仕事の後で、山の先輩と3人で「寺尾観音山」(228m)へ行った。先日、Mさんが小学生の登山教室でこの山を案内したのだそうだ。若い頃は15分で登ったという。わたしは、とてもその時間では登れない。
加賀市の曽宇町の奥にある。箕輪の僧が観世音菩薩像を奉持し、この山に安置したのだそうだ。曽宇町の人はこの山を大切にしていることが窺われる登山だった。5時20分に登り始める。
低山でも山は山、登り始めると汗が出始める。「石川県十名勝地」と書いてある。後の9か所はどこだろう。10本の指に入る名勝地にしたのは、地元の人の愛情だろう。
ササユリを見つける。自分自身に出会ったようだ。
登り切ったところで鳥居に天女がいる。
曽宇町の方々の寄贈の三十三観音霊場。33か所をお参りしたことになる。霊験あらたか。
そこから更に藪漕ぎで頂上を目指す。そこには三等三角点があるのだ。
南側に彫られているのは、風雨に削られないためだという。方位磁石で確認する。ほんとほんと。
さて、天気が崩れないうちに下山。帰りはわたしが先頭になる。人に頼って登ると帰りは分からなくなることがある。常にひとりで登っているつもりで、あるいはリーダーになるつもりでと言われた。登山歴1年のわたしが、なんとか一人でも地元の山へ登れるのはこの方々のお陰だ。6時20分に駐車場を後にした。
勉強登山を終えて、母を見舞いに行き、家に着いたのは7時過ぎだった。大忙しのスピード料理だ。その後、弓道の稽古。びぇーー