母が日曜に退院した。家に近づくと「あらぁ。アオイが咲いとる・・」と、1週間留守にしたら花が一斉に咲いていたので驚いていた。ユリとトラノオ、紫陽花も咲き誇っていた。
日曜の夕方から弟の嫁が来てくれて母の世話をしてくれた。1週間の入院は母を落ち込ませた。手術もなく軽くすんだと思ったが、87才の母にとって1週間の入院は相当な体力を奪われたのだと思う。自分で食事を作る体力がない。おまけに、歩くのもやっとで、昨日転んでしまったのを義妹が病院へ連れて行ってくれた。たいしたケガもなくてよかった。
義妹のおかげで、母も元気になり、入院したときのままの部屋もきれいに片付いていた。
母は散歩もできるようになり、義妹は今日の午後岡崎へ帰って行った。わたしは、昼ごはんと夕ご飯を作って母に食べさせ、明日の朝の分も冷蔵庫にあるのを確認した。宅配弁当を注文しようとカタログを取り寄せたが、土曜日曜はやっていないのだ。
少しずつ動けるようにもなったので、冷凍したものをチンすればよいように段取りして帰る。帰りに父の所に寄ると、食事中だった。完全な流動食。両足はパンパンに腫れて左足は皮膚が破れて水が出たという事でパットが巻かれていた。殆ど話もせず、看護師の与える流動食を必死に飲み込んでいるのを見ていて辛かった。父はアオイもユリも見ることが出来ない。タブレットに撮ったものを見せると帰りたがるので酷なような気がする。