教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

天皇陛下のお言葉要旨=生前退位

2016年08月08日 15時44分34秒 | 国際・政治

時事通信 8月8日(月)15時22分配信

 「象徴としてのお務めについて」の天皇陛下お言葉の要旨は以下の通り。

 
 80歳を越え、体力面などから制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての歩みを振り返り、この先の在り方や務めに思いを致すようになった。社会の高齢化が進む中、天皇が高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、個人として考えてきたことを話したい。

 即位以来、国事行為とともに、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を日々模索してきた。伝統の継承者としての責任に深く思いを致し、日本の皇室がいかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えるかを考えつつ、今日に至る。

 二度の外科手術を受け、高齢による体力低下を覚えるようになってから、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処すことが国や国民、皇族にとって良いことか考えるようになった。幸い健康とはいえ、次第に進む身体の衰えを考慮すると、これまでのように全身全霊で象徴の務めを果たすことが難しくなると案じている。

 天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えてきたが、同時に、時として人々の傍らに立ち、声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切と考えてきた。天皇が象徴であるとともに、国民統合の象徴としての役割を果たすには、国民に象徴の立場への理解を求めるとともに、天皇も国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を育てる必要を感じる。こうした意味で、日本各地への旅も、天皇の象徴的行為として大切なものと感じてきた。

 天皇の高齢化に伴う対処が、国事行為や象徴としての行為を縮小していくことでは無理がある。摂政を置く場合も、十分に務めを果たせぬまま、天皇であり続けることに変わりはない。

 天皇が健康を損ない、深刻な状態に至った場合、社会が停滞し、国民の暮らしにもさまざまな影響が及ぶことが懸念される。天皇の終焉(しゅうえん)に当たり、重い殯(もがり)の行事がほぼ2カ月にわたり、葬儀に関連する行事が1年間続く。新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は非常に厳しい状況に置かれる。こうした事態を避けられないかとの思いが胸に去来することもある。

 長い天皇の歴史を振り返りつつ、今後も皇室が国民と共にあって国の未来を築き、象徴天皇の務めが安定的に続くことを念じ、気持ちを話した。国民の理解が得られることを切に願っている。 

最終更新:8月8日(月)15時22分
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天木直人の公式ブログ安倍首相に難題を課す天皇陛下のきょうのお言葉

2016年08月08日 15時33分51秒 | 国際・政治


8Aug
2016
安倍首相に難題を課す天皇陛下のきょうのお言葉
 いよいよ、きょう8月8日の午後3時に天皇陛下の「生前退位」のお言葉が公表される。
 蜂の巣をつついたような騒ぎになるだろう。
 その前に、いつものように書きとどめておきたい。
 一言で言えば、日本の政治は、このお言葉が公表された瞬間から、「天皇の生前退位」という大問題について最優先で取り組まなければならなくなるということだ。
 そしてその責任は安倍政権に大きくのしかかる。
 だからこそ安倍首相はこの問題の政治化を極力抑え込もうとするだろう。
 みずからの責任ではなく、今まで以上に有識者の意見を聞いて、その意見にまかせて国民的合意を図ろうとするに違いない。
 そして、その結論をできるだけ先送りしたいに違いない。
 ところが二つともそうはいかない。
 生前退位問題は、安倍首相の支持基盤である「保守」にとって大問題であり、しかも意見が分かれる問題だ。
 神社界とそれを基盤にする日本会議などからすれば、認めがたいことだ。
 生前退位の問題と絡んで浮上する女性天皇問題はもっと意見が分かれる。
 安倍首相は苦渋の決断を迫られる。
 それだけではない。
 いたずらに先延ばし出来ないのだ。
 生前退位を世論の8割以上は支持している。
 そして今上天皇の健康を考えれば、生前退位について結論を出す事は待ったなしだ。
 これまでの報道を総合的に勘案すれば、天皇陛下の「生前退位」のお気持ちは、安倍首相の憲法9条改憲阻止というよりも、自らの健康や家族を考えた上で象徴天皇制のあり方を真剣に考えた結果だとされている。
 おそらくそうだろう。
 しかし、その意図はどうであれ、結果的には、生前退位問題が最大の問題になることによって、憲法9条改憲を吹っ飛ばすことになる。
 それでも、安倍首相は、憲法9条改憲を進めるかもしれない。
 メディアを使って生前退位問題を鎮静化させる一方で、憲法9条改憲の作業を急ぐかもしれない。
 そうなれば、安倍首相は、文字通り天皇陛下をないがしろにすることになる。
 そんな事が許されるだろうか。
 メディアはそこまで安倍首相に協力するのだろうか。
 すべては、きょう8月8日午後3時に公表されるお言葉から始まる(了)
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岐阜県多治見市で39.3℃ 今年全国最高気温を観測

