カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】~サンジュー ~

2018年07月11日 21時33分59秒 | 映画 / MOVIE

インド人俳優サンジェイ・ダットの伝記映画。
サンジューとは彼の母親が呼んでいた愛称である。

1959年ムンバイ生まれの59歳。
1981年に父親スニール・ダットの監督作品ロッキーで映画デビュー。
母親ナルギスも女優として活躍したが、
サンジェイのロッキーの完成前にすい臓癌のため死去。

1993年、ムンバイ爆撃に関与したとして逮捕され、
2006~7年の間に2回、短期間投獄され服役。
2013年にテロ活動には関与してはいなかったが、
武器の所有について有罪となり懲役5年の判決が出た。
実際にはプネ刑務所に服役した後、2016年に出所した。

彼自身が存命である事もそうだが、
関係者たちも存命であるためか、実在者の描写は限られており、
フィクションの登場人物も数名いる。
完全な伝記とは言えないかもしれない。


  <ストーリー> 

2013年に武器の所持で懲役5年の判決が出た時、
撮影中の映画があったため1カ月間の猶予が与えれた。
サンジュー=サンジェイ・ダット(ランビール・カプール)と
妻マーニヤター(ディア・ミルザ)がサンジューの伝記を完成させようと、
伝記作家のウィニー・ディアズ(アヌシュカー・シャルマー)に依頼するシーンから始まる。
サンジュー自分の半生について語り始める。



ロッキーの撮影が始まり自分をコントロールできなくなったサンジェイは、
友人ズービン(ジム・サルブ)から勧められコカインを吸う。
この時、母親ナルギス(マニシャー・コイララ)が癌である事を知らされ、
治療のためにニューヨークの病院へ入院させるが、
彼の精神状態はさらに悪化しアルコールと薬物依存は進んで行く。

 

母親が入院する病室にファンのカムレーシュ(ヴィッキー・コーシャル)が
人形を置きに忍び込んだ所をサンジューが発見し、それから二人は友人となる。
サンジューはガールフレンドのルビー(ソーナム・カプール)と結婚しようとするが、
薬物中毒のため彼女は去って行った。



その後、サンジューはアメリカの薬物患者用の更生施設に入り、
激しい禁断症状と戦いながら立ち直ってインドへ戻る。
そして自分に薬物を勧めたズービンをぶちのめした。

その後1990年代にはボディビルで身体を鍛え、
映画で成功をおさめるようになる。
政界に進んだ父親と妹の護衛の為ライフルを購入した事から、
1993年の爆破事件に加担したと言う事で逮捕されてしまう。
そして親友のカムレーシュも去って行ってしまう。



父親はサンジューを支えてくれたが2005年に死去。
2006年にテロ活動に加わってはいないが、
武器の所有で有罪となり服役したプネ刑務所で、
FMラジオのキャスターを務め囚人たちの心の支えとなる。



私は主役を務めるランビール・カプールには全く興味がない。
そのため彼の主演作品を観てはいるものの、あまり評価していなかった。
2011年のロックスターで初めて上手い俳優だと思ったのだが、
それ以降はほとんど何とも思っていなかった・・・。
しかし今回、その時以来2度目になるが本作品の演技は旨いと思った。



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