たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

ノラボウ菜、ようやく、初収穫 他、

2022年03月27日 17時19分08秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

当地、昨夜から未明に掛けて、ややまとまった雨が降ったようだが、
朝方には、晴れ上がり、気温も上昇、最高気温 20℃前後になったようだ。
午後にはまた、すっかり曇ってしまったが、うららかな春陽気の1日だった。
もう、1週間も行ってないし・・・・、
様子を見にいかなくっちゃ・・・、
ということで、午後になってから、畑へ、

(1)ノラボウ菜、初収穫、
   イマイチ発育不調だったノラボウ菜、
   ここに来て、急成長?、ビックリポン!

ようやく、初収穫、
トレスギチャッテ、コマルノー、
さっそく、近所の方に、ちょこっとお裾分け、
ノラボウ菜は、摘んでも摘んでも、次々と伸びてくる野菜、

(2)サニーレタス、サラダ菜 収穫

(3)ホウレンソウ 収穫
   またまた、蔓延ったホトケノザ等々の雑草に埋もれてしまっている
   ホウレンソウ。
   草取りは、次回にすることにして・・、

キヌサヤ、スナックエンドウに、ちらほら花が咲きだした・・・・
が、生育不調、寒さ対策失敗?等で、例年より、かなり遅い感じがする、

 

1週間、10日も留守?にすると、たちまち蔓延る雑草達、

ホトケノザ

オオイヌノフグリ

畑の周りの植物

 


ギンラン(銀蘭)または ササバギンラン(笹葉銀蘭)

2022年03月27日 10時03分49秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

花にも疎い爺さん、ブログを始めた頃までは、我が家の庭に咲く花であろうが、道端、空き地、畑、川原等で蔓延っている野草であろうが、公園や植物園等で鑑賞出来る草木であろうが、山歩き中に撮った高山植物であろうが、見掛けても、花名も知らず、分からず、覚えられずで、ほとんど珍紛漢紛だった気がする。数多のブログを拝見するようになってから、その無知ぶりを痛感、初めて、花名等を知ろうという気になったものだったが、教えてもらっても、ネットや図鑑で自分で調べても そのそばから忘れてしまう老脳、出来る限り、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に書き込むことで、少しづつだが、分かる草花が増えてきたように実感している。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、「爺さんの備忘録的花図鑑」は、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。

これまで撮ってきた写真が、外付けHDに大量に溜まってきており、時々、その気になって、不要無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理を進めているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまい、そんな古い写真を引っ張り出して、ブログネタにしているという次第である。
ふっと、「ギンラン」の写真に目が止まった。

毎年4月下旬から5月上旬、雑木林の公園「都立小宮公園」を訪れ、撮っていた「ギンラン」の写真だ。以前、「キンラン(金蘭)」と合わせて、「キンさん、ギンさん」等とブログに書き込んでいた気がするが、今更になってネットで調べてみると、正しくは、「ササバギンラン」だったのかも知れないことに気がついた。新型コロナウイルス感染拡大が始まった頃から不要不急の外出自粛で、その時期に訪れてはおらず、外付けHDに残っている写真は、2017年5月8日に撮っていたもの、2018年4月26日に撮っていたもの、2019年5月6日に撮っていたものだが引っ張り出してみた。今年は、また、訪ねてみょうと思っているところだ。


ギンラン(銀蘭)または ササバギンラン(笹葉銀蘭)

ラン科、キンラン属、多年草、
    和名「銀蘭」は、黄色の花を咲かせる近似種の「金蘭」に対して
    白い花を咲かせることに由来している、
原産地・分布 日本、朝鮮半島、中国東北部、
       日本では、北海道から本州、九州まで広く分布し、
       丘陵地や山地の樹林下に自生している、
草丈 「ギンラン」は、15Cm~30Cm
   「ササバギンラン」は、30Cm~70Cm
   葉は、茎に互生し、笹の葉のように先が尖っている、
   「ギンラン」は、花序が葉より高く、「ササバギンラン」は
   葉が、花序より高いか同じ高さで、全体的に「ギンラン」より大型。
花色 白色
   茎先に数個の花を付ける、ひとつひとつの花の大きさは1cm程度、
   花は、完全に開かず半開き状態であることが特徴、
開花時期 4月頃~6月頃、
花言葉 「おとなしい貴婦人」「そっと見守って下さい」


爺さんの備忘録的花図鑑 「キンラン(金蘭)」
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こちら


 


諸田玲子著 「きりきり舞い」

2022年03月26日 17時28分32秒 | 読書記

図書館から借りていた、諸田玲子著 「きりきり舞い」(光文社)を 読み終えた。本書には、「東海道中膝栗毛」の作者、十返舎一九の娘、舞、葛飾北斎の娘、お栄達が繰り広げる、ユーモアと人情味あふれる、連作構成の「奇人がいっぱい」「ああ、大晦日!」「よりにもよって」「くたびれ儲け」「飛んで火に入る」「逃がした魚」「毒を食らわば」が収録されている。


読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう爺さん、読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも、その都度、備忘録として、ブログ・カテゴリー「読書記」に 書き留め置くことにしている。


◯主な登場人物
舞(十返舎一九の娘、18歳→19歳)、お栄(葛飾北斎の娘、24歳→25歳)、十返舎一九(戯作者、駿河屋藤兵衛、重田貞一、与一、一九)、葛飾北斎(浮世絵師)、今井尚武(十返舎一九の押しかけ弟子の浪人、実は・・)、えつ(舞の継母、十返舎一九の4番目の妻)、兼吉(仏具屋尾張屋の跡取り息子)、おこと(葛飾北斎の後妻)、森屋治兵衛(地本問屋錦森屋の主人)、勘弥姐さん(舞の通っている踊りの師匠)、南沢等明(絵師、お栄の夫)、野上市之助(旗本野上家の嫡男、美男子)、永島甲右衛門(旗本野上家の用人)、小田切土佐守直年(旗本、駿河、大阪、江戸等奉行、実は・・・)、こう(十返舎一九の実母)、麹町のご隠居(小田切家の血縁者)、八助(一刀流の遣い手)、

葛飾北斎十返舎一九は、かって同じ地本問屋萬屋重三郎で働いていたことが有り、馴染みの間柄で、も、北斎のことを「小父さん(おじさん)」と呼び、その娘、お栄とも親しくしていたが、お栄が、家を出て舞の家に転がり込んできて居候を決め込む。一方で、奇っ怪、謎多き浪人今井尚武が、突然現れ、十返舎一九の押しかけ弟子として居着いてしまう。一九も、お栄も、尚武も、並外れた奇人、変人。次々起きる騒動に翻弄される舞。18歳の舞は、ことのほか結婚に憧れるが、縁談は、父親一九等が原因で、次々壊れてしまう。奇人、変人に囲まれ、翻弄されながらも、懸命に生きる舞の姿を、ユーモアと人情味たっぷりに描いた作品だ。
「奇人気まぐれきりきり舞い・・・」、またもやはじまる騒動を想って、舞は、せめてもおまじないを唱えた。

続編、第2作目、第3作目が、有るようで、どんな展開になるのやら。


コブシ(辛夷)

2022年03月26日 08時43分54秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

草木にも疎い爺さん、正直なところ、「コブシ(辛夷)」とは、いったいどんな植物かを、初めて知ったのは、1977年(昭和52年)にリリースされた、作詞 いではく、作曲 遠藤実、千昌夫の「北国の春」からだったような気がしている。ただ、それ以後も、見た目そっくりな「ハクモクレン(白木蓮)」との見分けが出来ないまま老年に至り、「アッ!、コブシだ」と言えるようになったのは、情けないことに、つい最近になってからのように思う。
3月下旬、今年も、「ハクモクレン(白木蓮)」、「コブシ(辛夷)」が、一斉に咲き出しており、散歩・ウオーキングの途中、カシャ、カシャ撮っているが、ネットや図鑑で調べたりしたものを、忘れない内に、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に、書き留め置くことにする。

コブシの白い花は、雪解けが進む北国の遅い春を連想させてくれる


コブシ(辛夷)

モクレン科、モクレン属、落葉広葉、高木、
   和名「辛夷」は、花が咲く直前の蕾が子供の握り拳(こぶし)に似ている
   こと、種子がボコボコして拳(こぶし)のようであること等に由来して
   いるようだ、
   地方によっては、コブシの花が咲く時期に農作業を始めたことから
   「田打桜」「種蒔桜」等とも、呼ばれているようだ、
原産地・分布 日本、朝鮮半島、中國
樹高 5m~20m
花色 白色
   花弁は、「白木蓮」が9枚なのに対して、6枚
   花弁の厚みは、「白木蓮」と比べて、薄く、ペラペラ
   「白木蓮」の花が上向きに咲くの対し、横、上、下、バラバラに広がる
開花時期 3月頃~5月頃、
花言葉 「友情」「歓迎」「愛らしさ」


「コブシ(辛夷)」から連想してしまう千昌夫の「北国の春」
故郷、北陸の山村の春の情景を想い浮かべながら・・、
YouTubeから共有、


爺さんの備忘録的花図鑑「ハクモクレン(白木蓮)」
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こちら




 


ぽかぽか陽気に誘われて、

2022年03月25日 17時54分53秒 | 散歩・ウオーキング

霞か、雲か、はたまた杉花粉か・・・・、
当地、今日も、ややぼんやりした空模様だったが、
気温は上がり、ぽかぽか陽気となり・・・、
好天に誘われて、午後になってから、やおら重い腰を上げ、
ちょこっと近くを歩いてきた。
スマホの歩数計で、約6,800歩、

ムラサキハナナ

ハクモクレン(白木蓮)

ニリンソウ(二輪草)

トサミズキ(土佐水木)

サンシュユ(山茱萸)

君の名は?

シジュウカラ

 

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ツマトリソウ(褄取草)

2022年03月25日 09時35分55秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

これまでやたら撮ってきた写真は、構わず外付けHDに放り込んで有るが、かなり大量に溜まってきている。時々は、その気になって、不要無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理を進めているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまうことがしょっちゅうで、そんな古い写真を引っ張り出しては、ブログネタにしているところだ。


今はもう遠い思い出となってしまっているが、10年位前までは、毎年、夏になると、思い立って、家族や友人等と北アルプス等を訪れていたものだ。そんな山旅の写真も、結構残っているが、
ふっと、高山植物のひとつ、「ツマトリソウ」の写真が目に止まり、引っ張り出してみた。

9年前、2013年6月15日~16日に、思い立って、妻とニ人、山小屋1泊でのんびり、福島県の安達太良山を訪れたことが有ったが、その時撮っていた「ツマトリソウ」の写真だ。
草花に疎い爺さん、多分、写真は撮れど、「君の名は?」だったと思うが、後日、ネットや図鑑で調べ、「ツマトリソウ」であることを知った気がする。

それ以前の山歩きでも、何度か見掛けて撮っていたような気がするが、いつ?、どこで?の記憶が全く無くなっており、どうしても探し出せない。

(ネットから拝借の「ツマトリソウ」画像)

 


ツマトリソウ(褄取草)

サクラソウ科、ツマトリソウ属、多年草、高山植物
    和名「褄取草」は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁が出来、その
    色の入り方が、鎧の威色目の一つである褄取りに似ていることに
    由来している。
原産地・分布 日本(本州中部以北、北海道等)、
       北アメリカ、シベリア、アラスカ、朝鮮半島等、温帯から寒帯に
       広く分布する。
       亜高山帯の草地や林縁等、半日陰地に自生する、
樹高 10Cm~20Cm
花色 白色
   直径1.5Cm~2Cm程の小さな花を上向きに咲かせる、
   花冠は、7つ(または6つ)に裂けて、先端が尖っている。
開花時期 6月頃~8月頃
花言葉 「純真」


 


「白い花の咲く頃」(再)

