『 1人で食事をする中高生や大学生が3割以上にのぼることが、京都市ユースサービス協会が行った調査で明らかになった。丼物など1品のみで食事を済 ませる割合も2割近くあり、バランスの良い食事ができていない実情も浮かんだ。同協会は「肌感覚で課題があると感じていた若者の食の現状が、実体として見 えた。支援策に生かしたい」としている。

 調査は昨年7〜8月に実施。市内7カ所の青少年活動センターを訪れた若者を対象に、調査当日と前日、前々日の朝昼夕計9回分の食事内容や、誰と食べたかなどを用紙に記入してもらった。答えたのは10〜20代の343人で、12〜18歳の中高生世代が約3分の2を占めた。

 1人で食事をしたという回答は35・6%だった。「朝食と昼食」「昼食と夕食」を1人で食べたのは、これらの回答のうち半数近くに上り、「孤食」が進んでいる実態が明らかになった。

 また牛丼など1品しか食べないのは9回平均で約19%。回答者への聞き取りでは理由として「早く食べられるから」「洗い物を増やしたくない」との声があり、食への関心が低い傾向も浮かび上がった。1日のうち食事を少なくとも1回抜いたと答えたのは、14・4%だった。

 調査の企画メンバーで市山科青少年活動センターの横関つかさ・チーフユースワーカー(28)は「若者本人の生の声を聴くことができた。結果を共有し、支援に生かしたい」としている。

 調査の内容は冊子にまとめ、市内7カ所の市青少年活動センターで販売している。冊子では青少年活動センターで開設するカフェや全国の「子ども食堂」の取り組みも紹介している。500円。』 


 

1人で食事をする中高生や大学生が3割以上にのぼり また牛丼など1品しか食べないのは9回平均で約19%と言うことが分ったのは今の日本の子供達の食活生活の厳しい現実です。