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TSRデータインサイト 2024年4月の「物価高」倒産は58件 円安で物価上昇が加速、4か月連続で前年同月を上回る

2024年10月08日 14時48分07秒 | ニュース
  • TSRデータインサイト

2024年4月の「物価高」倒産は58件 円安で物価上昇が加速、4か月連続で前年同月を上回る

 

2024年4月 「物価高」倒産状況


 空前の“物価高”がゼロゼロ融資の返済や人件費上昇だけでなく、企業倒産を押し上げる要素となっている。2024年4月の「物価高」を起因とする倒産は58件(前年同月比16.0%増)で、4カ月連続で前年同月を上回った。負債総額も139億8,600万円(同54.2%増)に膨らんだ。
 4月29日、外国為替が一時、1ドル=160円を突破し、その後は乱高下を繰り返し、1ドル=155円前後で推移している。円安に伴う物価高が企業収益を圧迫し、価格転嫁が難しい中小企業を中心に倒産を押し上げる可能性が高まっている。

 産業別は、下請企業が多く、資材や原材料、燃料などの価格上昇分の価格転嫁が難しい建設業(前年同月比36.3%増)、製造業(同15.3%増)、運輸業(同87.5%増)が各15件発生した。
 負債額別は、負債1億円以上(同20.8%増)と同1億円未満(同11.5%増)が各29件と拮抗した。
 形態別は、破産が51件(同18.6%増)と9割近く(構成比87.9%)を占めた。

 3月19日、日本銀行がマイナス金利解除を決定し、円安に歯止めが掛かるとみられたが、その後も円安が続いている。米FRB(連邦準備理事会)は、FOMC(連邦公開市場委員会)を開催し、フェデラル・ファンド金利(政策金利)の据え置きを決定した。このため、日米金利差の縮小が先送りされ、為替介入を想定しない歴史的な円安是正は時間を要する可能性が出てきた。

 コロナ禍で過剰債務を抱えた中小企業は、正念場を迎えている。資金調達が円滑にできないと売上増加がむしろ資金繰りを悪化させる悪循環が現実味を帯びている。円安で物価高が続くなか、財務内容だけでなく企業の将来性を見据えた目利きができるかどうか、金融機関もその存在価値を問われている。

※本調査は、2024年4月の企業倒産(負債1,000万円以上)のうち、①仕入コストや資源・原材料の上昇、②価格上昇分を価格転嫁できなかった、等により倒産(私的・法的)した企業を集計、分析した。


4月の「物価高」倒産は58件、4カ月連続で前年同月を上回る

 2024年4月の「物価高」倒産は58件(前年同月比16.0%増)で、4カ月連続で前年同月を上回った。負債総額は139億8,600万円(同54.2%増)だった。
 2024年の年初の外国為替相場は1ドル=150円を下回っていたが、その後は円安が加速し、4月29日に一時、1ドル=160円台に急落した。以降は相場が乱高下し、1ドル=155円台を挟んだ揉み合いが続いている。当面、原材料や資材、エネルギー価格の上昇が落ち着く兆しはなく、価格転嫁が難しい中小・零細企業はコストアップが収益の重しになるだろう。

「物価高」倒産月次推移

【産業別】4産業で増加

 産業別は、4産業で増加した。
 最多は、建設業(前年同月比36.3%増)と製造業(同15.3%増)、運輸業(同87.5%増)の各15件。これら3産業は、下請企業も多く、円安などを背景とした資材や原材料、燃料などの価格上昇の一方で、価格転嫁が難しく、資金繰りに影響を及ぼしている。
 以下、飲食店を含むサービス業他が7件(同75.0%増)、卸売業5件(同28.5%減)の順。

産業別状況(4月)

【業種別】最多が道路貨物運送業の13件

 業種別(業種中分類)は、最多が道路貨物運送業の13件(前年同月比116.6%増)で、前年同月の2.1倍に急増。次いで、総合工事業の10件(同66.6%増)。この2産業は、4月から時間外労働の上限が規制され、さらに人手不足が顕著となるなかで、燃料や資材価格の高止まりで、厳しい経営を余儀なくされている。
 このほか、食料品製造業8件(同166.6%増)、飲食店4件(同300.0%増)と食品関連業種が続き、食材価格の上昇が資金負担の増大を招いている。

【形態別】破産が8割以上

 形態別は、破産が51件(前年同月比18.6%増)で、8割以上(構成比87.9%)を占めた。
 円安で、原材料や資材、エネルギーなどの価格上昇が続く。さらに、人材確保のための賃上げで人件費コストも上昇している。
 特に、中小・零細企業はコストアップ分の価格転嫁が難しいため、資金繰りに余裕がないまま破産で債務整理するケースが増えている。

 

【負債額別】1億円以上と未満が拮抗

 負債額別は、最多が1億円以上5億円未満の22件(前年同月比10.0%増)。
 以下、1千万円以上5千万円未満が21件(同133.3%増)、5千万円以上1億円未満が8件(同52.9%減)の順。
 1億円以上(同20.8%増)と1億円未満(同11.5%増)が各29件と拮抗した。
 過剰債務を抱え、物価高が資金繰りの悪化に拍車を掛けた。

