桂枝雀の落語の中で、「お金は寂しがり屋で、たくさんあるところへ飛んでいこう、飛んでいこうとするのだ」と、言われている。おまけに、「独り立ちが出来ないので、たくさんのお金と寄り添って立つのだ」とも。
お金がある人は、もっともっとお金が欲しくなるのか。お金はあればあるほどいいとは言うが、生きていける程度に有ればいいのだと思う。子供たちには、ひとりで生きて行けるように育てることが親の務めだと思うので、大金を残す必要はないと思っている。それでも、少しは残したいというのも親心ではあるが。50億という桁外れの金額に、リストラされた人たちはどんな思いをしているだろうかと思うと気の毒でならない。お金が沸いてきたらいいのにと冗談を言った人がいたが、沸いたときには世間が沸くのである。
話は全く違うが、ゴーン氏を初めてTVで観たとき、MR.ビーンかと思った。ローワン・アトキンソンに似ているが、ゴーンは笑えないね。