婆さんの畑の大根を採りに行った。
おやっ、色っぽい大根だ。これは女性を連想させる。
しかし、抜いたら男性だった。なんのこっちゃ。
天気が良いので、母を連れて加佐の岬を回った。久しぶりに海のドライブだ。
ここには何年か前、素敵なレストランがあった。殿とスープカレーを半分こして食べていた。そのレストランの女主人は、二人分のお金を払うから、半分ずつのスープカレーを作ってほしいと言うと、ふたりで一人前のお金しかとらなかった。ここから「宝達山が見えるんです・・」と、言われた。晴れた日は能登の山が見える。今日も見えたのが宝達山だろうか。
その後、中央公園を通り紅葉を見てから帰る。
晩秋の北陸には珍しい小春日和だった。実家の山の紅葉も美しい。自然は身体を浄化する。
父の遊び場だった「拓庵」。みんなが若くて元気だったころ、ここでいろいろな物を焼いて食べた。
秋色の絵の具をぶちまけたみたいだ。穏やかな陽で元気が出る。いろんなものがどうでもよくなる瞬間だ。