まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

主はいなくても花は咲く

2018-06-12 | 暮らし

休日に山行きを断り、父の病院へ行き、入院費を払い、おむつパットを購入し、父に声を掛けると、すかさず「かあちゃんは元気か?」という。脚は骨と皮で、固まって動かないのに、頭はしっかりしている。

母は、訊かれたら入院したと言えばいいと言っていたので、そう告げると「お前も大事にせーや」と、言う。寝たきりの父にそう言われると切ない。

その後、母を見舞いに行くと、点滴も外され、食事も口にしたようでしっかりしてきた様子。おまけに「心配しなさんな・・」の本を置いて行ったら、薄くて大きな字の本なので、読破してしまった。良かった。良かった。

実家へ行き、新聞を止め、家の周りの様子を見ると、主はいなくても花は綺麗に咲いている。

主治医から説明があるからと電話があって、夕方再び病院へ行くと、土曜には退院できるという事でまずは一安心。とはいえ、帰ってからが心配だ。すぐにはご飯を作ったりできないだろう。母に、我が家へ来るかと訊くと、間髪を入れず「いやや・・」で、あった。では、わたしが泊りに行くしかないのである。弟たちは遠いからなあ・・。

病院からの帰りに、誰もいない待合室で血圧を測った。上が86、下が51、脈拍数64だった。いつも低いのでまあこんなものかと思う。鉢植えの花も、雨のお陰で水やりをしなくてもよさそうだ。花もわたしも何とか大丈夫そうだ。