昨日は車に乗っている時に、国会で蓮舫氏が、「共稼ぎ世帯が1.5倍に増えたが、世帯の収入は前より減っている。」と、言っているのを聞いた。ずっと聞きたかったが父の病院へ行くため断念。
新聞でも、「アベノミクス巡り応酬」と、見出しが掲げられ、1面には蓮舫代表、橋本会長、小池知事の写真が載っていて、女性の立場としておおいに期待し、応援したい気持ちだ。女性活躍、子どもの貧困、行政改革について女性の代弁者がいる嬉しさ。しかし、新聞の冒頭に「まずは、お手並み拝見・・・。」と、・・・までつけての書き出しに、がっくりきた。この記事を書いたのは男性だろうと思う。安倍首相の記事に「消費税増税案のお手並み拝見・・。」と、書くのだろうか。
やはり、相手をどう見るかで、言葉は発せられる。そんな風に見ているのだろう。そして、失脚したときに「やっぱり女は・・」と、言うのだろうか。新聞の第一面の報道記事の冒頭は、さらっと事実を伝えてほしいと思った。こんなことを思ったのはわたしだけだろうか。やはり、女性という偏見を私自身が持っているからだろうか。
婦人会、組合女性部、趣味の会の女子部などは、勝手に女子が集まってくだらない暇つぶしをしていると取る人がいる。その会が無意味であることを、口角泡を飛ばして語る人がいる。いつまでも、女子を分けるのは時代錯誤も甚だしいとも言われたが、そうだろうか。残念ながら、時代錯誤も甚だしい母からみんなは産まれ育った。
弱い立場や偏見という意味では、何十年前とあまり変わらないのではないか。女性の活躍の場は広がったが、尊敬の念を表すことばや記事にはお目にかかれない。足を引っ張られたり、頭を叩かれたり、大変である。「うちのかあちゃんをいじめんといて。」と、貧困の子供たちは働く母を思って耐えているだろう。