まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

生き返らせる

2016-09-06 | 弓道

どうしようもない「入木」の殿の弓を直せなくて、新しく買おうかなあと思いつつも、買うにもどんな弓がいいのか迷うところだ。若干の入木はよいが、上関板から外れてしまっては、あまりにひどい。

講習会の合間に、弓の話になって、弓を買うにもまたおかしな弓になったら困るので、なかなか踏ん切りがつかないと言っていたら、それは生き返らせなくてはならないと言われた。カーボンが入っていても修正できるはずだと某先生に言われ、結局、「自分で出来んのなら入院治療して、生き返らせなさい。大事な旦那さんの弓やろ。」と、いうことになった。

本当にそうだ。弓は育てなくてはならない生き物である。学生に大事なものだ!!と、叱っていながら、恥ずかしい限りだ。しかし、わたしの力量では直せそうもないので弓具屋さんにお願いするか、得意な方に預けることとなるか。どちらにしても、戻ってきたときのケアも大事なのである。

どちらにしても、弓の癖の直し方を見てみることにした。どこの部分を押すか、どこを持って弦をはるか。勉強不足である。実際に癖の強い弓に遭遇したことがなかったので、今回は本当に生き返らせる気持ちで取り組みたい。

 


いくつに戻りたい?

2016-09-06 | 小さきもの

学童で4年生のR君が「先生、若くなれるとしたら、いくつに戻りたい?」と、いうので、「もう戻りたくないわ。せっかく一生懸命生きてきたのに、戻ってやり直したくないんね。」「じゃあ、姿だけ若くなったら?」「うーーーん。今から男の人に好かれたらいろいろ面倒やから、このままでいいわ。」「ふーーーーん。」「今が、いちばんや。」と、逃げたが。

わたしは答えた後、夏休みの疲れがすごく残っているのだと思った。人生にも疲れたような回答ではないか。

ただひとつ、言わなかったが戻れるとしたら、殿が癌になる前に戻りたい。血液検査だけで知ることが出来る癌だ。いつも、ドックを受けていたのに、知識が足りなかったばかりに抜け落ちていた検査である。殿の50歳の時に戻りたい。自分のためにはもう戻らなくてもいい。子どもを産んで育てることをもう一度やり直すのは、今の気力ではできないだろう。

足りないことはあるかもしれないが、みんな一生懸命生きてきたと思う。戻っても、煩わしい、厄介なことが繰り返されるところへ戻ることになる。やっぱりこれでいいのかも。一歩踏み出すことが人生だ。しかし、足は重い。くううぅ・・

余談だが、子ども達は学童の先生が年寄りばかりだと思っている。「誰々のばあちゃん。」が、何人もいるのだから。実際、わたしの年齢の前後4、5歳の巾の年齢である。若い人は、フルタイムで働きたいし、賃金にも問題があるので来ない。介護、保育は、とても生活の糧を得る場所ではない。そうなると、一線を退いた年齢の者が活躍する場所となる。それでも、ハードな部分はある。子供達のわぁわぁに耐えられない人は、翌日から来なくなる。口の悪い生徒は「ばばあばっかりや。」と、陰で言う。それを、ちゃんと告げに来る子がいる。それが、子ども達だ。


手に汗

2016-09-06 | 暮らし

今朝のNHKの石川のニュースでは、思わずこちらも息をのんだ。。

6時55分 「石川県は、補正予算を発表し・・・」そこで、アナウンサーは目を落とし、机上の原稿をあちこちして沈黙。「失礼しました。」と、言ったあともあたふたしていた。気の毒になった。誰か助けないのかと思ったころ、左から紙が1枚ひらりと見えてようやく話し始めた。「そっくりな魚。水中のそっくりさん・・」と、話は魚の話になっていた。この間、1分であるが長く感じた。6時57分には天気予報だったので、いつも気にしない朝の5分が非常に長く感じられ、いつもは気にならない「石川県の補正予算」は、どうなったのだろうと思った。もし、孫が映るニュースだったら怒ったかもしれない。身勝手なもので、自分に関係ないとおおらかに見過ごす。

本当に気の毒に思えたが、この短い間のニュースは読んでもひとつ、ふたつなら机上にはどれだけの原稿があったのか、やたら気になった。わたしも、そそっかしいので他人事とは思えず、その原因を知りたいところだった。県内のニュースだったからよかった。

話は飛ぶが、G20や、北朝鮮のミサイルの全国ニュースなどが報道できなかったら大騒ぎだろう。それにしても、あの微笑み外交とは謎だ。