐憫の情。

少しでも向上すると信じて努力をする。
しかし、長く努力をしても、なかなか効果が出てこないとめげる。
よくもこんな下手くそで長い間続けているものだと、ふと我に返るといけない。
そこには、努力が足らないという要素もあるが、それは棚上げしてしまう。
今まで積んだとも思ったものは、がらがらと崩れる。

北島康介選手の場合は、崩すことによって新たな北島を作っているように思う。
彼は、進化し続けている。
だけど、うまくいったじぶんの方法を、
変えたり捨てたりするのは、ほんとに難しい。
進化には「否定」の要素があると思う。

わたしは、捨てるものがもうないので、退化しているのではないかと思える。
こうなると、進化ではなく、脱出をしなくてはならない。

日々下がっていく的中率と、筋力の衰え、向上心。
それでも、最低限の稽古だけは守る。
これだけが救いかも。
日々の修練は、目に見えないけれど、内なるものに効果があると信じなくては続けられない。

この暑さなので、練習時間は、朝の6時半に変えた。

今朝も、的の周りに矢を散らしてみた。
意思に反して・・・