まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

CT検査

2016-09-12 | 暮らし

毎週月曜は父が入浴する日なので、母と病院へ行く。洗濯物をまとめた後、横になっている父の髭をそる。父は「今年でもうあの世に行きたいもんや。」と、いつもの口癖である。髭をそった後、熱いタオルをあてて「気持ちいい?」と、聞くと「気持ちいい・・」と、答えたので折りたたんで顔に乗せて「ご臨終です。」と、言ってタオルをはずすと、父は笑って「まだ生きとる・・・。」と、答えていた。まだ笑える間元気なのである。

午後にCT検査があるため金大へ出向いた。また今日も先進医療センターの前の駐車場に車を止めてしまった。その建物をみると、また殿を思い出してつらいのに、いつもの癖で左へ行ってしまう。その建物には今日も藁にもすがる思いで治療を受けている人たちが来ているのだろう。

最近はCTを受けると気分が悪くなるような気がする。元気になってくると、注射の針や血液に流れ込む遺物に対して拒否反応が出るのかもしれない。「首から下、腰までの検査です。」と、言う看護師に胃がんの検診にかかったことを伝えると「一応、見てもらいますね。でも、胃カメラはいちばんよく分かるんです。」とのことだった。せっかくCTを取るのだから見れないものかと思ったが、やっぱカメラ飲まなきゃなんないか。CT検査費9,320円。健康保険がきいてこの値段だから高いですなあ。

土曜、日曜に弓で遊んでいたのに、今日は何でこうなっているのかと両腕をあげて、造影剤につながっている注射針を感じながらCTの器械の中で思った。早く無罪放免になりたいものだ。

山側環状で金沢往復しただけなのに帰ってから眠かった。殿も毎日金沢勤務は疲れていたのだろうなあ。


十万石まつり弓道大会

2016-09-12 | 弓道

今年も南加賀の高校生をよんで弓道大会を開催した。会員不足で、木曜の夜、土曜の夜と稽古の時間を準備にあてた。

会長不在のため理事長が挨拶と矢渡をすることになり、開会式の司会をすることになった。理事長も開会式を終えると祭り会場へ出向いてしまったので、いつの間にか大会の事務局みたいになってしまっていた。高校生の多くを表彰したいということから、1年男子の部、1年女子の部、2,3年男子の部、2,3年女子の部、一般男子の部、女子の部と6部に分けて上位3位までの表彰をする。表彰状の筆耕をする者がいないので、急遽わたしがビビった筆で名前を書いた。へたくそだが祭りなので勘弁してもらおうと、変な弁解をして引き受けた。

3位の競射に残り、表彰状を書くので棄権しようかと思ったが、祭りなのでもう1本遊んでみようかと出たら、前のふたりがはずれてわたしの1本が中ってしまった。その後すぐに表書状を書こうとしたら手が震えるのだ。年を取ると手が震えて字が書けないとよくいうが、それってこういう感じなのだろうか。弓を引いた直後に筆を持つのは難しい。しばらくすると、落ち着いてきて、少しまともな字になってきたところでおしまい。

とにもかくにも、若い人たちのおかげで無事大会を終えて、祭りの実行委員長が開会式も閉会式にも来てくださって挨拶をいただき、祭りの大会らしい終了となった。

3日間で設定した控室の弓立てや、ござの撤去などを高校生が手伝ってくれて5時には終わることが出来て、その後みんなで祭り会場で打ち上げをした。タコ焼き、フランクフルト、ビール・・と、若い人たちに大いに食してもらって、弓道談義に花が咲いた。

7時には家に帰ったが、風呂に入ったあと完全にダウンだった。やり終えた・・


怖い光景

2016-09-12 | 暮らし

土曜日、金沢で錬士の審査があった。後輩の応援もしたかったのと、埼玉のKさんが見えるというので出かけた。午後にKさんと埼玉のI先生にお会いできて、一緒に審査を見ていた。弓を引く人を3人でずっと見ていた。

お互いの時間が合わずゆっくりできなかったが、嬉しかった。kさんは「大宮から2時間ですよ。」と、驚いていた。加賀から高速を使わなければ1時間半はかかるだろうから、新幹線は大したものだ。

さて、その帰りに徳光で休憩してアイスコーヒーを買うために立ち寄って驚いた。駐車場には今まで見たこともないほど人が大勢いて、その人たちが同じ方向へぞろぞろと移動している。みんなスマホを見ながら歩いている。徳光で休憩することは過去に何回もあったが、こんなにたくさんの人がいるのを見たのは初めてで、異様な感じがした。昔見た仮面ライダーの、悪い奴に操られている人間たちのようだった。

弓道を延々と見ている人や、スマホを延々と見続けている人たち。平和の世界か。心配な世界か。