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本澤二郎の「日本の風景」(4921)
2023/09/11 06:563
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本澤二郎の「日本の風景」(4921)
<国民を裏切るあきれた岸田文雄同行記者団の資質>より、転載させて頂きました。
「権力監視」「首相にくぎを刺す記者」がジャーナリストの使命である。国民に代わって政府の不正を暴き、ブレーキをかけることが、特に首相官邸・永田クラブの最も大事な任務である。今回G20などの国際会議に同行したわが永田クラブの記者団は、その重大な任務を放棄した。
昨夕たまたまラジオを聞いていて、また気付いた。相変わらず電通仕込みの記者会見に、大金を使ったはずの取材義務を果たさなかった。インドでの内外記者会見は、官邸による格好の宣伝の場と化した。日本にジャーナリストがいない、ジャーナリズムの不存在をまたまた露呈した。
開いた口が塞がらない。猛省を促すしかないのか。
彼ら官邸の人間は、血税を使って活動する、主権者に奉仕する公務員である。にもかかわらず、記者会見の大半を岸田の自画自賛の宣伝にさいた。残りは同行記者団と外国、特にインド記者の質問で、双方4人でおしまい。あらかじめ質問者も質問内容も把握したうえで事前に用意された岸田コメント。作られた日本国民向けの記者会見である。
日本人記者の質問は民放のTBSテレビと政府系通信社の時事通信の二人。
後者は帰国後の内閣・党人事に関して質問したのだが、政権の核心である木原誠二事件がらみの人事について、国民は関心を抱いている。一部のメディアは、木原留任という中央突破予想人事を流している。本当かどうか、ここをしっかりと質問して真相を正すことが、日本人記者のごく常識的な対応のはずだった。ここは耳をそばだてて聞いたのだが、ついぞ木原人事を質問者は切り出さなかった。
買収されている?との声が聞こえている。ことほど格好の悪い政府広報に徹した同行記者質問だった。質問すべきことを質問しなかった時事通信記者に対する謝礼は何だったのか?
官房機密費が同行記者に流れていたのか。疑念がまとわりついたとしても不思議ではないだろう。恥さらしもひどすぎる。日本では、言論の自由は正常に機能していない。
<NHK政治部も木原事件ついて回避=第二の岸田トモ記者>
インドでの岸田内外記者会見を踏まえて、東京のNHK政治部記者が人事について言及したのはよかったが、なんとこちらも木原問題に全く言及しなかった。政治に無知な国民を大量に育てて、少しでも内閣支持率を引き上げようとの官邸の魂胆に寄り添っている様子が見えてくる。
公共放送を返上したNHKは、相変わらずである。いまや「福田村事件」という映画が注目を集めている。100年前の関東大震災の時に実際に千葉県で起こった悲劇である。筆者の知らない事件だった。
朝鮮人などが虐殺された不幸極まりない事件は少しだけ聞いていたが、この悲劇は香川県の行商人が、朝鮮人と間違われて殺害された。流言飛語に流されるごく普通の人間は、この世にいっぱいいるだろう。
忠君愛国という教育勅語に騙されて侵略戦争に「皇軍」として狩りだされた日本兵の数々の蛮行も、寄らば大樹・みんなで渡れば怖くないとばかり、悪逆非道な犯罪を犯した。
人間は恐ろしい。動物・生き物の中で一番恐ろしい。それを規制するために人間は法律を作り、為政者の暴走を食い止めるために民主的な憲法を誕生させた。人を救済するという名目で宗教がはびこり、その宗教と悪人が合体して戦争を引き起こす。
政教分離の大原則は、そうして実現したのだが、宗教カルト教団を活用する政党が、戦争準備を始めた。その線上で岸田は主権者を欺きながら、地獄へと国民を引きずり込んでいる。警鐘を鳴らす責務のある言論界が、抑止力を発揮するどころか、反対にアクセルを踏んでいる!
2023年9月11日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
(関西テレビ)映画のタイトルでもある「福田村事件」は、千葉県福田村で実際に起きた事件だ。香川県から来た幼児や妊婦を含む9人の行商人が言葉の訛りから朝鮮人と間違われ、大勢の村人に惨殺された。
https://twitter.com/Goeurofighter/status/1700320868038312375?s=20
https://twitcasting.tv/iwj_ch5/movie/776067018
https://twitter.com/You3_JP/status/1699771577418866860?s=20
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b6812
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_11960/
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