教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「受験生に宿」大学生らが奔走 市民に協力募りサイトで紹介 ライブ重なり“満室”の福岡

2017年02月01日 16時05分00秒 | 受験・学校・学問

 

「受験生に宿」大学生らが奔走 市民に協力募りサイトで紹介 ライブ重なり“満室”の福岡

西日本新聞 2/1(水) 10:43配信

 

 「受験生に宿」大学生らが奔走 市民に協力募りサイトで紹介 ライブ重なり“満室”の福岡受験生のために部屋の無償提供を呼び掛けるチラシを作成した九州大4年の小豆沢成治さん=31日夜、福岡市西区の九州大伊都キャンパス

「 福岡県内で国公立大の2次試験と大規模コンサートが重なり、受験生の宿が足りない事態を受け、九州大の学生らが、市民に宿泊場所の無償提供を呼び掛け、受験生に紹介するインターネットサイトを立ち上げるなど支援の動きが広がっている。無料で貸し出すことで旅行業法などをクリア。取り組みは今回に限らず、ホテルなどの金銭的負担を気にする受験生の受け入れ方法として一つのモデルケースになる可能性もある。

 25、26日の受験日に、福岡市内では計5万人規模のコンサートや国家試験が重なり、約2万4千室ある同市内の宿泊施設はほぼ満室。キャンセル待ちの受験生も少なくない。

 

「夢を諦めてほしくない」

 困った受験生を支えようと、サイトを立ち上げたのは九州大のビジネススクールの学生でもある会社員岡英典さん(48)=福岡市東区。1月29日夜に「福岡市国公立大学前期試験緊急宿泊情報」というサイトをアップしたところ、部屋を提供したいという申し出が既に32件(約40室分)あったという。

 

 「九大を卒業した娘の部屋が空いてます」「受験会場への送迎可能」…。提供者の住所を地図に記しており、希望の宿泊先を選ぶことができる。期間は24~26日。食事はない。

 

 有料で客を泊める場合は旅館業とみなされ、自治体の許可を得る必要があるが、観光庁観光産業課は「無償なら旅行業法などには抵触しない。ただ予約の確実性や公衆衛生面などは保証できない」とする。

 

 安全性を担保するため、岡さんは、身分証などで部屋提供者の確認を徹底。女性の部屋は女子受験生に限定するなど同性への仲介を原則とする。受験生の身分は受験票などでチェック。「夢を諦めてほしくない。少しでも安心して受験できる環境を整えてあげたい」と話す。

 

支援のに輪広がり

 支援の輪は広がりを見せている。九州大の伊都キャンパス地区で空き家を大学生や留学生に紹介する事業に取り組む九州大工学部4年小豆沢(あずきざわ)成治さん(23)も、宿泊場所の提供を計画している。

 

 既に4件の協力者を得て、提供を呼び掛けるチラシを作成した。「受験生に一番近い九大生だからできるサポートがある。キャンセル待ちの『バックアップ』に使ってほしい」

 

 イベント民泊という手法がある福岡市の担当課は「大学を含めた関係機関から情報を収集中。何らかの対応ができないか検討している」としている。」2017/02/01付 西日本新聞朝刊=

 

皆の支援の輪と福岡市の協力で、受験生の為に安全で、交通の便利な場所に宿泊所が確保出来れば良いですね。


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