ふたご
2018-03-29 | 読書
腰が痛くて眠れない。これもインフルの症状のひとつらしい。
セカオワの藤崎さんが書いた「ふたご」を、先日本屋へ立ち寄った時に、なんの躊躇もなく買ってしまった。セカオワの歌が好きなら、オリンピックの「サザンカ」の歌もまだ耳新しい今、聴くほどにせつないのはどこから来るのかを知りたいと思ったら買わずにはいられなかった。
夜眠れなくて、むさぼり読んで3時に寝た。明日も休みだと思うのと、読んでいると身体の痛みを忘れるからだった。
これは、深瀬と藤沢さんのことなんだろうと思った。まるで、映画を観ているような話の展開で途中で寝るわけにはいかない。居場所を音楽と仲間の中に見つけるまでのふたりの生きざまは、ずっと昔読んだ「ノルウェイの森」の悲しさに似ていた。でも、このふたりは居場所を見つけ、自分たちを表現できたのだ。読み終わって本を置いて目をつぶったら、頭の中がぐるぐるまわるようで辛かった。おかしな夢ばかり見た。