まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

石川県弓道選手権大会

2018-11-25 | 弓道

今年最後の県の大会である。長い間、試合に出ていなかったので、これだけは出たかった。明治神宮で出来なかったことがここで出来るのだろうか。

矢渡と、一つ的射礼のどの先生も見事な射礼で、さすが全日本選手権に出場された先生方だと思った。特に束った先生方は、中ったから素晴らしいというのではなく、中るべくして中る射であったと感銘を受けた。また、体配も矢渡から射礼の先生方には品位がある。

先日、品位について徳川吉宗の話の中で語られていた。経済を回復するために、小判に混ぜる金の量を減らしたのだそうだ。その時の金銀の量をどれだけ混ぜるかを品位と言う。なるほどと思うのは、品位が備わっている人には光るものがある。錬士、教士、六段、七段と格が上がって行くごとに積んでいく品格を思った。本当に良い見取り稽古になった。

さて、天気が良くて、光が後光のように差していて、壁の貼り紙が床に写っていた。すごく美しかった。弓日和。

 

わたしも、久々に伸び伸びできて、2回目の初めの一手を皆中したので、小松菜を頂いた。競技部の計らいで、立の初めの一手が皆中したら白菜や小松菜やクッキーが並んでいる机から選んで持っていく。朝来た時、朝市みたいで楽しそうだと思った。

結局、8射5中で、決勝には残れなかったが、気持ちよく引けて良かったと思う。しかし、まだまだ課題は残り、会も短いので修練は続く。品位をあげるために金粉入りの酒を呑むか。ちがう・・・