マニュアルとは・・・goo国語辞書によると、『マニュアル』とは・・・機械・道具・アプリケーションなどの使用説明書。取扱説明書。手引き書。 2 作業の手順などを体系的にまとめた冊子の類。 3 操作などが、手動式であること・・・と記されている。
仕事をしていく上で、マニュアルがあるとその通りにしていけば難なく業務が遂行でき、異動などの引継ぎなども大変スムーズに行える。
通常の業務はこれで十分間に合うのだが、ノーマルでない場合はマニュアルをもとにどう対処するかが課題になってくる。
特に非常時の対応については、非常時マニュアルが作成されていてもあまりそれを熟読していないことが多い上、心理的にも動揺が大きく肝心なことを理解できていないとそのマニュアルが役に立たない場合がある。
このために、普段から訓練などを通じて非常時のマニュアルを徹底したりしているわけだが、担当者がどんどん異動していくと、訓練しても役に立たない。
福島第一原発事故の際、官邸の初動体制が全く機能していなかったということが明らかになった。昨日の民間の事故調査報告書報道から察するにマニュアルがあることすら知らなかったとはもってのほかだ!
では、原発事故災害対策マニュアルは最悪の事態を想定して作成されていたのだろうか?
事故後、“想定外”ということばが舞った。地震災害は想定外だったが、これは自然が相手なので、ある程度諦め切れる部分はあるが、原発事故についてはやはり人災の要素が濃い。
先日の事故報告書でもその匂いがうかがえたが、原発事故にはマニュアルは準備されていたはずだ。
その通りにしていればよかったが、今回はどうだったのか?
知りたい。