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国会対策委員長代理の日々の仕事
2017年11月12日
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昨年春に民主党福岡3区支部長に就任して以来、週に2~3回のペースでブログをアップしてきました。しかし、今週はずっと忙しくて、もう1週間以上もブログを更新できませんでした。昼ごはんを食べる時間もない日もあるくらいで、余裕のない日々が続いています。今日は「なぜ余裕がないのか」をご説明します。
まず、国会対策の仕事というのは、スケジュールがよめないことが多いです。その日に突然ふってくる仕事を片っ端から片づけている感じです。例えていうなら、「皿回し」をしているような感じです。お皿が割れないように気をつけながら、何枚も皿を回し続けているような仕事です。残念ながらときどき皿を割ってしまうこともあり、そのたびに謝っています。自分の責任でなくても、身代わりに謝っていることも多いです。
計画的に進められる仕事もありますが、突然ふってくる仕事が多いため、とりあえず国会内に待機していることも重要です。平日は毎日のように国会内の立憲民主党の国会対策委員会の部屋にいます。別棟の議員会館に自分の事務所があるのですが、自分の事務所にいる時間よりも、党の国会対策委員会の部屋にいる時間の方が長いです。いまは立憲民主党の党務を最優先にしています。
また、「これが国会対策委員会の仕事なのか?」と疑問に思いつつも、他にやる人がいないのでやっている仕事も多々あります。国会内の控え室の看板を発注したり、議員会館事務所の割り振りをやったり、記者会見の段取りをやったり。
立憲民主党の国会対策委員会には2名の党職員が配置され、その2人と一緒に働いています。国会では、自分の政策秘書と一緒にいる時間より、党職員2人と一緒にいる時間の方が長いです。2人とも民主党本部の元職員で仕事が早くて優秀です。大事な案件については、福山幹事長や辻元国対委員長の指示を仰ぎつつも、細かい党務については2人の職員と相談しながら、私がチャカチャカ勝手に決めさせてもらっています。幹事長や国対委員長になるべく決裁をあげさせないことも、部下としての私の務めです。
国対委員長代理の仕事で意外と多いのが、会議の司会進行です。国会対策委員会主催の定例会議では、国対委員長が冒頭であいさつをして、私が司会進行役を務めます。また、党所属の全衆議院議員が集まる「代議士会」という会議でも、よく事務連絡でマイクを握って説明しています。事務方の党職員といっしょに会議の議事次第を考えたり、党幹部に「ここのスピーチは3分程度で短めにしてください」といった振り付けしたりするのも仕事です。
マスコミ対応も重要な仕事です。国会対策委員長はオープンな「記者会見」をよく開きます。国会対策委員長代理の私は、テレビカメラ無しのオープンではない「記者ブリーフィング」というのをよく開きます。私が担当する「記者ブリーフィング」は、党幹部の幹事長や国対委員長などの発言の背景を解説したり、国会で起きている出来事の背景にある事情を分析したりします。
私の担当する「記者ブリーフィング」で発言したことは、新聞記事などで引用されることはありますが、私の名前は出ません。例えば、与党が野党の質問時間を削ろうとしている件に関し、11月3日付の新聞に以下の記事が出ました。
立憲民主の幹部は『削減は容認できない。与党側が予算委員会開催の日程を取引材料に持ち出しても、一歩も譲るつもりはない』と強調した。
この記事に出てくる「立憲民主の幹部」とは、おそらく私のことです。なぜか名前は出てきません。他の新聞では「立憲民主党の中堅幹部」という言い方で、私の発言が引用されていました。発言しても名前が出ないから、売名行為にはつながりません。しかし、党としてのスタンスを詳しく解説したり、世論に訴えたりする上では「記者ブリーフィング」は大切です。新聞、テレビ、通信社の20人近いマスコミ関係者を集めて行う「記者ブリーフィング」は、かなり緊張しますし、失言や誤りのないように細心の注意を払います。変なことを言うと「立憲民主党の幹部によると」と書かれるので、できる限り慎重に発言しています。
国会対策委員長代理としての私の日々の仕事はこんな感じです。まだ委員会の質問時間の与野党の割り振り問題が解決していないため、来週も忙しい日々が続きそうです。健全な議会制民主主義を守るため、日々の雑用に全力で取り組んでいます。
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