教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

減る18歳 増える私立大定員 編集部

2024年10月20日 07時07分19秒 | 受験・学校・学問

経済・企業 私立大6割が定員割れ

減る18歳 増える私立大定員 編集部

 


 

 

 志願者や入学者が減る一方で、増える入学定員──。需給バランスを完全に失った私立大学は再編淘汰に突入する。

>>特集「私立大6割が定員割れ」はこちら

 日本私立学校振興・共済事業団が行った2024年度の「入学志願動向」によると、入学定員に対する入学者数の割合を示す「入学定員充足率」は前年度比1.40ポイント減少し、98.19%となった。入学定員充足率が100%未満の大学(定員割れ)は同34校増加して354校となり、私立大学全体に占める未充足校の割合は同5.9ポイント上昇して、59.2%と6割に迫った(図)。少子化が進み大学に入学する18歳人口が減少、定員割れを起こす私立大学は増加傾向にある。各大学の定員削減や再編淘汰(とうた)が必至の情勢だ。

厳しい経営状況

 24年度は志願者数、受験者数、合格者数、入学者数は前年度から減少したものの、入学定員は増加した。具体的には、入学者数は前年度から5869人減少して、49万4730人。入学定員は同1239人増えて、50万3874人となった。

 大学の規模別に入学定員充足率をみると、上昇した区分は、「100人未満」「1000人以上1500人未満」「3000人以上」だけだった。「1000人以上1500人未満」「1500人以上3000人未満」「3000人以上」の区分では、入学定員充足率が100%を超える一方で、1000人未満の規模の大学は100%未満となった。

 地域別にみると、入学定員充足率が上昇したのは「関東(埼玉、千葉、東京、神奈川を除く)」と「東海(愛知を除く)」「大阪」「兵庫」「福岡」であり、「関東(埼玉、千葉、東京、神奈川を除く)」が4.88ポイント、「福岡」が4.67ポイント上昇。「関東(埼玉、千葉、東京、神奈川を除く)」「東京」「大阪」「福岡」では、入学定員充足率が100%を超えた。

 学部系統別の入学定員充足率は、すべての学部系統で低下したが、「医学」「農学系」「社会科学系」「芸術系」では、100%を超えた。

 日本私立学校振興・共済事業団によると、定員割れをしている私立大学の約2割は債務超過などの厳しい経営状況にあるという。

(編集部)

少子化による18歳人口の減少は、予測されていたことです。 

新型コロナパンデミックの影響も有りますが、

今の有名私立中高一貫校は、少子化による18歳人口の減少期を見据えた長期的学校経営に基づいて、努力して来たと言えます。旺文社蛍雪時代の全国の大学を取材されたA名編集長に退職前に電話で、伺いました。大学を取材すると生き残る大学は分かると言われました。昭和30年時代の大学校数になると予測されました。

 

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