教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

大阪府、市/大阪IRの事業エリア液状化対策を決定、21haセメント固化工法で

2023年09月23日 13時45分35秒 | ニュース

大阪府、市/大阪IRの事業エリア液状化対策を決定、21haセメント固化工法で

日刊建設工業新聞

 
2023年9月20日 工事・計画 [4面

対策範囲(報道発表資料から)

 大阪府と大阪市は19日、SPC(特定目的会社)の大阪IR(大阪市北区)がカジノを含む統合型リゾート(IR)施設を整備する事業エリア(大阪市此花区夢洲中1)の液状化対策を発表した。建物を建てる場所約21ヘクタールでセメント系固化工法を使う。建物直下の深さ約3~5メートルを改良する。対策費用として255億円を見込む。工事はIR事業者が行う。事業者が工事費を改めて見積もり、土地所有者の市が設計積算基準に基づきチェックする。秋ごろの着工を目指す。工期は精査中。
 液状化対策は2021年12月に大阪府・市が設置した専門家会議が検討してきた。
 IR施設用地の地中には、軟弱粘土層に液状化層が点在している。当初、採用を想定していた締め固め砂杭工法(サンドコンパクションパイル〈SCP〉工法)の効果が十分期待できない可能性があると分析し、より確実な効果が見込めるセメント系固化工法の採用を決めた。
 用地では深層混合処理工法(機械かくはん)による格子状改良を行う。MICE(国際的なイベント)施設直下だけ中層混合処理工法による全面改良を採用する。
 液状化対策費用は、液状化など土地課題対策債務負担行為(24~33年度)限度額788億円のうち、液状化対策想定額410億円の範囲内に収まった。
 大阪府と大阪市、IR事業者が8日、国に提出した変更区域整備計画によると、24年夏ごろに準備工事、25年春ごろに施設工事へ着手し、30年夏ごろの施設完成、同秋ごろの開業を予定している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする