ブログ:桜和尚の震災復興応援歌”死を見つめ 今を生きる”「これからのお墓を考える」こんなテーマでブログを始めたのが今年2月、ところが3/11大変なことが起こりました。今、住職する岩手一関と故郷石巻を中心に、こんな時僧侶として何ができるか?を、悩みながら書いています。
追悼と復興の花火を打ち上げるイベント”ライトアップニッポン”が11日に、東北11か所で開催されました。
このイベントの中心人物、高田さん(東京のサラリーマン)は震災後、都内の花火大会が次々と中止されることを知り、この花火を東北の為に使えないかと思いついたというのです。
そこで終末、東北に何度も足を運び、各地を回りながら関係者を説得したといいます。
ところが4月頃は「花火より金を回してくれ」というような、ネガティブな声が多かったそうです。
だんだんと時間が経つと、人の心も変わって来るのでしょうか、花火を上げたいというポジティブな考えに変わってきました。
それにしても、8月11日に東北11か所で打ち上げる現地を、よくまとめたと思います。
熱い花火への気持ちが、主催者と現地で互いに重なり、伝わったのでしょう。
私が活動する”てあわせ桜”とも想いや発想がすごく重なるものがあって興味深く感じました。
目的も鎮魂と復興の花火であれば、桜の植樹も同じことです。
また、人は”花”に引き付けられるのだ・・と感じました。
花火と花(桜)は同じだからです。
パッと咲いて、パッと散る。花も散るから美しいし、花火もまたシカリ。
この一瞬が日本の美の原点であり、やはりその根底には、無常観があるのだと思うのです。
この一青年の東北への想いと、花火への情熱が花開いたイベントでした。
私も情熱では負けないつもりです。
少しずつ、点から線へ、日本一の桜ロード、万里の桜堤防を東北の太平洋沿岸に築いていきたいと思います。