日本の警察(上)<本澤二郎の「日本の風景」(4129)
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日本の警察(上)<本澤二郎の「日本の風景」(4129)
<元長崎県警エリート警部補・入江憲彦氏が明かした警察力の正体!>
人間は身近な存在に対して、一番よく見えてるはずなのに、現実はその逆の判断をしたりする。新聞記者1年生は、まず社会部に所属して、サツ回りという警察担当から始める。犯罪者など違法行為の容疑者を退治する、正義の安全・安心組織として評価する。
筆者の場合、政治部に所属して警察官僚出身の政治家に、多少の愛着を抱く。親しくなった政治家の中に警察官僚が少なくない。ややまともな政治家と評価してきたのだが、それが今裏切られて、改めて取材する必要に迫られた。
動機は、2014年4月28日に発生した「木更津レイプ殺人事件」である。犯人は特定されている。やくざ強姦魔の浜名である。被害者の身内は、逃亡してしまったので、代わって刑事告発した。千葉県警・木更津署も告発状を、信じがたいことに、突っ返してきた。これを契機に、やむなく警察と向き合う羽目に追い込まれてしまった。
やくざ強姦魔捜査から逃げる千葉県警・木更津署が、本取材の理由である。
やくざ強姦魔から逃げる日本の警察!一体どういうことか。確かに清和会OBの警察通がいうように、千葉県は神奈川県などと並び称される、やくざが跋扈する、民度の低すぎる風土ではある。
すでに君津市の産廃場にフクシマの放射能汚染土壌1万トン以上が投棄された。水源地である。目下、木更津市の水源地にも産廃場建設認可問題が、地域の重大問題になっている、との回覧板が回ってきた。
偉そうな地元の名士も、やくざに対抗しようとはしない民度である。警察力をまるで信用していないのである。国家公安委員長も千葉県警本部長も、存在していないかのような房総半島だ。地方議員も国会議員も存在ゼロである。無法無天の半島である。
一体千葉県も木更津市も、市民税・県民税を、貧者からも収奪して、警察官の懐を暖かくさせていながら、これでは庶民は、踏んだり蹴ったりの棄民か奴隷ではないだろうか。
正義の警察官はいないのか。いても声を上げられないのか?
その原因を、元長崎県警のエリート警部補・入江憲彦さんが、警察の実態、驚くべき真実を語ってくれたのだ。
一言でいうと、まともな警察官は偉くなれない、よっていい加減な警察官が、幹部として出世する腐敗体質の警察という。正義の、法治を貫ける警察官は、まず日本にいない。
伊藤詩織さんという、実に真面目で有能なジャーナリストを強姦したTBS山口強姦魔を、安倍の意向を受けた、と誰もが信じている中村格が救済した。其の結果、彼は警察庁NO2の地位にある。こんな悪事が許されていいのか。怒り狂うではないか。要するに、悪党ほど出世する警察組織といえる。
被害者は声を上げるしかない。だが99%は、声を上げない。屈している。しかし、伊藤さんは声を上げている。立派だ。反原発ジャーナリストの竹野内真理さんも、原子力ムラの脅し、警察の嫌がらせに抵抗している。もんじゅ西村謀殺事件の被害者のトシ子さんも、そして今、森友事件関連で自殺した赤木さんの妻も、声を上げて、安倍と麻生を追い詰めている。
<裏金を批判する正義の警察官排除の根深い腐敗体質>
「警察は組織体として悪事を働いてきている」「典型的な事件は警察の裏金である」と入江憲彦は、繰り返し厳しい口調で断言した。
検察の裏金を指摘した検事が逮捕されるという事件があったが、警察官もこれを口にすると、まず出世は出来ない。排除される運命にある。
正義の警察官は、ことごとく組織の中枢から外されていく。その先には、でっち上げの事件を捏造されて、豚箱に入れられてしまう。この事実を受け入れることが出来れば、いまの日本の警察力の正体を知ることが出来るだろう。
警察庁には、国税が投入される。対して都道府県の警察は、都道府県の税金によって、双方ともおおむね高い収入を得て、安心な生活を送っている。共に市民が働いたり、年金からの、血税である。
彼ら警察官は、したがってれっきとした公務員である。全体の奉仕者として、市民県民の生命財産の保持に懸命に働く約束をしている。ところが、その血税をちょろまかして裏金を作り出す。犯罪だ。裏金という隠れた犯罪資金を使って、甘い汁を吸っている犯罪組織なのだ。
まともな警察官はいるに違いないが、しかし勇気を出せない。出せば家族を路頭に迷わせてしまう。警察の組織に入ることは、自身を悪人に追い込むことで生きる、というの現実を受け入れてしまっている。こんな不条理が許されていいわけがない。
<途端にドさ回り人事で干され、次いで事件を捏造されて追放>
裏金問題は、警察最大の恥部という。入江に嘘偽りはない。法廷でも、そのことを繰り返し明らかにしてきた。これにヒラメ司法は、向き合おうとしない。裁判所も、何がしかの裏金が存在しているのかもしれない。
犯罪を取り締まる警察が、犯罪を繰り返している!恐ろしい日本ではないのか。警察官の多くが知っている。経理担当者は無論のことであろう。
入江は長崎県警のエリート警部補だった。その彼の生きざまを、自ら証言してくれたのだ。とどのつまり彼は、日本列島の最果ての長崎で、島流しに遭ってしまった。ドさ回りだ。「住民に拳銃を向けたというでっち上げ事件で追放されてしまった」といって嘆いた。さぞや悔しかったであろう。
余談だが、亀井静香の有名な言葉を、三木武夫の後継者ともいわれた志賀節から聞いたことがある。「私は死刑廃止論を主張して、議員連盟を立ち上げた。そこに警察官僚の亀井静香氏が入ってきた。理由を聞くと、彼は警察は男を女、女を男にする以外は、何でもできる。冤罪など簡単。罪のない人を死刑にすることは出来ない。死刑は廃止すべきだとね。大いに納得した」と。