2016年08月08日 14時32分55秒 | ニュース

ウェザーマップ 8月8日(月)13時2分配信

岐阜県多治見市で39.3℃ 今年全国最高気温を観測
8日午後1時の気温分布
 8日午後1時30分、岐阜県多治見市で今年全国最高気温となる39.3℃を観測した。
 この後も東海から西の地域を中心に、さらに気温が上がる所がある見込み。熱中症に厳重な警戒が必要だ。

■午後1時30分までの各地の最高気温
多治見市(岐阜) 39.3℃
美濃市(岐阜)  38.7℃
菊池市(熊本)  38.5℃
桑名市(三重)  38.3℃
岐阜市      38.1℃

地球温暖化で、日本も熱帯気候になっているのではありませんか。体温より高い気温では、若くても熱中症で亡くなると思います。
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天木直人の公式ブログ蓮舫氏を支持する事をあきらかにした岡田民進党代表...

2016年08月08日 00時54分02秒 | 国際・政治


7Aug
2016
蓮舫氏を支持する事をあきらかにした岡田民進党代表の救い難
 岡田民進党代表がきのう8月6日、広島で記者団をまえに語ったと言う。
 「大きな(党運営の)枠組みは私が築いてきた。その枠組みの下で蓮舫氏らしさをだすだろう」と。
 メディアはこの発言を、岡田代表は蓮舫氏を支持する考えを示唆したものだ、と書いている。
 どこまで行っても民進党の足を引っ張る岡田代表だ。
 岡田氏をはじめとした現民進党執行部から支持されるから、蓮舫氏は期待されないのだ。
 この際現執行部はみなまとめて引き下がった方がいい。
 それこそが本当の蓮舫支持である(了)


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18時間前の投稿コメント2件125

Comments ( 2 ) Trackbacks ( 0 )
By TAKASHI/TAMARU2016年8月7日 at 11:15 AM返信
民進党 へ送ったメールです。
民進党は「国際大資本」「米国隷従」からもたらされた汗水流さずに儲けようとする資本主義盲従では無く、汗水垂らして働く者の味方である、本来は貴重な政党であり、また共存すべき協調友好国の米国だが、是々非々の主権自立性が求められるのに、野田、岡田、枝野を先頭に、国民に対して裏切り行為の3党合意で自公グループと結託し奈落の底に堕ちて、資本主義盲従の自公と対決不能状態のまま、国民に対し無反省厚顔無恥で推移しています。
なぜ国民の関心事である「マネーゲームだけの失敗しているアベノミクス」「平和を死守する憲法9条」「戦争相乗りの安保法案」「関税ではなく超法規縛りのTPP」「日本崩壊を生む原発」「派遣労働人口の激増による労働力弱体化と収入減」「郵政民営化や農協改革など米国言いなりの米国隷従」等への白黒を明快にし、
国民が持つ懸念に対する民進党の立つ位置を不透明にせずはっきりさせて「政策の意思統一を国民に示す」ことで、「国民の心を引き寄せる」そのような代表選挙でまっとうな道を歩もうとしないのですか?
今のままでは誰が代表になっても求心力は絶対に生まれません。
By 武尊 2016年8月7日 at 6:43 PM返信
>蓮舫氏は期待されないのだ
>By TAKASHI/TAMARU
 どっちも一緒なんですが、期待されるようにするには、自民党と完全に対立するしかないわけですよね?
それにはどうしたらいいのでしょう?
答えは簡単。
日米安保から日米平和条約への転換です。「この道しかない」んですよ(キッパリ)
キッとこう書くと「安保」はどうするんだ!この共産とがァ!と叫ぶ人大勢居ると思うんですが、それこそが相手の思う壺(だから騒ぐ人が居る?)条約というものは交渉事。米国との間をどう保って安全保障をどう安定させるかは、そこに帰結します。問題はどれだけ平等な条約に出来るかだけ。安倍さんの云うような「日米同盟の強化」だけでは、何も解決しません。その証拠に彼が押したい人が都知事にもなれないし(それでも困らない程度の人は成れる。)ミサイルは飛んでくるし。ロシアには軽くあしらわれるし。中国には文句しか言われない。それでいて占領政策だけは終わらない。きっと次期総理も彼の思惑の人は成れないでしょう。それとも彼も一緒に隠してるかですがね(笑)あちらからは「次はシンジロウネ」と言われてるんじゃないかなァ、、?
え!?民進党の話?どうでもイイわな(笑)
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天木直人の公式ブログ今年の広島原爆記念式典の注目点は安倍首相が去年と...

