まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

啓蟄

2018-03-09 | 暮らし

蟄虫啓戸「すごもりのむし とをひらく」冬ごもりをしていた虫も動き出す。

大雪で我慢していたのか、蕗の薹が雪が溶けた途端に顔を出した。早速、天ぷらにした。

今日、学童へkenを迎えに行って、一緒に花を持って出かけた。雪は道に残っていたが、ブーツで大丈夫なほど溶けていた。kenは、「じぃじのお墓はこれやろ。じゃあ、いんきょ爺ちゃんのはどれや?」と、言う。「ふたりとも一緒に入っとるんやよ。ここに名前があるやろ。」横に彫られた名前を見て、いんきょ爺ちゃんも、同じ名字だという事を改めて知ったようだ。爺さんたちが亡くなった時は、kenは年長さんだった。しかし、その後お盆のお墓参りに来ている筈だが。あちこち行くから、どれがどれか分からないのかもしれないね。うちの墓の隣は、殿の妹の嫁ぎ先の墓で、いつも一緒にお参りするし、本家の墓が近くにあるし、娘の嫁ぎ先のお墓へも行くだろうし。

「しばらくおみまいに来れんで、ごめん。」と、手を合わせていた。「おまいりやね。」「あ、そやった。」花だけを供えて、強風の為に線香をあげるのはやめた。

「kenありがとうって言うとるよ。じぃじが守ってくれるね。」「知っとるよ。前に凄い風が吹いたとき、じいじぃ!!って言うたら、静かになったんや。」「へーー、ほんと。」

この可愛い孫も4月には4年生になる。とぼけたところがあるのは、わたしに似たのかもしれない。

啓蟄とはいえ、虫も頭をひっこめそうな寒さだった。