2022年03月24日 19時00分26秒 | 懐かしいあの曲

3月、4月、5月、雪解け、せせらぎ、白いモクレンやコブシの花・・、
毎年この時期になると、故郷、北陸の山村の早春の情景が思い出される。
卒業、就職、初恋、別れ・・・・、
そして、脳内に流れてくる曲のひとつに「白い花の咲く頃」が有る。

今更になってネットで調べてみると
「白い花の咲く頃」は、寺尾智沙 作詞、田村しげる 作曲の歌謡曲で、1950年(昭和25年)に、NHKラジオ第1放送の「ラジオ歌謡」で紹介され、大ヒットした楽曲。歌唱した岡本敦郎 の代表曲の一つになった楽曲である。その後、水原弘、倍賞千恵子、菅原洋一、鮫島有美子、三橋美智也、石原裕次郎、都はるみ、小柳ルミ子、等々、数多の歌手にカバーされ、抒情歌としても親しまれている。

寺尾智沙 作詞、田村しげる 作曲 「白い花の咲く頃」

1 白い花が咲いてた
  ふるさとの遠い夢の日
  さよならと云ったら
  黙ってうつむいてたお下げ髪
  悲しかったあの時の
  あの白い花だよ

2 白い雲が浮いてた
  ふるさとの高いあの峰
  さよならと云ったら
  こだまがさよならと呼んでいた
  淋しかったあの時の
  あの白い雲だよ

3 白い月がないてた
  ふるさとの丘の木立に
  さよならと云ったら
  涙の眸(ひとみ)でじっとみつめてた
  悲しかったあの時の
  あの白い月だよ

「白い花の咲く頃」・ハーモニカ演奏 (YouTubeから共有)

「白い花の咲く頃」・岡本敦郎 (YouTubeから共有)

 

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足腰をだましだましの爺散歩

2022年03月24日 17時07分43秒 | 散歩・ウオーキング

当地、今朝も、2℃前後と、真冬並みに寒かったが、
日中は、14℃前後まで上がったようだ。
霞か雲かはたまたスギ花粉か、ぼんやり、薄曇ってはいたが、
風が無かった分、まずまずの天気。
午後になり、買い物に出掛けたついでに、
その近くをちょこっと歩いてきた。
毎度のこと、コンデジで、カシャ、カシャ、撮りながら、
足、腰、痛!、痛!、だましだまし、
スマホの歩数計で、約4,800歩。

ハクモクレン(白木蓮)

シャクナゲ?・・かな、

アセビ(馬酔木)      ???

ハヨ サキターイト マッテイルー ♪

ダイサギ

 


プリムラ・マラコイデス(乙女桜)

2022年03月24日 10時01分30秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

花にも疎い爺さん、ブログを始めた頃までは、我が家の庭に咲く花であろうが、道端、空き地、畑、川原等で蔓延っている野草であろうが、公園や植物園等で鑑賞出来る草木であろうが、山歩き中に撮った高山植物であろうが、見掛けても、花名も知らず、分からず、覚えられずで、ほとんど珍紛漢紛だった気がする。数多のブログを拝見するようになってから、その無知ぶりを痛感、初めて、花名等を知ろうという気になったものだったが、教えてもらっても、ネットや図鑑で自分で調べても そのそばから忘れてしまう老脳、出来る限り、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に書き込むことで、少しづつだが、分かる草花が増えてきたように実感している。草花に詳しい人からは、「なーんだ、そんな花も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては、新情報、新知識、「爺さんの備忘録的花図鑑」は、後日、また忘れてしまった時等に、確認したりするのに役に立つ存在になっている。

これまで撮ってきた写真が、外付けHDに大量に溜まってきており、時々、その気になって、不要無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理を進めているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまい、そんな古い写真を引っ張り出して、ブログネタにしているという次第である。
ふっと、「プリムラ・マラコイデス」の写真に目が止まった。