2016年08月08日 00時47分44秒 | 国際・政治


7Aug
2016
今年の広島原爆記念式典の注目点は安倍首相が去年と同じ挨拶をしなかったことぐらいだ


 今年の広島原爆記念式典の報道ぶりは近年まれに見る低調なものだった気がする。

 なぜだろうと考えて、すぐにわかった。

 今年はオバマ大統領の広島訪問で皆が過熱し、メディアもその報道でエネルギーを使い果たしたからだ。

 なにしろ、その時のオバマ大統領の演説を、松井市長も安倍首相も引用するぐらいだから。

 それと、もう一つある。

 オバマ大統領が「核の先制不使用宣言」を検討していると最近の米紙が報道した。

 それに対して、米国政府で異論が出ていることはわかるが、日本政府まで反対しているというのだ。

 きょう8月7日の読売新聞が書いている。

 核の先制攻撃を禁止すれば、米国の核抑止力が弱まり、北朝鮮などに対して誤ったメッセージを送る事になるから、勝手に宣言しないでくれと、日本政府が米国政府に働きかけているという。

 あきれたダブルスタンダードだ。

 こんな事をやっている事がばれるようでは、私ならずとも広島原爆記念式典の平和の誓いが白々しく聞こえるだろう。

 そのような低調な広島原爆記念式典の報道の中で、私が唯一注目したのが安倍首相のあいさつだ。

 その内容に関心があるのではない。

 安倍首相のあいさつ文の中に、昨年のあいさつ文に使った同じ表現が繰り返されていなかっただろうな、という事だ。

 メディアが批判しないところを見ると、使いまわしはしていないようだ。

 安倍首相も少しは知恵を働かせたという事である(了)
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天木直人の公式ブログ代表になる前から批判されている蓮舫民進党

2016年08月08日 00時03分43秒 | 国際・政治


プロフィール天木直人のプロフィール
新党憲法9条
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6Aug
2016
代表になる前から批判されている蓮舫民進党

 私は見ていなかったのだが、蓮舫氏が民進党の代表選挙に立候補宣言をしたらしい。
 そのことをきょう8月6日の各紙が一斉に書いている。
 しかし、どの報道もこう書いている。
 岡田・野田・枝野らの現執行部に推されての代表候補だと。
 党内の対立する意見への配慮から、あいまい発言に終始したと。
 選挙の前からこんな事を書かれるようでは話にならない。
 そんな蓮舫氏でも、他に勝てそうな候補が見当たらないので選出されることがほぼ決まっているという。
 これではますます国民の気持ちは民進党から離れる。
 ますます安倍首相が増長する。
 ここまで野党が不在になった政治はかつてなかった。
 何とかならないのか。
 どう考えても、どうにもなりそうにない。
 つまらない政治になったものだ(了)


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2日前の投稿コメント2件232

Comments ( 2 ) Trackbacks ( 0 )
By yuki2016年8月6日 at 6:44 AM返信
主に高尚な内容を取り扱われるので、ランクは安定しなくて残念です。外交関係など中々面白いテーマを扱われます。民進党は小池氏のことが頭にあるのでは。富士山や崖(飛び降りる覚悟)という言葉が蓮舫氏から出てくるのは対抗意識が伺えます。つまらなくなった政治の原因は国民にあると思います。無関心で国民が劣化しているのでしょう。我々の親大正時代の人間は男尊女卑などどうしようもないところがあるものの、エネルギーが満ち溢れ、政治的にも盛り上がっていたが、団塊の世代では金に走り、連帯とか道徳とか金に結びつかぬもの、そういうものが消失してしまった。民進党などほぼ自民と同じだろうが、公約に外国人の権利がいつも際立つ。蓮舫になればますます離れていくような気がする。
By 武尊 2016年8月6日 at 7:51 PM返信
どうでもイイ記事にどうでもイイ書き込み。今更の民進党。都知事選でも自分達が擁立した候補に支持者が38.5%しか投票しない、という惨敗状態を総括もせずに次期党首騒ぎを始めるというトンチンカンぶり(笑)
もうこんな党どうなっても構わない。可哀想なのはこんな党を頼りに、破防法・レッドパージ逃れを模索しなければならない政党や消滅危機を乗り越えなければならない弱小野党の人たち。
まァ、それもこれも市民を挑発して連携することを破壊している連中が居るから。反安倍的発言をしながら、選挙になれば与党を応援する政治評論家などが分断を促している。
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