今年も恒例の○井先生の講習会のその日がやってきた。
昨年は、娘の結納返しと食事会で、出られないので、豚汁だけ作りに行ったのだった。今年は、袴をつけていたわたしの姿を見て、落胆した人が数名いた。「○さんが講習会に出ると言うことは豚汁はないということですね。」と。そうです、今日の昼はインスタント味噌汁です。しかし、これだけ寒いと昼に暖かいものを飲まないとやりきれません。
外は、雪が降り止まない。いわゆる真冬日だ。加賀の道場は室内なので良いが、3階なので風が階段を通じて上がってくる。
夫婦して、先生にいじられた。「夫婦が同じ射をしている」、どっとみんなが笑う。みんながここでため息をつけば、夫婦とも良い射であると思うのだが、笑いがでるということは、おかしな癖が似ていると言うこと。少しはだんなよりましだと思っていたが。むこうも同じようで、納得がいかないらしい。今まで「へたくそ」と、けなしあっていたのに、家へ帰ってから「おとうさんの射も、そんなに変ではないよ。」と、急にかばいあい易きに流そうとする。
今回は、非常に多くの人が猫手を指摘された。細かい指摘などを書いていくと、ノートがいっぱいになる。しかし、貴重な話を一言も、漏らすまいと思うと、自分が教える側になるということは怖いと思う。みんなが必死でメモをするので、間違ったことを言えない。考え方は進歩していくし、同じではない。もし、自分が昨年と同じことを指摘されていたとしたら、自身が進歩していないと言うことだ。 とにかく、楽しい二日間だった。
しかし、3階なので階段から煙突のように寒い風が入ります。それを、カーテンで防いだり工夫し、ストーブもたき、袴の下はレッグウォーマーをはき、足袋の下には靴下をはいたりして寒さ対策をします。
男の人は肌脱ぎをするので寒いと思います。