なんとも、舌を噛みそうな花名だが、この花名は、比較的早くから、なんとなく知り覚えたものだった。「猫額庭の花と庭の係」の妻が、若い頃から、プランター等で、結構一生懸命育てていた花の一つだったからだが、毎年、春先には、「花の写真を撮るだけ係」の爺さんの出番で、カシャ、カシャ撮っていたため、「プリムラ・マラコイデス」の写真は、数十枚は、外付けHDに残っている。とりあえず何枚か、引っ張り出して、ブログ・カテゴリー「爺さんの備忘録的花図鑑」に書き留め置くことにする。

今から16年前、2006年4月6日に撮っていた「プリムラ・マラコイデス」
その頃はまだ、花、庭に手を掛けていたことがなんとなく分かる。

2013年3月18日に撮っていた「プリムラ・マラコイデス」

2019年3月16日に撮っていた「プリムラ・マラコイデス」

2021年2月26日に撮っていた「プリムラ・マラコイデス」
昨年の冬は、温かかった・・・ということだろうか?

今年、2022年3月12日に撮っていた「プリムラ・マラコイデス」
健気にも、放ったかしの猫額庭のあっちこっちで咲いて・・・、


プリムラ・マラコイデス(乙女桜)

サクラソウ科、サクラソウ属(プリムラ属)、1年草(元々は多年草)、
   別名 「オトメザクラ(乙女桜)」「ケショウザクラ(化粧桜)」   
   「プリムラ」とは、ラテン語で「最初の」の意。早春に花を咲かせる
   ことに因んでいる。
   日本原種の「サクラソウ(桜草)」もこの仲間だが、花が小ぶりで
   あることから、「乙女桜」と呼ばれる。
   「プリムラ」とは、主に、中国の原種をヨーロッパで品種改良した
   ものの総称で、「プリムラ・マラコイデス」の他に、
   「プリムラ・ポリアンサ」「プリムラ・オブコニカ」
   「プリムラ・ジュリアン」等が有る。
原産地 中国南部、雲南省、四川省等
草丈 20Cm~50Cm 
花色 ピンク、白、深紅、暗紫、複色、絞り咲き 等
開花時期 12月頃~4月頃
花言葉 「運命を開く」「素朴」「気取らない愛」


 


藤沢周平著 「花のあと」

2022年03月23日 14時10分28秒 | 読書記

図書館から借りていた、藤沢周平著 「花のあと」(文春文庫)を読み終えた。本書には、表題の「花のあと」の他、「鬼ごっこ」「雪間草」「寒い灯」「疑惑」「旅の誘い」「冬の日」「悪癖」の短編時代小説8篇が収録されている。


読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう爺さん、読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも、その都度、備忘録として、ブログ・カテゴリー「読書記」に 書き留め置くことにしている。


「鬼ごっこ」
主な登場人物・吉兵衛、おやえ、南岳坊、おきぬ、小山宇右衛門(定町廻り同心)、政吉(岡っ引)、半左衛門(蝮の市蔵)
吉兵衛が場末の岡場所から身請けしたおやえが殺された。何故?、誰が?、元むささびの吉と呼ばれていた吉兵衛は・・。
「しかし、むささびの吉が姿を消してから10年にもなるし、大体人殺しはしなかった男だ」「しかし、匂います」

「雪間草」
主な登場人物・松仙(凰光院、松江)、服部吉兵衛、谷村新左衛門、寺井権三郎、信濃守勝統、白幡蔵之助、
藩主信濃守勝統の側妾だった松江は、10年前に世を捨て凰光院、女僧松仙としてほそぼそ暮らしていたが、元許嫁だった服部吉兵衛が、罪を犯したとして、国送りされ、監禁され、切腹命令が出されると聞き・・・、江戸へ助命嘆願に。男勝り、豪力の松仙は、
「あ、つ、つと言って信濃守は腰を浮かせた。はなせ、何をするか、これ、はなさんか、お松・・ご返答は、いかがですか、わかった、わかった、とにかく手をはなせ」・・・これで、一区切りがついたと、松仙は思った。服部吉兵衛のことも、信濃守とのことも・・・。

