たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

ふっと思い出した故郷の言葉 No.59 「かう」

2021年08月04日 13時29分50秒 | 懐かしい故郷の方言

昭和20年代から30年代前半、幼少期を北陸の山村で過ごした爺さん、当時 聞いたり、使ったりしていた言葉(方言)も、ほとんど思い出せなくなっている。根っからの地元民ではなかった家族の中で育ったこともあり、身に染み込んでいなかったからだと思う。それでも 時々 何かのきっかけで ふっと思い出すことがある。記憶曖昧、多少ニュアンスが違っていたり、勘違いだったりの可能性も有りだが またすっかり思い出せなくなる前に 爺さんの引き出し(ブログ カテゴリー)「懐かしい故郷の方言」に 書き留め置くことにしている。(以上、過去記事コピペ文)

懐かしい 昭和20年代、30年代の農村風景
相互フォロワー登録している「気ままぶらぶら」たなのぶ様のパソコン画。
ご本人のご了解を得て拝借している。


No.59 「かう」

方言だったのかどうかは よく分からないままだが、鍵、錠、心張り棒、かんぬき等を掛ける・・の意で 使ったり、聞いていたような気がする。
因みに 当時の農村の家屋は、全て引き戸だったため、鍵をかけると言っても、心張り棒を交ったり、かんぬきを掛けることを意味していた。
心張り棒・・・平成、令和世代には ナンノコッチャ?と思われそうだが。

例えば

「オマン、サイゴニ カギカットイテクンナイ」
(あなた、最後に 鍵を掛けておいて下さい)
 注・「あなた 最後に 鍵を買っておいて下さい」・・・ではない

「ジョウカーテコンカッタソイ スグカエラニャナランモンデ」
(鍵を掛けてこなかったので すぐ帰らないといけないものですから)
 注・「鍵を買って来なかったので すぐ帰らなくてはならないものですから」・・・ではない。


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6 コメント

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mt77さん、おはようございます、 (takezii)
2021-08-05 09:14:33
実は mt77さんの先日のブログ拝見で ふっと思い出したんです。ネットでも調べてみたんですが、結構広い範囲で 使われている方言のようですね。方言から 幼少時の思い出炙り出されることって、結構有りますね。mt77さんがブログでまとめられている松本の方言集、将来、貴重な郷土文化資料になるんじゃないかと思っていますよ。いつも参考にさせていただいております。
コメントいただき有難うございます。
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かう (mt77)
2021-08-05 06:27:16
信州松本の我が家でも「かう」は「鍵をかける」という意味でいまでも使っています。
「かう」にはそれ以外に「閉める」や「詰め物をする」や「隙間に物をはさむ」の意味もあります。
信州松本で生まれ育ち今も暮らしていますが、方言は幼少時の父や母との会話を思い出す重要な言葉キーワードになっています。
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アナザン・スターさん、こんばんは、 (takezii)
2021-08-04 23:09:21
そうでしたね。昼間は 鍵等掛ける家は無く、開けっ放し。もちろん、ピン!、ポーン! なんて有りませんでしたので、農家の大きな家等では かなり大声で 御免下さい、こんにちは・・言わないと 茶の間に聞こえず、他人の家でも 土間の奥まで 入りこんで、御免下さい、こんにちは・・していたものでした。今では サッシ、ドア、農村でもセキュリティー優先、隔世の感有りですね。
コメントいただき有難うございます。
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かう? (アナザン・スター)
2021-08-04 20:11:26
つっかい→つっかう→突くかえる

昔は、鍵でなく錠前でしたね。
田舎の玄関は、子どもの力では開かない重さの戸でした。
其処には、桟木が下してあり日中は開けたまま。
相当の分限者でなくては、錠前もなく誰でもが勝手に入れました。
それだけにおとなう時には、大きな声でこんにちは、何方かおいでかな?
ごめん下さいと言っていたのでしょう。

言葉ってとても大切ですね。
其々の用途で、異なった言い方にも通じます。
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mirapapaさん、こんばんは、 (takezii)
2021-08-04 17:59:00
「おとす」「しまう」、
なんとなくイメージ出来ますが、「かう」とは、かなり違った言葉ですね。
方言は、世代が代わる毎に 次第に使われなくなってしまう言葉かも知れませんが、その地方の情景まで映し出してくれるような気がします。貴重な情報、コメント、有難うございます。
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Unknown (mirapapa)
2021-08-04 14:41:44
奈良の我が家では、カギをかけることも(キーを使うのも引っ掛けるのも)突っ張り棒をかけることも、「おとす」と言ってました。
今もたまに使っています。
「しまう」というときもありますね。
「玄関、おとしといて~」「玄関、しもといて~」という具合です。
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