警察にとって、でっち上げ事件など造作ないことなのだ。入江は身をもって経験させられた。
<悪人にならないと出世できない警察は中村格が証明>
よもや天地がひっくり返ることはない。だが、人間社会では起こりうる。警察の世界では、日常茶飯事なのである。入江の説明を聞いていると、まさにそうである。
筆者にとって、大いなる謎であった千葉県警と木更津署が、やくざ強姦魔を捜査せず、反対に逃げている理由も見えてくるのである。
やくざ強姦魔を捕まえない警察官が出世する!ありえないことが、警察ではありうるのである。
一番わかりやすい例は、冒頭に触れた中村格のことである。安倍・菅体制が続くと、彼は警察庁長官になる、と予想されている。財務官僚だった佐川某は、森友・公文書改ざんをやって、部下を殺しながら、その悪徳で国税庁長官に就任した。誰もが「安倍をつるし首にしたい」と思わせた事件だ。警察に限らないのであろうが、安倍・自公内閣の暴政は極まっていた。
中村は、安倍の腰ぎんちゃく・山口強姦魔を救済して、警察庁の最高峰の地位を掴もうとしている。すごい時代に驚愕するばかりだが、したがって元長崎県警のエリート警部補を追い落とした人物は、当然、出世することになる。
中村の実績は、地方の警察本部でも起きているはずだ。断言したい。
千葉県警や木更津署でも!本来は罷免の対象者のはずである。現実は逆転している警察なのだ。「木更津レイプ殺人事件」の被害者が、殺害されても警察を信用せず、110番通報しなかった理由でもあろう。
これが戦後に民主主義を採用した日本で本当に起きている!
<群馬県警エリートの大河原宗平氏も被害者の一人>
群馬県でも、入江と同じような運命を強いられた元県警エリートがいる。「私が被害を受けた2年前、2004年のことだった。大河原宗平氏も警察の裏金の問題について正論を吐いて、冤罪逮捕されてしまった。私は2006年のことだった」と打ち明けた。
「結果、彼は2500万円の退職金を没収されてしまった。いいことをしながら、ですよ。体のいい生贄・スケープゴート。これが警察の正体です」「大河原は、外に向かって裏金問題を批判した。群馬県警は部下への見せしめに大河原を抹殺したんです。彼もまた有能な群馬県警の警部補、私とそっくりでした」
大河原は、警察正常化協議会を組織、警察・検察・判事ら司法3権の不正監視に、日々汗を流している。彼の活躍に注目する市民は、全国に少なくない。ネットを駆使して、司法で蠢く悪人退治に徹している。
<戦前の怖い特高警察が今も生きている>
次回に紹介することになるが、入江は公安警察についても詳しい。
長崎は地政学的に重要な地域である。江戸時代の鎖国政策の中でも、長崎は扉を開いて、外国との窓口となってきた重要な場所である。その伝統が今も継続している。
蘭学のことやキリスト教との関係を見れば、古くから欧米文化のみならず、アジアからの貿易・文化の出入口でもあった。それでいて原爆の投下地となったことは、日本軍国主義を支えた軍事基地だったせいである。日本近代化?研究の特別な地域は、合わせて治安対策の前進基地ともなった。
そこで活躍した警部補は「戦前の特高警察が、21世紀の今も存在している」と断言した。これには凡人ジャーナリストもたじろいでしまったが、説明を聞くと、どうやら本当らしいのだ。(つづく)
2021年6月29日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
<原子力ムラの官僚たちはコロナ予算にも食らいついていた!>
[東京 28日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は28日、家賃支援給付金不正受給で経産省の職員が逮捕されたことを受けて会を見し、「憤りを感じている」と述べた。警察の捜査に全面協力するなどして全容を解明し、厳正に対処すると述べた。
<TBS山口強姦魔事件の重大な経緯から>
シェラトン都ホテルで、詩織さんが山口氏に暴行されたのは、2015年4月4日 未明。詩織さんからの刑事告発状を受理した警視庁高輪署は捜査を進め、裁判所からの逮捕状の発布を受けて、6月8日、アメリカから帰国する山口氏を逮捕すべく、成田空港で張り込んでいた。しかし、当時の警視庁刑事部長の中村格氏から逮捕中止の命令が入った。捜査員たちは通り過ぎていく山口氏を、ただ呆然と見送るしかなかった。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2020/01/post_136744.html
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(東スポ)伊藤さんらによると、2015年4月の事件を受け、警視庁高輪署が準強姦容疑で逮捕状を取り、同年6月、帰国する山口氏を署員が成田空港で待ち構えていたが、突如、警察上層部からストップがかかった。「本件は本庁(警視庁本部)で預かる」と逮捕状執行停止を命じたのが当時警視庁刑事部長を務めていた中村氏だった。
<警察庁が遂に捜査権を手にする!>
(AERA)「この時を待ちに待っていた。米国のFBIのようにようやく手足を持てる。サイバー攻撃は今や国家レベルで行われていて、地方警察の対応では追いつかないという危機感があった」(警察庁幹部)
警察庁は国の基幹産業や重要インフラへのサイバー事件に対抗するために「サイバー局」を創設し、全国から捜査員を集めて独自で捜査に当たる「サイバー直轄隊」を発足させる方針を発表した。
警察庁幹部によると、警察庁が逮捕権などを行使できる捜査部隊を持つのは1954年の同庁設置以来、初めてとなるという。サイバー局は2022年4月、サイバー直轄隊は22年度内に設置される見込みだ。