「寒い灯」
主な登場人物・清太、おせん、おかつ、喜三郎、
おかつ清太の実母)と馬が合わず家を飛び出したおせんが、おかつが病気になったことを景気に、心が動く物語。
「帰ろうか・・・、と、はじめて思った」、「おせんは、来た道を、とぼとぼもどった。永堀町の家の障子に映る灯影が、次第にあたたかくまたたくのを感じていた」

「疑惑」
主な登場人物・笠戸孫十郎(定町廻り同心)、伊勢蔵(岡っ引)、河内屋庄兵衛、おるい、鉄之助、神谷三斎(祈祷師)
定町廻り同心笠戸孫十郎が、蝋燭問屋河内屋主人庄兵衛殺しの真犯人を突き止める推理小説的物語。
「おるいは、かすかに笑った。殺さなくとも、あの人は抜け殻のような、かわいそうな人でしたもの・・・月のない暗い夜で、孫十郎の気分は闇が心の中にまで押し入ってきたように、暗く重くなっていた」

「旅の誘い」
主な登場人物・安藤広重(徳太郎、安藤重右衛門、鉄蔵、一幽斎広重、一立斎広重)、竹内孫八、池田英泉、北斎、歌川豊広、
浮世絵師安藤広重の視点から、版元、絵師仲間等との関わり合い、事情等を描いた物語。父母が死去、定火消同心安藤源右衛門の養子となった徳太郎が、家督を継ぎ、定火消同心安藤重右衛門となったが、祖父安藤十右衛門に子が出来たため、直系の仲次郎に家督を譲り、居候のような立場になってしまった広重。歌川豊広に弟子入りし、内職のように絵を描いていたが、「東海道五十三次」が売れ出した。
町絵師として、一介の町人として、この女と二人で暮らすのだ、と思った。
「先生、旅に出ませんか・・・」・・・あんたは淋しい人だと英泉は言ったが、淋しい人間として、今度は木曽街道を歩いてもよいと思った」


「冬の日」
主な登場人物・清次郎、おいし、善六、政吉、
清次郎が、偶然に入った飲み屋に、昔奉公していた店但馬屋の娘おいしがいた。半信半疑だったが、気にかかり、半月後再会、お互いに紆余曲折、苦労を重ねてきたことを知ることになり・・・、
「そのおいしが清次郎の小さな店先に、ひょっこり姿を現したのは、師走に入って10日ほど経ったころだった・・・」

「悪癖」
主な登場人物・渋谷平助、茂登(平助の妻女)、帯屋助左衛門、内藤惣十郎、服部内蔵助(中老)、萩原十内、
飲み過ぎると誰彼構わず相手の顔を嘗めるという悪癖が有る渋谷平助を描いたユーモラスな物語。家禄35石という小禄の渋谷家入婿の平助は、算盤は確か、口が固いことで通る勘定方だったが、藩の派閥争いの中、河川改修工事の不正調査を命じられ・・・、
「中老は高笑いした。・・・・、とてもこれ以上はがまんできない。「おもしょい」、ほとんどわめくように平助は言った・・・・」

「花のあと」
主な登場人物・寺井以登、甚左衛門(以登の父親)、江口孫四郎、加世、藤井勘解由、加納幾之助、津勢、片桐才助(以登の許嫁、後の寺井甚左衛門)、おふさ、
老女以登が、「祖母(ばば)は・・」の語り口で、外孫加納幾之助に、若かった頃の話を聞かせる形式の物語である。娘盛りを剣の道に生きた以登にも、秘かに想う相手がいた。二ノ丸の花見で声を掛けられた、羽賀道場随一の遣い手江口孫四郎だった。その孫四郎が自裁、その真相は?、許せぬ。夕雲流の以登、藤井勘解由を呼び出し・・。風采の上がらない許嫁片桐才助が入婿、後に筆頭家老にまでなるという筋書きである。
「祖母(ばば)は、それっきり、花見にいかんなんだ」、「江口孫四郎と出会ったときの二ノ丸の花は、ありありと目に残っているが、その後は、花盛りを見ても、さびしい色に見え、花が終わったあとのように、気持ちまでしんしんとさびしくなるばかりじゃった。祖母(ばば)の花の季節も終わったせいであろうかの」

 

 

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