雨上がり、秋の夕暮れが近い時間帯に、街路樹の傍を歩いていた。ハナミズキの赤い実が紅葉した葉の間から顔を出していた。
赤い実と言えば『ガマズミ』。春先から初夏にかけ白い花を付ける。鉢植えにしているこのお宅では、広い敷地のお宅、門のエントランスで美しく花が咲いて印象深かった。
写真は2021年春撮影
そして、半年が過ぎ、今度は赤い実がいっぱい付いていた。美しい。
ガマズミの赤い実は初めのうちは、独特の酸味があり、真っ赤に熟した頃には甘みが出てくるとご主人が教えてくれた。
このガマズミの赤い実は果実酒に利用したり染料としても用いることができるそうだ。また、そのまま食べることもでき、疲労回復の薬としても知られている。
青森県では『ジョミ』と呼ばれ、実のジュースが特産品のひとつになっていると10数年前に同窓生から聞いたが、私はまだ食べてはいない。