『ダイエットに悩む人たちに人気の講座がある。女子栄養大(埼玉県坂戸市)の付属機関「栄養クリニック」(東京都豊島区)の「ヘルシーダイエットコース」だ。おいしく食べながら、半年間全12回の講座でやせやすい体をつくる。成功率90%以上というこの講座を一日体験した。(道丸摩耶)
◆運動しながら
午前9時45分。講座は体重と血圧の計測から始まる。医師、看護師、管理栄養士、運動指導員がチームを組んでダイエットをサポート。この日の生徒は10人。男性も3人いた。 午前10時半からはエクササイズだ。ジャージーに着替え、まずは1分間の片足立ち。何とか持ちこたえたものの、ふくらはぎの震えに日頃の運動不足を思い知らされた。 「体重が減ってもサイズが変わらない場合がありますが、運動しながらやせれば皮膚がたるむことはない。代謝も良くなるので、やせやすい体になります」と中島節子講師(71)。受講生は中高年が中心のため、膝や腰、肩などに痛みを抱える人も多い。個人の悩みに合わせたエクササイズを教えてくれるのもこの講座の特長だ。 1時間の運動の後は、いよいよ昼食。講座の生徒には特別メニュー「豚しゃぶめん」が出されるが、せっかくなので学食にお邪魔することにした。 豆腐と肉野菜の炒めものにご飯、みそ汁、小鉢がついた定食(420円)に、もう1皿小鉢をつけて500円。全般的に薄味で野菜だらけだ。ボリューム満点だが、全部で約600キロカロリーという。人気のため、学生以外の利用は午後1時からに限られている。 一方、豚しゃぶめんを食べた受講生にはメニュー考案者の今泉久美先生による栄養指導が行われていた。 「カロリーが少ないからといって、そうめんだけを食べると太りやすくなる。ごまをかけるなど何かのせましょう」「めんつゆのつけすぎは塩分の過剰摂取になる。ラーメンのつゆを飲むのも厳禁です」
◆実践的アドバイス
続いて栄養学博士の蒲池桂子教授による「外食・間食」の講義が始まった。 「外食は1日1食までとしましょうね」 食事のほとんどが外食の私に、いきなりつら過ぎる一言だ。ただ「外食するためには(カロリーを消費できるよう)体を鍛えておくこと。行きつけの店を決め、『塩抜き』などの特別メニューをつくってもらいましょう」とフォローも。 講義後は、個別の栄養相談だ。実際にダイエット効果はあるのか。参加者に聞いてみた。 「4年前に足を手術し、医師から体重を48キロ以下にしないと歩けなくなると言われました。でも、術後は逆に54キロに太ってしまって」と振り返るのは、埼玉県ふじみ野市の三根(みね)慶子さん(50)。昨年10月から講座に通い始めた。「太りやすい原因を遺伝子レベルで調べてもらえた。食事記録だけでなく、歩数記録、起床就寝時間など生活をトータルで見てくれるので、やせやすい生活習慣がつきます」。常用薬を手放すこともでき、効果は上々という。 それに比べ、夜型、乱れた食生活、運動不足と不健康な自らの生活。まずは運動から始めようと誓った貴重な一日だった。
■ヘルシーダイエットコース
女子栄養大が運営する「栄養クリニック」が昭和43年に開設。4、10月の年2回、定員約15人の少人数で、半年間にわたり運動や食事などの指導が受けられる。受講料12万円と高額ながら、受け付け終了前に定員に達する人気。7月29日には、講座内容を書籍化した『女子栄養大学のダイエットクリニック』(世界文化社、1260円)が発売された。』
お金の掛からない自分で出来るダイエット法です。太っている女性は、食事前に甘いお菓子や洋菓子類を良く食べているそうです。食後に甘いお菓子や洋菓子やケーキ類を食べるようにすることから初めて見たらいかがでしょうか。コレステロールの高い女性にも多く見られるようです。体重の減少と健康維持には、洋菓子よりも植物繊維の多い豆類を使ったビタミン類の多い和菓子に変えるのも良い方法と思います。日本の和菓子には、長年の伝統が生かされていて、先人からの教えにより四季に合わせた体に良い自然な食材を生かして作られています。生活習慣病の多い今の日本で、日本の和菓子の良さを見直すべきでは有りませんか。今の時期くず粉を使った葛まんじゅうやところてん、寒天で出来た水菓子や水羊羹は暑い夏場の健康維持を考えた日本の夏に昔から伝えられている和菓子と思います。夕食後夜の9時以降は水分補給する以外、甘い清涼飲料水を飲まずお菓子類や間食を食べないようにすると太らず健康体を保てるそうです。無理なダイエットは、健康を害するだけです。以外と当てはまる女性も多いのではと思いました。一度御自分自身で御確認下さい。自分で実行するのが難しい人は、女子栄養大学の付属機関「栄養クリニック」のような専門機関に指導を受けられたほうが良いと思います。