負債額別状況(4月)

【資本金別】1千万円未満が5割超

 資本金別は、最多が1千万円以上5千万円未満の26件(前年同月比3.7%減、前年同月27件)。以下、1百万円以上5百万円未満の19件(前年同月比72.7%増)、5百万円以上1千万円未満の9件(同12.5%増)の順。
 1千万円未満が31件(前年同月比34.7%増、前年同月23件)で、半数以上(53.4%)を占めた。

【地区別】3地区で増加

 地区別は、9地区のうち、3地区で前年同月を上回った。増加率の最大は、中国の前年同月比400.0%増。次いで、九州の同250.0%増、東北の同133.3%増と続く。
 都道府県別は、増加が16都府県、減少12道府県、同件数が19県だった。
 最多は、福岡の9件(前年同月2件)。以下、東京5件(同1件)、北海道4件(同6件)、埼玉(同2件)と愛知(同4件)、大阪(同5件)の各3件の順。

 
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『じゃらん』2025年3月で休刊、35年の歴史に幕「昨今のユーザー動向を含む社会の変化を受け止め」

2024年10月08日 14時04分03秒 | 旅行
 

『じゃらん』2025年3月で休刊、35年の歴史に幕「昨今のユーザー動向を含む社会の変化を受け止め」

 リクルートは8日、旅行情報誌『じゃらん』および『じゃらんムックシリーズ』を2025年3月11日の発行をもって休刊することを発表した。

 リクルートの公式サイトでは、「旅行情報誌『じゃらん』および『じゃらんムックシリーズ』を、2025年3月発行をもって休刊することをお知らせ致します」と報告。

 休刊理由は「昨今のユーザー動向を含む社会の変化を受け止め、隔月誌『関東・東北じゃらん』『東海じゃらん』『関西・中国・四国じゃらん』『九州じゃらん』・臨時増刊号1およびじゃらんムックシリーズは2025年3月発行をもって休刊致します。なお、一部媒体に関してはすでに発行を終えているものもございます」とし、「今後、旅行に関する情報発信および予約については、ウェブサイト・アプリの『じゃらんnet』に集約し、読者のライフスタイルに寄り添ったサービスのさらなる強化をしてまいります」と説明した。

 「また旅行に関する情報は引き続き、旅行情報サイト『じゃらんニュース』、じゃらん公式SNS、月刊誌『北海道じゃらん』および『北海道じゃらんムックシリーズ』、北海道じゃらんサイト、北海道じゃらん各種SNSを通じて発信してまいります」と伝えた。

 最後は「35年間にわたり、読者の皆さま、掲載事業者の皆さまから多大なるご愛顧を頂き、心より御礼申し上げます。今後も、ウェブサイト・アプリの『じゃらん』サービスを通じて、より多くの「まだ、ここにない、出会い。」の創出により、生活者の皆さまの利便性向上だけでなく、業界の発展に努めてまいります」と呼びかけた。

 『じゃらん』は、1990年に創刊された旅行専門雑誌で、全国の観光地、名産・グルメ、旅館やホテルなどを紹介している。
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新米高騰、昨年の1.5倍 青森県内 スーパーの売れ行き伸び悩み、農協直売所は好調

2024年10月08日 13時54分31秒 | ニュース

新米高騰、昨年の1.5倍 青森県内 スーパーの売れ行き伸び悩み、農協直売所は好調

東奥日報10/7(月)9:11

新米高騰、昨年の1.5倍 青森県内 スーパーの売れ行き伸び悩み、農協直売所は好調

新米が昼前にほぼ売り切れる直売センターの商品棚=青森市

 

 2024年産米(新米)が青森県内の店頭に並び始めた。生産コストなどの上昇に伴って新米価格は昨年の1.5倍ほどに高騰しており、スーパーでは品薄状態が解消されたものの、高値により売れ行きが伸び悩む。その半面、スーパーなどよりも価格が安い農協の直売所では販売が好調といい、担当者は「これまでにないほどの売れ行きだ」と驚いている。

 今年は各農協などが農家に支払う仮渡し金である「生産者概算金」が過去最高額だったことを受け、新米の販売価格は予想された通り高値となった。

 県内に店舗を展開するスーパーでは新米10キロが昨年の約1.5倍の6500円前後、5キロは3千円以上。販売数は伸び悩んでいる。同社の担当者は「全体的に新米の販売は落ち込んでいる。5キロの売れ行きはいい。価格高騰により、これまで10キロを買っていたお客さんが5キロに切り替えているのでは」とみている。

 一方で、卸業者を通さず農家から直接仕入れる直売所「JA青森あすなろ直売センター」(青森市)では、例年になく売れ行きが好調という。同直売所では「はれわたり」5キロを2600円で販売。昨年の1.5倍ほどだが、連日売り切れている。販売員の倉内りせさんは「朝に20袋ほどあった新米が午前中になくなる。これまでこんなことはなかった」と話す。

