近くの大学キャンパスからセンター試験を終えた高校生らがほっとした表情で出てくる光景に接した。
きのう、きょうの2日間、大学入試センター試験が全国各地で行われ、全国で56万人近くの人がチャレンジしたという。
きのう、テレビの昼ニュースは受験前のインタビューで、やや緊張している高校生の話しを放送していたが、みんな結構明るい表情でてきぱきと答えていて、私たちが受験した頃とは試験そのものが変わったからだろうか暗さはほとんど窺えなかった。
今朝は、きのう実施された教科の問題が新聞に掲載されていたが、あまりに字が小さすぎて拡大しないと無理でルーペを出してきて見てみたものの、すぐにギブアップしてしまっていた。
この日は、文系の科目で国語や英語筆記、英語リスニング、現代社会、地理、歴史など5教科、きょうは理科、数学の試験だったが、今の私は、はたしてこの問題で、規定時間内にやり終えて何点取れるだろうか?学力のなさ、記憶力の低下が嘆かれる。
民主党政権の誕生で、昨春から高校の授業料が無償化され、この制度で実質、小中学校に続き高校まで“義務教育化”された。中等教育学校など中高一貫校がどんどん誕生し、12年間の学習の成果を試す意味からも、このような入試センター試験を充実させ、大学に入ってからの教育を改革していくことも、これからの日本が必要としていることではないだろうか。
http://mainichi.jp/select/seiji/indicator/kosodate/032.html(毎日jp)
共通一次試験、入試センター試験と名称は変わったが、われわれの時代の大学入試と比べ大きく入試制度が変革されてきた。
同時に、ほとんどが大学へ進学するようになった。その大学教育は今どのように変わっているのだろうか?
より高度な専門性を身に付け、社会人となる前の4年間に十分な社会性を含めた人間性を磨く教育するのも大学教育だろう。
社会人になったとき、『大学は出たものの、この人には何もない・・・」などということだけは言われないように・・・。