 直売所を運営する「あすなろ営農センター」の田中雄係長は「新米の売れ行きが好調でうれしいけれど、買い占めが心配。直売所の値段はスーパーを参考に設定しているが、買い占めが起こらないよう少々の値上げを考えないと」と語る。

 直売所へ新米を買いに来ていた青森市のアルバイト制野良男さん(69)は「スーパーの新米は高くて手が出しにくいけれど、直売所の価格は良心的でいい。首都圏に住む娘へ送ろうと思って買いに来た」と話していた。

 

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大照(大阪)、破産を申請-負債1億円

2024年10月08日 13時33分12秒 | ニュース

印刷産業のトレンドを捉える印刷業界専門紙【印刷ジャーナル】のニュース配信サイト:PJ web news|印刷時報株式会社

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信用情報

大照(大阪)、破産を申請-負債1億円

2024年10月8日

 (株)大照(大阪市阿倍野区阪南町7-5-16、設立2004年6月1日、資本金300万円、伴範子社長)は9月27日、大阪地裁に破産を申請した。
負債総額は約1億円。
 同社は1954年に創業し、段ボールや紙器の製造を手掛けていた。同社製吊は主に、自転車部品や釣具のリール部品を入れる箱や家電製品などを展示する箱として利用され、ピーク時の2011年3月期には売上高約3億5,000万円を計上していた。
 しかし、低収益体質であることから、手元資金に乏しかったほか、外注費や材料費などに対する立替資金需要は旺盛であった。
 それ以降は取り巻く環境の厳しさから業績は伸び悩み2019年3月期の売上高は約2億7,000万円にまで減少した。そのような中、新型コロナウイルスの感染拡大にともないさらに受注が減少し、2024年3月期の売上高は約2億円、当期純損失は約50万円と厳しい状況であり、先行きの見通しも立たないと判断し、今般の措置を採った。
(東京商工リサーチ調べ)

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子どもの万博招待は中止を」交野市長が会見 理由はバスへの影響

2024年10月08日 07時42分12秒 | ニュース



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  3.  「子どもの万博招待は中止を」交野市長が会見 理由はバスへの影響

「子どもの万博招待は中止を」交野市長が会見 理由はバスへの影響
2024/10/07 19:03

大阪府教育庁への申し入れ後に記者会見した交野市の山本景市長=2024年10月7日午前11時16分、大阪市、村井隼人撮影
(朝日新聞)
 大阪府による子どもの万博無料招待事業を巡り、交野市の山本景市長は7日に記者会見し、「中止を求めていく」と述べた。来年3月、京阪バスが市内路線の多くから撤退することを受けて、市は代わりのバス事業者や運転手を探しているが、招待事業のために市内を走るバス運転手の確保ができないと主張している。
 この日、山本氏は市として府教育庁に招待事業の全面的な見直しを求める申入書を提出し、抗議した。申入書では、招待事業や会場へのシャトルバスの影響で、運転手不足が深刻化していると主張。山本氏は「バス事業者から万博後なら運転手の確保は可能だが、期間中の確保は難しいと説明を受けた」と話した。
 交野市は運転手が確保できない場合、「交通空白地」と認められた地域を対象とした国の特例制度を使い、消防車やごみ収集車などの運転経験がある市職員を動員する可能性があるという。
 府教育庁の担当者は取材に「運転手不足は全国的な問題で、いろんな理由が絡み合っている。招待事業が交野市の運転手不足と直接関係あるのかどうかは不明だ」と話している。(村井隼人)
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<独自>自民、衆院選公約に政策活動費「将来的な廃止も念頭」明記へ 原案から踏み込み

2024年10月08日 06時45分35秒 | ニュース

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ニュース  政治  <独自>自民、衆院選公約に政策活動費「将的な廃止も念頭」明記へ 原案から踏み込み
<独自>自民、衆院選公約に政策活動費「将来的な廃止も念頭」明記へ 原案から踏み込み
2024/10/07 21:20産経新聞

<独自>自民、衆院選公約に政策活動費「将来的な廃止も念頭」明記へ 原案から踏み込み

自民党本部=東京・永田町

(産経新聞)

自民党が近く発表する次期衆院選の公約に、党が党幹部らに支給し、使途の報告義務がない政策活動費について「将来的な廃止も念頭に」あり方の見直しを進める方針を明記することが分かった。7日、複数の政府・与党関係者が明らかにした。

すでにまとめた公約の原案では政策活動費の透明性確保という表現にとどまっていたが、より踏み込んだ表現で「政治とカネ」への取り組みをアピールする。

石破茂首相(自民総裁)は自民総裁選で「廃止も一つの考え方」と述べながらも明言を避けていた。ただ、派閥パーティー収入不記載事件を受けて自民に有権者の厳しい目が向けられ、公明党からも廃止明記を迫られていた。

公約には他にも政治改革に関し、政策活動費を監査する第三者機関設置を記載。国会議員に月額100万円支給される「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)の使途公開や未使用分の国庫返納にも取り組むとしている。

首相は7日の衆院本会議の代表質問でも、政策活動費に関し「将来的な廃止も念頭に、そのあり方や透明性の確保に取り組む」と言及した。

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